nDiki : 書評
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2009年1月27日 (火)
■ 「こうすれば必ず人は動く」

デール・カーネギーによるラジオ講座をまとめた「人を動かす」本。 昨年秋に出版された。 デール・カーネギーの本なので内容にハズレなし。
「人を動かす」が名著で折をみて繰り返し読みかえしている。その時その時にあらためて気付きがあるが、さすがに何度も読んでいると新鮮味がなくなるのも事実。 本書で別のストーリーで「人を動かす」真髄に触れなおすことができるという点でデール・カーネギーファンにはお薦めの1冊。
デール・カーネギーはいつも「自分は、あるいは紹介する人物は人間関係において最初こんなにダメダメ人間だったけれど、ちょっと考えを変えて言動を変えたらこんなに良くなっちゃったんだよね」と語りかけてくれる。 ダメダメだと悲嘆している人も、これなら切り開けるかもって思わせてくれるところがステキ。
本書で、気になるとすれば「脳力」という訳語。その他訳注の入れ方などちょっと翻訳に違和感を感じたところがちょっと惜しい。
なお「人を動かす」を読んだことがない場合は、先に「人を動かす」を読んだ方がいい。 というか全員読んでおくべき。 コンピュータ屋にとってもエンジニアにとっても職人にとっても必読書。
- こうすれば必ず人は動く
- 人を動かす (必読)
[ 書評 ]
- 「はじめてのGTD ストレスフリーの整理術」で3年目の再理解 (2009-01-15)
- 社員心得帖 (2006-04-05)
- 早朝会議革命 - 元気企業トリンプの「即断即決」経営 (2005-07-16)
- トム・デマルコ ゆとりの法則 - 誰も書かなかったプロジェクト管理の誤解 (2004-04-17)
- 雑誌のおまけ万年筆「ミニ檸檬」 (2005-10-06)
2009年2月17日 (火)
■ なんと恐しい「ピーターの法則」

階層社会では、すべての人は昇進を重ね、おのおのの無能レベルに到達する。- ピーターの法則
読んでいると嫌な気分になれる本である。 そしてこれを読んでしまうと、上司や政治家やその他みんなを無能か否かという目で見がちになってしまう。
今の仕事で優れた能力を発揮している人は昇進の対象となり、昇進し、そのポジションでも優れた能力を発揮できればまた昇進、そうでなければそのポジションで無能としてどとまるというのはもっともらしい。 ただ実際のところ、能力以外の他の要因で昇進できなかったり、組織を移ってまた階層の下に移るなどで、順調に無能レベルに到達できない方が多いのではないだろうか。
それと本書では事例らしきものが沢山でてきて理解を助けてくれるのだが、どれがそのまんま実話でどれが仮名にした実話でどれが創作なのかが明確に区別できないのがもったいない。 それゆえ、主張が怪しく思えてきてしまうことがある。
それと最後の章の「無能につけるピータの特効薬」が失速気味なのが残念だ。 「もしかしたら最後に光明となるなにかが述べられるのか、それとも悲観論で終わるのか」ドキドキしながら読み進めたのだが、最後はなんか処世術がきて、人類についての漠然とした話がきてオシマイ。「アレアレ?」という読後感。
ただこうついこう否定的な書評になってしまうのは、本書の主張に自分が何とか反論したい、そうではないと言い聞かせたいからなのかもしれない。 どちらにしても組織の中で生きる以上、一読しておくべき1冊であることは確かだ。
[ 書評 ]
- 私が産まれた病院でオカンが死んだ (2006-05-07)
- 手縫いで作る革のカバン (2005-07-17)
- 今日のさえずり - 京都の小学校のコンピュータ室にいったら、Squeak が (2008-03-06)
- 今日のさえずり - Che-ez! SPYZ ユーザとしては Genie ... (2008-03-03)
- [ 花粉症 ] 花粉アレルギー対策に診療所へ (2004-02-06)
2009年9月4日 (金)
■ 辞典的に使える UML 2.0 本

手元に UML 1.3 本(UML ユーザーガイド、UML モデリングのエッセンス 第2版)しかなく、JUDE/Community を使っていても最近の表記法にちょっと戸惑うことがあったので、久しぶりに UML 関係の書籍を買った。
選んだのはこれ。
UML 1.5 からの変更点もそれぞれ書かれているので、理解するのによさそうだ。
また、網羅的にかかれているので辞典的に使えそう。 図を書いている時に表記法をさっと確認する時に活用したい。
- 創発 蟻・脳・都市・ソフトウェアの自己組織化ネットワーク 読了 (2004-07-09)
- テスト駆動開発入門読了 (2004-08-05)
- トム・デマルコ ゆとりの法則 - 誰も書かなかったプロジェクト管理の誤解 (2004-04-17)
- LaTeX2e マクロ&クラス プログラミング基礎解説 (2005-04-28)
- ピープルウェア読了 (2004-05-25)
2009年9月14日 (月)
■ 「どれだけ“ない”と言ったら動き出す気になれるんだろう。」 - 行動力力

