成果主義・目標管理・ムラ社会・低能だけれど高給取りといった話。
人事制度の難しさがよくわかる。
もちろん制度だけではなくて、制定する人間や運用する人間の問題も。
会社の制度に疑問・不満があったら読んでみるといいかもしれない。 それからこれから制度をいじろうとしている会社の人たちも。
もちろん答はそこには無くて、頭を使ってそれぞれの組織にあったものを考えていくしかないのだが、いろいろなヒントが得られるだろう。
ちなみに巻末付録2のリストラ年表に「2004・3 富士通ゼネラル、冷蔵庫事業から撤退」とある。 そういえば、数年前に実家で買い換えた冷蔵庫が富士通ゼネラル製だったなぁ。 この時は設置場所の寸法上、これしか選択の余地が無かったのだが。
これまでの日本語は世界でも類を見ない「3重表記」(ひらがな、カタカナ、漢字)の言葉でした。この特性を生かして、本書は、英語(あるいは他の外国語)をそのまま取り入れた「4重表記」で書かれています。これは、いわば日本語表記の未来型です。(p.5)
というシリーズの理念に従った体裁になっている。 例えばこんな感じ。
そしてその結果、翌2002年度、リストラによって固定費 fixed expenses の削減 cut に成功した各社は、公約どおり業績を急回復 sudden recovery of business させた。(p.8)
非常に読みにくい。 理念では「4重表記」と言っているが、「3重表記」といっているものとは「n重表記」の意味が違うではないか。 この書き方では日本語の体をなしていない。日本語の単語を英単語(熟語)に置きかえるか、日本語の後に括弧付けするならまだわかるが、これは酷い。 もちろん英語の併記自体は役に立つのでよいことだけに惜しい。 「いわば日本語表記の未来型」とまで言ってしまう発案者は何を意図しているのだろう。
語の対訳掲載については「コンパイラ-原理・技法・ツール」の書き方が素晴しい。 索引の各語に対訳が書かれておりそのまま対訳表として使える。 プログラミングの際に、変数名・メソッド名を決める時に非常に役に立っている。 専門書の翻訳本はぜひ見習って欲しい。
[ 読書ノート ]
話は昨年からあった、成果主義をとりいれた給与制度の導入の説明会が行われた。 導入といってもまだ、立案段階で完全に制度が決まった訳ではない。
各自がそれぞれやる気を高めて業務に取り組み会社が発展して、成果が報酬に反映される制度になればむろん歓迎だ。
現在感じている事を素人なりにまとめてみておこう。
「内側から見た富士通「成果主義」の崩壊」でも書かれているとおり、目標管理による成果主義はなかなか難しいものがあると思う。
特に「情報関連の小規模企業」である事から、半年・一年といった目標が立てにくい。 またスタッフが半年・一年といった期間で立ててしまった目標設定に固執してしまうことによって、遊撃隊的小回りのある動きがそこなわれた場合の損失も大きい。 目標を立てるにしても3ヶ月毎程度のレビューができるような制度でなければならないであろう。 逆にこれより短いと管理コストがかさんでしまう。
また説明会では「スタッフが目標を共有しアクティビティを高めて業務を進める事が重要である」といった点が強調され、それに頷く意見も多かった。 これは至極もっともな話で否定する点はない。
しかし目標管理が給与制度と連動すると、この理想が遠のく可能性がでてくる(高評価を得るためのゆがんだ目標設定や、目標設定されなかった作業の軽視など)。 この点についての議論は足りているのだろうか。
