いわゆる情報系の仕事をしている人で、プログラマからアーキテクトやプロジェクトマネージャーを経て、コンサルタントへというキャリアプランを持っている人は少なくないと思う。 また特にそう考えていなくても、気がつけばやっている仕事がそのような流れでシフトしていると感じている人も多いのではないか。
また明確に「コンサルタント」を目指していなくても、結局のところ計算機屋の仕事には多かれ少なかれはコンサルティングの要素が含まれている場合がほとんどであろう。
本書はG・M・ワインバーグ氏による、コンサルタントに関する有名な本である。日本語訳の本書が出たのは1990年なのでもう定番書の域に入っている本だ。 コンサルティングを行う上で、理解していなければならない要素が沢山つまっている。
文章はシニカルで、単純なハウツー本とは違う。読者がよく考えながら言わんとしているところを読み取り、会得する必要がある。
随所に書かれている法則につけられている法則名がワインバーグ氏の体験にもとづく名前で他の人(私)には覚えにくいのと、訳が直訳気味のせいかすらすらと読めなかったという点はあるものの、書かれていることは非常に核心をついたものばかりである。
「コンサルタント」「コンサルティングをする人」「コンサルティングっぽいことをちょっとでもする人」は読んでおいて損のない1冊である。
この間読んだ「コンサルタントの秘密」が良かったので、続けて同じG・M・ワインバーグ氏による著書「スーパーエンジニアへの道」を読み始めている。 本書の原題は Becoming a Technical Leader -- An Organic Problem-Solving Approach で、技術リーダーにおけるリーダーシップに関する本である。
まだ読んでいる途中であるが、第七章で「自己盲目性を克服する道具」として「個人的日誌 (personal journal)」を毎日5分間使って書くようにと書かれているので早速今日から始めてみることにした。
形から入るという悪い癖で、専用に MOLESKINE POCKET を買ってきた。 お気に入りの方眼罫をチョイス。
「事実、感情、発見」を書くのが一つの公式らしいので、まずはそれに沿って書いてみよう。自分の行動を変えようと思ったとき、「自分がどう反応するか」を知ることが、問題解決型リーダーになるのに重要であるとのこと。
日々の事柄についてココやその他に書いたりしてきているのだが、他人に読まれることが頭に浮かんで「自分がどのように感じたか」について、そういえばあまり真剣に書くことがなかったように思う。
この日誌には自分のための何かを書いていってみようと思う。
ノートにいたずら書きをするだけのことで、何が学べるというのか。日誌方式の一つの大きな利点は、書物や講義と違って、そこにあるものはすべて自分自身に関係がある、ということである。各人の学習はその人固有のものであるから、読者が何を学ぶか予告することは私にはできないが、読者が何かを学ぶということは保証してよい。-- スーパーエンジニアへの道 pp.78-79
[ 読書ノート ]
6月に入って衣替えの季節。 今度の金曜日にスーツをきる必要があるのだが、さすがに冬物スーツはもう着れないので夏物スーツを出してきた。 恐る恐る着てみる。
「ズボンのボタンをしめると内臓おかしくなるな、こりゃ」
着る回数も少なかったこともあって、夏物スーツは6年前に入社した時に買ったっきり。 その間に腹も出てきてだんだん辛くなってきたのだが、さすがに今年はもう無理。
しょうがないので新調することにした。
今の夏物は近所の紳士服コナカで買ったやつ。 コナカで買うと、なぜか買った時も着ている間も満足度が低い。 着ていてもどうも自信が持てない。
かといって、丸井とかで買う予算もないしなぁ。
ということで、今回は初めてツープライス・スーツショップで買ってみることにした。 メジャーどころだと、P.S.FA とか THE SUIT COMPANY か。 裾上げしてもらったのを会社帰りに受け取ることを考えて、今日は THE SUIT COMPANY 銀座数奇屋橋店に行ってみた。
THE SUIT COMPANY は洋服の青山と同じ青山商事株式会社なのだけれど、雰囲気は全然違う。 小綺麗で、20代・30代のお客がいっぱいいて、あっちこっちで試着していて、女性店員もいっぱいいて、店員は若くて、それでみんなバンバン買っていく (一部誇張)。
スーツを買うのはとっても緊張してしまうわけだが、今日は一人だし、平静を装いつつ気にいったスーツ探してみる。棚の上の数字はモデルナンバーか何かだと思って「いろいろあるなぁと」フロアをぐるぐる見ていたわけだが、途中店員に聞いたらそれは身長を表す数字だって。やられた (単位書け)。
結局いつもと似た柄にのものから気にいったものに目星をつける。 デザインは relaxing 系にしておいた。 値札みたらツープライスのうちの、ロープライスの方。
ウエストは測ってもらって84cm。身長 165cm なので、 4Drop か 2Drop。 2Drop だとジャケットの肩幅がちょっと大きすぎるし、4Drop だとウェストがジャストサイズすぎという悩ましいところだが、ここは 4Drop にしてみた。
もう太るな、自分。
お直しは至急扱いにしてもらって水曜仕上り。
6月中旬に夏用スーツを買った。 値段相応だがまずまずでこれはこれで良いのだが、今年の夏はそれなりにスーツを着る機会があって、クリーニングに出すタイミングが掴めない。
やはり(今着れる)夏用スーツがもう1着必要だ。
ということで、前回と同じく THE SUIT COMPANY で補充しておくことにした。 午前中に、銀座数奇屋橋店に行ってチョイス。 土曜日だが、この時間だと結構空いている (前回はそれなりに物色している人がいた)。
今回は classic 系を洗濯。ロープライスの方で 165cm の 4Drop。
向こうから至急扱いにしますかと聞いてきたので、早くても困るものでもないしそのように頼んでおいた。月曜日仕上り。
Naney (なにい)です。株式会社ミクシィで SNS 事業の部長をしています。
nDiki は1999年1月に始めたコンピュータ日誌を前身とする Naney の Web 日記(兼パーソナルナレッジベース)です。ちょっとしたノートは nNote にあります。
※内容は個人的見解であり所属組織とは関係ありません。