発売日7月24日の翌日に買って読み終えていたのだが、感想を書き出すまでにずいぶんかかってしまった。 あ、この時点で自分の行動力まだまだか。
本書は「すごい会議」の大橋禅太郎氏による新刊。
「行動力力」は自分にとって大切なこと・やりたいことをパワフルにやっていこうぜというのがテーマ。 例によって禅太郎節が炸裂していて、読んでいて心地良い。 これを読むとエネルギッシュな大橋氏に鼓舞されて、背中が押される感じだ。
さっそくマイクレドを決めてケータイの待受画面に設定してみている。 まだ整理しきれていなくて長いけどイマはこれ。
素敵なことをする。 最高なことをする。 いますぐやる。 やりたい方を選ぶ。 わくわくする方を選ぶ。 できちゃったところを リアルにイメージする。 妥協せず 満足できるまでやる。 どのようにすればで 言ってみる。 10年後にも 通用することをする。
氏のクレドも拝借。
やりたいことがいっぱいあるのに、ついつい面倒くさくて実行できずに自己嫌悪したことがある人は本書から得るものがあるはず。
本書が気にいったら、エッセンスをまとめた「すごいやり方」もすごいお薦め。
- このやり方でやると「すごいこと」が起きる。 (2005-06-08)
- すごい考え方 (2005-12-10)
- マイクレド待受画面更新 (2010-01-05)
- 今日のさえずり - まずはじめに机の上にある誰かからのお土産を食べる (2010-01-04)
- お伽話のような衝撃的な言霊本「ツキを呼ぶ魔法の言葉 講演筆録」 (2010-01-27)
2009年9月20日 (日)
■ クリアリングでマイナス思考を3秒で削除 - No.1理論

今月の前向き交流会(記事)で紹介されてその日に本屋で買って帰ったのが、西田文郎氏の「No.1理論」。 駒大苫小牧高校を甲子園優勝に導いた能力開発法についての本。
そういえば2年前に駒澤大学経営学部で准教授(経営組織論)の日野健太氏と会った時に、「駒澤大学附属苫小牧高等学校の野球部香田監督にインタビューしたところ、常に甲子園という夢(ビジョン)を持ち続け部員に語っていた」と言っていたという話を聞いたのを思い出した(記事)。これはこのNo.1理論のことだったんだな(多分)。
根本はマーフィーの成功法則と同じだ。マーフィーの成功法則では潜在意識という観点で説明しているが、No.1理論では脳科学の点からでの考察も説明されている。 またいわゆるプラス思考の重要性に加えて感情・イメージをプラスに持っていくことの重要性を指摘している。考えてみるとマーフィーも同じことを言っているのだが、そのことについて本書によって再認識できた。
成功は簡単と思うこともポイントで成功する人は「できて当たり前」と思えているとのことだ。 本書も読者に対して誰でも簡単にを強調し、とても優しい態度で勇気づけてくれる文章で書かれている。 マイナス思考については過去の経験によって生じるものであるが、例え100回マイナス思考してしまっても、101回目でプラス思考になれば良いということで、いつでも「これからがスタートなのだ」という気持ちが大切としている。
本書で1番実用的と感じ、実際にすぐに役にたったのは「クリアリング」の技術だ。 自分の「目標」を「体の動き」で表すようにし、その動作をすることで頭を切り替えさせるというテクニックである。 著者は指を5回鳴らすことでマイナス思考を消すようにするようにしているという。
自分もそれにならって「左手の指1本を立てる」動作を「マイナス思考をクリアする」ことにしてみた。 実際にやってみるとこれが面白いように気持ちを切り替えさせてくれる。 このテクニックは活用しない手はないな。
「No.2ではなくNo.1を目指せ」という意味なども含め何度も読む価値がある1冊。
- 仕事のヒント (2005-11-26)
- 新幹線用「ウェブ進化論」 (2006-05-13)
- 事業方針を「どのようにすれば〜」化すれば何かが見えてくる (2006-01-05)
- Joel on Software - 必読書 (2008-08-14)
- テスト駆動開発入門 (2004-08-02)
2009年9月22日 (火)
■ キッパリ! 脱いだ靴は、そろえる。

