nDiki : 1999年01月26日

1999年1月26日 (火)

計算機数学レポート採点で思う、「読みやすいレポート」

本日、仕事で情報科学科2年生の計算機数学という科目のレポートを採点した。 レポート採点者の立場として「読みやすいレポート」について考える。 今回のレポートは教科書の練習問題を解いて提出するというもの。

ちなみにこの見解は、私の見解であり、他の人は全く違うかもしれない。 また、私自身ここで言っている印象(だけ)で採点しているわけではない。 誤解なきように。

見た目

字がきれいなこと(丁寧なこと)。

やはりなんといっても字がきれいでないと駄目。 字の下手な人もできるだけ丁寧に書くべき。 汚い字のものは読む気がしないし、実際読めないものも多い。 また人のレポートを書き写す人のものは、急いで写すのか殴り書きのようなものが多い。 逆にいえば殴り書きのものは、まず書き写し(コピーレポート)ではと疑われるであろう。

そういう意味では、女性の方が字がきれいな人が多いので得をしているかもしれない (別に区別しているわけではない)。

一部だけワープロ(パソコン)は逆に貧相。

途中で挫折したのか、はたまた意図的か。 一部だけワープロなものは、逆に手書きの部分が、余計に貧相に感じる。 図などが手書きなのは仕方ないなと思うが(授業レポートにそこまでこらなくても)。 ワープロを使うなら是非全部。

高いレポート用紙の方がいいかも。

安いレポート用紙はぺらぺらで、中身まで安っぽくみえそうだ。 ちょっと高いのを買えば紙をしっかりしていて厚くて良い。 まぁ、大学のロゴ入りのレポート用紙の人が多いのでまぁそれはそれでいいだろう。

採点しやすさ

解答の順番が正しいこと。

採点する側もやはり、思考の流れがある。 解答の順番が問題順(または授業での順番等)に沿っていないと疲れる。 また、他人のレポートを複数の人でよってたかって写す場合に、順番が乱れることがあることも知られている(実際私もそうだった)。 提出までの時間があまりないと、とにかく手にはいったものをどんどん書き写すためこうなる。 もし順番に書けないなら、用紙をわけて書いてあとで並べ替えて閉じた方がいいかもしれない。

人のを写さない。

写すとはっきりいってばれる。 丸写しは採点者には助かるのだが。 なにせ同じ点をつければいいのだから。 が、写しの場合、写した人、写された人ともに減点、または採点の対象とならない事も多いのでやっぱりやめた方が。 どうせ写すならばれないように。

綴じ方の指示があれば従う。

複数枚のレポートの綴じ方、体裁が指示されているのなら必ず従う。 右綴じの中に一つだけ左綴じがあったりすると、作業の流れが狂い非常にまずい。 当然みる方もやな気分になる。

問題番号をわかりやすく。

問題を解いて提出する場合は問題番号をはっきり目立つように。 全問解くことを期待していない場合、解答数が採点に影響する。 解答数を数えるのに、問題番号がみにくいと、数え漏れされることもあるだろう。

解答の前に問題が写してあればなおよい。

テキストの問題の解答を採点する時、採点者は最初に問題とレポートの双方をみなければならい。これが面倒だ。 もちろんある程度採点が進めば問題も頭にはいるが。 問題が書いてあるレポートが採点の最初に出てくるととても助かる。 印象もアップだ。 ただし、問題がそばにあるので、じっくり答を吟味しやすいのも確かだ。 答が間違えているなら、採点者がそれをみつけやすくなるので、逆効果かもしれない。

問題だけ、レポートの最初に列挙にされてあってもどうかと思う。 もちろん実験レポートのたぐいなどは最初に問題が記述されるとおもうが、問題数の多い解答提出レポートではまず無意味だろう。

減点されないように

字の汚い人にうつさせない。字のきれいな人に写させない。

先にも述べたとおり他人にレポートを写させてあげると自分も点がとれないことがある。 覚悟すること。 どっちがオリジナルかまでいちいち判断するほど採点者は暇ではない。 特に、字の汚い人に写させてあげると危険だ。 字の汚い人のレポートはまず写しではないかと疑われやすいからだ。 となると自分のレポートもコピーだと判断されやすくなる。 また字のきれいな人のレポートも他よりじっくりみられる可能性が高いから危険だ。

論外

  • 科目名間違えるな。
  • 食べこぼすな。
  • くしゃくしゃにするな。
  • やぶれているな。
  • 鉛筆はやめろ。

それでもコピーしなくては

それでも人間、人のを写して提出したときもあるだろう。 忙しかった? なるほど。 わからなかった? なるほど。 提出しとかないと不安? なるほど。 私もたくさん写して提出した身だ。 肯定はしないが、うまくやれ。

  • 同じ人から全部写すな。
    • 採点者にはばればれだ。
  • 順番をかえろ。
    • 印象は悪くなるが、問題順がオリジナルと同じだと写したことがばれやすい。
  • 目立つ部分は書き換えろ。
    • 図などは採点者の目によくつく。同じ図があるとコピーの疑いを持つ。
  • オリジナルの解答をまぜろ。
    • みたことのない解答があると、他の解答が似ている/同じでもたまたま似た風になったのかと思う余地がでる。すこしは解け。
  • 写し間違えるな。
    • 情けない。
  • 間違えているやつのを写すな。
    • もっと情けない。もっとも、分かっていれば写さないだろうが。
  • 写したやつを写すな。
    • 誤りがすでに伝播している。
  • やっぱうつすな。
    • 自分のためだ。