目標管理による成果評価を行うなら、全員相当のトレーニングが必要だと思う。 昨年の試験的な目標管理の実施についても、最後まできちんと評価作業を行い各スタッフがいろいろと学習すべき(あやうくフェードアウトの可能性があった)。
またアジャイルな開発プロセスとの関係も調べてみたいところだ。
完全に公平というのは非常に困難だと容易に理解できる。
個人的には、辛さもともなうかもしれないが人間による評価というプロセスが含まれるなら
が必要なのではないかと考える。 目標管理を使うなら、もちろんそれも互いに閲覧できるようになっていなければならない。
でもそういうのって体験した事がないから本当に良いのかは知らない。 日本の文化にあうのかどうか。
それから絶対評価なのか相対評価なのかも、ルーズにせずきちんとルールに盛り込まないと駄目だ。 そこが曖昧では、済し崩し。
いろいろな事例を参考にしつつ、ベースの制度を選んで自社流に調整といった感じか、やはり。
増上寺の花見を終えて三解脱門を出る。大門をくぐって右に進むと、軍艦ビルだ。
秀和芝パークビルは小学生の間で軍艦ビルと呼んでいた。 いわゆるオフィスビルなのだが、1Fにはその時その時で様々なテナントが入る。
小学生のときにはいりびたっていた。 目がくらむようなら様々なグッズが所狭しと並んでいたバラエティショップがあった。
科学雑誌 Newton のキャンペーンで「コンピュータが出題するクイズに答えて高得点を出すと、その雑誌をもらえる」というのをやっていて、それこそ問題を暗記するまで繰り返しやって景品をゲットした。
バックギャモンを覚えたのもここだ。
バンダイのアルカディアで遊んだり、はたまた TOMY のぴゅう太を触ってみたりもした。
NEC やら富士通やら国内コンピュータメーカがショールームを持っていてそれこそ毎日きていじっていた。 展示機にデモとしてインストールしてあったゲームを遊んだり、BASIC プログラムのパラメータをいじってみたり、マイコンBASICマガジンのコードをぽちぽち入力したり、帳票ソフトに適当な文字を打って印刷してみたり。
今の自分を作った重要な場所であったりする。
そしてまた軍艦ビルはその先少しいったところにある芝プールからの帰り道にあるビルであり、夏の暑い時にはたまらないウェンディーズのフロスティを買い食いする場所であった。
大学生になってからは彼女とひと泳ぎして、1Fダイエーナウの軽食コーナーでチープに気怠い時間過ごしたりもした。
などなど、以外に自分の中では思い出の場所であったりするのだ。 ダイエーの浜松町オフィスセンターが入っていることもあってかダイエーナウ芝公園店というスーパーが入っているのだが、それも今年閉店という話。 2006年6月の本社機能の移転に伴っての閉鎖らしい。
場所がら昔から来客数は多くなかったようだし、お膝元での実験ショップ的な意味合いもあった店舗だったと思うので、本社機能が移転してしまえば採算が取れなければ閉店ということだろうか。
今後どうなっていくのかと想像しつつ、久しぶりにウェンディーズで食事。 やっぱり2流っぽい味。
いよいよ ThinkPad X31 の HDD を交換。 物理的な交換は簡単。
まずは ThinkPad をひっくり返して、ネジを外してひっぱって HDD を取り出す。
次に側面の4本のネジを外してシャーシと黒いカバーを外し、新しい HDD をつけて逆順に戻せば交換終了。
新しく装着した HITACHI の Travelstar 5K100 は、最初に入っていた富士通の MHT2040AT に比べて、スゥーっという回転音はちょっと大きい感じ。 4200rpm と 5400rpm の違いか?