先日読んだ「No.1理論」では「ツイている」ことを重視していた。 それを読んだ時、「以前『ツイてる』というキーワードが Web で一時期流行っていた気がするなあ」とふと思った。 「そちらは自己啓発本か何かが起源かなあ、そういえば表紙は見覚えのあるあの本かなあ」と思って辿りついたのがこれ。
タイトルは違った。キッパリ!だった。まあいいや。 120万部以上売れ本なので読んだ人も多いと思う。 文庫本化されて手頃になったので、この機会に読んでみた。
今実行してみているのは「テンコブポーズ」と「01 脱いた靴は、そろえる。」。 どちらも体を動かすもので、「こういう風に考えよう」などと違って明確にやってみやすい。
表紙にもなっているテンコブポーズは、やる気は体の動作によって引き起こすことができるという事をわかりやすく形にしていて、すぐに実践できてよい。
「また脱いだ靴は、そろえる。」は礼儀作法や整理整頓という観点だけではなく、「あとでではなく、その場でやる」という習慣づけの強化になりそうだという点が気に入った。
その他見開き2ページで1テーマという構成なので、他の人と簡単に内容について語り合えるというのもポイント。 次に読んでいる妻と面白いと思ったテーマをたまに「キッパリ! のアレ」という形で話をしている。掘り下げて考えることができてよい。
1つでも自分を変えるものがあれば見つけものといった1冊。
[ 書評 ]
- パーソナルファクシミリを物色 (2007-01-07)
- なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣 (2007-04-15)
- 仕事のヒント (2005-11-26)
- ステーショナリーに手を出した - 私的10大ニュース2005 [ misc ] (2005-12-31)
- お伽話のような衝撃的な言霊本「ツキを呼ぶ魔法の言葉 講演筆録」 (2010-01-27)
2009年9月27日 (日)
■ スッキリ! 散らかっているものは、とりあえず拾う。

「キッパリ!-たった5分間で自分を変える方法」(記事)が面白かったので続編も買って読んでみた。
「キッパリ!」に比べてちょっと具体性が低めで指針的なものが多い感じ。 また「~する」ではなくて「~しない」「~である」というのが混ざっていて、読んでいて「あれ、で何をすればいいの?」とひっかかってしまうことがしばしばあった。 もちろん自分で考えることが大事なのではあるのだけれど、そうすると「5分間で」というにはちょっと重すぎたり気がする。
すぐに採用してやり始めたのは「05 散らかっているものは、とりあえず拾う。」。 うん、わかってはいるけれどなかなかやれないことなので、これを機に気をつけてみることにする。
あとは心に届いたのが
- 「33 何かを手に入れる時は、何かを手放す。」
- 「51 去るものは、追わない。」
かな。並べてみると、恐れず変化していこうということが今の自分に必要なのかもしれない。
読んで、どれが気になったかで今の自分の心の状態がわかるかもしれない1冊。
[ 書評 ]
- 早朝会議革命 - 元気企業トリンプの「即断即決」経営 (2005-07-16)
- トム・デマルコ ゆとりの法則 - 誰も書かなかったプロジェクト管理の誤解 (2004-04-17)
- 雑誌のおまけ万年筆「ミニ檸檬」 (2005-10-06)
- 現代の経営(上)読了 (2005-01-31)
- 「稼ぎ力」ルネッサンスプロジェクト - 渋井真帆 (2005-02-27)
2009年12月11日 (金)
■ パパトニーのつぶやきがカッチリした文章で驚き

nyafuru に借りた「ダーリンは外国人 with BABY」を読み終えた。
京浜東北線のトレインチャンネルで一時期「ダーリンは外国人(と with BABY)」が流れていて非常に楽しくて一度読んでみたかった一冊。 with BABY ではトニーの濃いキャラはそんなに強くなくて、妊娠・出産・乳児子育てネタがばりばり中心。 新米パパ・ママには共感したりなるほどと思ったりすることころが多くて楽しめるだろう。
なにより面白かったのが途中途中に挿入される「パパトニーのつぶやき」ページ。 本編のキャラとはギャップのあるしっかりとした日本語で書かれた理屈・持論が面白い。 トニーが生真面目に考え込んだいるところが目に浮かぶようだ。
[ 書評 ]
- 今日のさえずり - 吉野家の牛丼、肉の厚さが改善された気がする (2009-12-08)
- 今日のさえずり - ダッフルコートを着ていた時期がぼくにもありました (2009-12-04)
- 今日のさえずり - 夜の遊び場がヤマダ電機 (2009-11-12)
- 創発 蟻・脳・都市・ソフトウェアの自己組織化ネットワーク 読了 (2004-07-09)
- 今日のさえずり - パトカーの絵にタクシーと書いたフリップ (2009-12-03)
2010年1月27日 (水)
■ お伽話のような衝撃的な言霊本「ツキを呼ぶ魔法の言葉 講演筆録」