検討を祈る。

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自宅のNTT回線、タイムプラス開始

年末に頼んでおいたタイムプラスのサービス開始が今日。 別になにがかわるってわけではないが。

私は夜は寝るのでテレホーダイを利用するつもりはない。 タイムプラスがはじまって1年ぐらいになる。 当初から申し込もうと思っていたがずっとのびのびになっていた。 果たしてどれほど電話代が安くなるのか。

ちなみに今晩はなぜか BUSY でつながらなかった。 いつもはつながるのに……。

orion に Tripwire ASR 1.3 をインストール

Tripwire Security Systems, Inc. より Tripwire ASR 1.3 (tripwire-1.30-1.tar.gz) を入手し orion にインストール。 なお ASR は Academic Source Release の略。

tripwire はシステム中の実行可能ファイル、設定ファイルなど指定したファイルの変更があったかどうかを検証するツール。 システムがクラックされた場合、裏口を開ける機能をつけくわえた実行可能ファイルなどがインストールされたり、すでにあるものを置き換えたりされる可能性がある。 tripwire は事前に作成したファイルの情報のデータベースと、現在のファイルの情報を比較することによってこのような変更を検出することができる。

なおここでは、以下の環境、条件でインストール、設定を行った。

まずはパッケージ展開。適当な作業ディレクトリ上で。

 $tar zxvf tripwire-1.30-1.tar.gz
 $cd tripwire-1.30-1

次に Makefile の編集。 以下の2つの変数を値を書き換える。

 DESTDIR = /MO/tripwire/bin
 DATADIR = /MO/tripwire/var

次に OS 毎の設定ファイル。Ported をみると, conf-linux.h を使うようにかいてあるが、みあたらないので conf-sunos-4.1.h で代用する。

$emacs ./configs/conf-sunos-4.1.h

以下の通り変更する。

 #define DIRENT
 を
 #undef DIRENT
 に

最後に include/config.h を編集する。

 $emacs include/config.h

ここでは、os 別のインクルードファイルを読み込むようにするのと、各種ファイルへのパスを設定。

 #include "../configs/conf-svr4.h"
 を
 #include "../configs/conf-sunos-4.1.h"
 に。また以下の変数の値を変更。
 #define CONFIG_PATH "/MO/tripwire/etc"
 #define DATABASE_PATH "/MO/tripwire/var"

そして make。

 $make
 $make test

次に MO を準備する。 マウントする前にシングルユーザモードにし、インストール、ならびにデータベース作業中に他の誰かが悪行をできないようにしておく。

 $su
 #mkesfs /dev/sdb
 #mkdir /MO
 #init S
 #mount -t ext2 /dev/sdb /MO

そしてインストール

 #make install
 #mkdir /MO/tripwire/etc
 #cp configs/tw.conf.linux /MO/tripwire/etc/tw.config
 #emacs /MO/tripwire/etc/tw.config

とりあえず tw.config には自分でコンパイルしたカーネルファイルの指定を追加しておく。

そしてここから実際に使用。 まずは、現在のファイルの情報に関するデータベースを作成する。 終了すると、tripwire を実行したディレクトリに databases/tw.db_orion が作成される(orion の部分はホスト名がはいる)。 これを /MO/tripwire/var に移動しておく。

 #cd /MO/tripwire/bin
 #tripwire -v -initialize
 #mv databases/tw.db_orion /MO/tripwire/var

以上が終了したら、一旦 MO ディスクを抜き、書き込み禁止にしておく。 そしてマルチユーザーモードに戻す。 リブートしてしまう。

 #cd /
 #umount /MO
 #sync; sync; shutdown -r now

とりあえず検証してみる。Read-only でマウントし /MO/tripwire/bin/tripwire を実行する。

 #mount -t ext2 -r /dev/sdb /MO
 #/MO/tripwire/bin/tripwire

一応何も変更は検出されないはず。 と思ったら、いくつか追加されたファイルと変更されたファイルが検出。 モジュールの依存関係ファイルやら何やら。 これらのファイルはおいおい設定でチェックしないようにしなければ。

今後は cron 等で定期的にチェックするようにする設定を行う必要がある。 今日はもう遅いのでやめ。

なお本来は、tripwire のインストール場所、ファイルの位置などはできるだけわかりにくいようにする必要がある。 公開などしてはいけない(ここであくまでも例で、具体的な位置は異なっている)。

  • UNIX Magazine 96/7 pp.93-101
  • LINUX JAPAN Vol.5

Perl 用字句解析生成モジュール Parse::Lex (ParseLex-2.05.tar.gz) をインストール

先日とってきておいた Perl 用字句解析生成モジュール Parse::Lex (ParseLex-2.05.tar.gz) をインストール

 $tar zxvf ParseLex-2.05.tar.gz
 $cd ParseLex-2.05
 $more README
 $perl Makefile.PL
 $make
 $make test
 $su
 #make install

ベータ版とはなっているが、十分使えそうだ。 使えるものは使おう。 とはいっても、目的は自前の生成系が欲しいということなので(全然使えるものを使っていない?)、これを1段目の生成系とすることにしよう。

Parse::Lex は仕様記述をメソッドのパラメータへ渡すタイプのものである。 仕様記述ファイルから読み込むものではないので、(f)lex ライクなものでもとりあえず作ってみるか(これも既にどこかにあったりして……)。

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About Me

Naney Naney (なにい)です。株式会社ミクシィで SNS 事業の部長をしています。

nDiki1999年1月に始めたコンピュータ日誌を前身とする NaneyWeb 日記(兼パーソナルナレッジベース)です。ちょっとしたノートは nNote にあります。

※内容は個人的見解であり所属組織とは関係ありません。

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