hdparm -t /dev/hda /dev/hda: Timing buffered disk reads: 100 MB in 3.00 seconds = 33.33 MB/sec
やっと不調超低速 HDD から開放された。
あとは昨日購入した USB 外付け HDD ケース経由でデータを吸い出すまで生きていてもらわねば。
あ、そういえば Disk to Disk (D2D) 領域も一応吸い出しておきたいんだよね。 これは新しい HDD 上に OS が入って一段落してからか。
妻が。
噂では 906i シリーズが近日中に発表され6月ぐらいには発売になるとのことだが、F に関しては大幅に変わることもなさそうだ。906i が発表されると値下がりするだろうが、いろいろいじる時間のあるゴールデンウィークの今、もう待ち切れないということで機種変更に踏み切った。
ライトユーザーでメール中心の利用なので、多機能よりもキータッチ感が機種選びの重要なポイント。 それと待受画面用やiショット用レベルで満足のいく写真のとれるカメラがあること。 気に行ったカラーがあること。 そのあたりが条件。
機能重視ではないので当初は 705i シリーズで探していた。 薄型の 705i ではキータッチ感になかなか満足できる機種がない中、SH705i・SO705i・F705i まで絞り込んだ。 その中では SO705i がいいかなとまで思ったところで、インカメラがないことに気がつき候補落ち。
インカメラ付きで考えると 705i シリーズには候補はないので、905i シリーズで考え直し。
F905i・N905i・SO905i がキータッチ感からみた候補。そのなかでもっさり評判の SO905i は除外。 F905i と N905i で悩んだのだが、N905i のタイプ感のかたさと表示品質の評判の悪さから最終的に F905i に決定。
旧料金プラン(FOMAプラン39)から、タイプSS バリューにプラン変更。 あわせて、いちねん割引を廃止してファミ割MAX50に変更。
それと「ケータイ補償 お届けサービス」を追加。 iチャネルも端末割引のために加入。
前機種(F700i)も富士通製だったため、使い勝手は似ていて移行は楽のようだ。 妻的には
という点が F700i と同様で、気にいっているとのこと。
ワンセグについてはあまり使わないだろうとのことで横モーションはギミック的に余計だと思っていたが、観てみたらちょっと面白そうだとのことで結果オーライ。
カメラについては対抗馬だった N905i がオートフォーカス有りでその速度や精度はどうなんだろうと思っていたのだが、よくみたら F905i もオートフォーカス付きだった。
速写するにはどうするのがいいのかちょっと試行錯誤が必要そうだ。
サンシャインシティ・コンベンションセンターで昨日と今日の2日間開催された「コールセンター/CRM デモ&コンファレンス2013 in 東京 (第14回)」に行ってきた。 行くのは2011年の回以来2年ぶり2回目。
2年前に来た時よりコンパニオンが多い気がするのは気のせいか、それとも業界の景気が変わったのか。あと2年前に比べてアクティブサポート系のソリューション出展は激減した印象。そのかわりどこもかしこもクラウド・クラウド。 ユーザー(センターの人)から見ると「クラウド型」かどうかではなくて課題が解決できるかどうかが大切なのだけどね、やっぱり機能/構成ベースでの紹介になりがちだよねぇ。
ワークショップは1本「テクニカルセンターが売上を創出するようになるまで~富士通パソコンFMVコンタクトセンター運営ノウハウ~」を聞いた。センターとしてコストダウンするだけではなく、改善により捻出したリソースを売り上げ/付加価値創造につなげ、コストを相殺としようという話。わりに自分達が取り組んでいるのと考え方的に近い部分があった。
問い合わせて課題解決につなげるだけでなく、新しい購買につなげていくのを1つの部署で進めているというのはサイクルとして確かにいいな。ここは参考にしたい。 売上貢献額をどう算出するかというのはあるね。
1点気になったのは「会社からは常にコストカットを求められる」など、何か会社 vs. センター的な構図な言い回しだったこと。発表中ではいろいろ協力したり相互理解したりとか出ているので実際にはそうではないとは思うんだけれどちょっと気になった。「会社からは」の会社って経営陣ということなのかな、センターだって会社の一部だしね。一心同体的な意識はもっとあった方がいい気がした。
Naney (なにい)です。株式会社ミクシィで SNS 事業の部長をしています。
nDiki は1999年1月に始めたコンピュータ日誌を前身とする Naney の Web 日記(兼パーソナルナレッジベース)です。ちょっとしたノートは nNote にあります。
※内容は個人的見解であり所属組織とは関係ありません。