妻が前向き交流会でいただいてきた「五日市剛さんの ツキを呼ぶ魔法の言葉 講演筆録」を読んでみた。 短い小冊子なのだが非常に濃厚でグングン引き込まれ自分でも興奮しているのがわかる衝撃的な1冊。
著者の体験談をもとにした講演録から「言葉の力と大切さ」についてあらためて考えさせられた。
- 「嫌なことがあったら『ありがとう (Thank you)』」
- 「良いことがあったら『感謝します (I appreciate)』」「未来のことにも『感謝します』」
- 「ツイてる」
簡単。これで人生が変わる。
未来のことに感謝するというのはジョセフ・マーフィーの教えと同じだ。 また「楽しい方を選ぶ」という氏の姿勢は大橋禅太郎氏の「行動力力」(記事)にある「わくわくする方を選ぶ」に通じるものがあり共鳴した。
さっそくマイクレド待受画面に上の言葉を追加しておいた(記事)。
紹介してくれたライフプランナーの方にまさに「感謝」。そしてツイてる!
本書は2004年初版で、すでに110万部を突破しているらしい。 Amazon.co.jp や普通の書店で扱われていないのが残念だが、通販サイト等でも入手できるようだ。 この本はペイフォワードしたくなる力を持っている本。こんど誰かに紹介・プレゼントしたい。
- TQ 読了 - ちょっとずつ実践中 (2005-07-08)
- ツイていないことを考えることはできません (2010-02-01)
- 「はじめてのGTD ストレスフリーの整理術」で3年目の再理解 (2009-01-15)
- 私が産まれた病院でオカンが死んだ (2006-05-07)
- 「稼ぎ力」ルネッサンスプロジェクト - 渋井真帆 (2005-02-27)
2010年2月1日 (月)
■ ツイていないことを考えることはできません

「ツキを呼ぶ魔法の言葉 講演筆録」(記事)を読んで以来、「ツイてる」を口癖にするようにしたら、今までより気持ちが明るくなってその効果に驚いている。
去年「ツイてる」ってキーワードの本を読もうと思って「キッパリ!」に辿りついた(記事)んだけれどどうも勘違いで(もちろんこれはこれで良かったのだが)、「ツイてる!」の筆頭と言えば斎藤一人氏らしい。 そういえば「行動力力」で大橋禅太郎氏も
斎藤一人さんの『ツイてる!』(角川書店刊)という本の中に、ツイてるかどうかが実力の大きさであり、それは毎日何度も「ツイてる!」という言葉を使っていると実際そうなる、というようなことが書いてあって、そのことを知って以来、僕もツイてる。 -- 行動力力 p.75
と書かれていたっけ。
ということで「ツイてる!」を読んでみた。 タイトルにある「ツイてる!」について終始語られているかなと思ったが、そうではなくてさらに幅広く斎藤氏の考え方が紹介されていた。 心優しさのにじみでている腰の低い語り口調の文章、それでいて芯のあるとても良い教えがぎっしりつまっていて価値ある一冊だ。 読み易くてさらりと読んでしまって、あれっと思ってすぐにもう一度読み返したぐらいすっと入ってくる本。
「ツイてる!」については
という真髄がずばり語らてている。なるほど!
その他魅かれたのは
- 「おはようございます! 感謝してます (p.25)」 やはり感謝の言葉も大切。
- 「現在悩んでいることは一年後には消えてしまう (p.40)」
- 「『ツイいる』と思えない人は、頭が良すぎるんです。(p.51)」 No.1理論でも同様の事が書かれていた。
- 「要は、仕事をするときに、勢いをつけて速くやればいいんです。(p.77)」すぐやる。そして
- 「『じっくりやる』というのは、普段から何も考えていない証拠です。(p.80)」グサリ。
- 「恥をかいていいんだよ (p.110)」
- 「相手を絶対変えようとしないこと。(p.130)」ジョセフ・マーフィー、デール・カーネギーとリンク。
- 「100%自分の責任 (p.137)」すごいやり方とリンク。
- 「笑顔と愛のある言葉 (p.149)」
- 「よかったね」「あなた、偉いね (p.152)」
など。どれも今まで感銘を受けた本などの言葉とつながっていて、やっぱりそうなんだなと思わされることしきり。 それらを実行できているなんてやっぱりすごい。
この本を読めてツイてる!
- このやり方でやると「すごいこと」が起きる。 (2005-06-08)
- すごい考え方 (2005-12-10)
- 「どれだけ“ない”と言ったら動き出す気になれるんだろう。」 - 行動力力 (2009-09-14)
- 仕事のヒント (2005-11-26)
- お伽話のような衝撃的な言霊本「ツキを呼ぶ魔法の言葉 講演筆録」 (2010-01-27)
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