nDiki : 2008年09月10日

2008年9月10日 (水)

「グズ病」が完全に治る本

「グズ病」が完全に治る本

何と嫌なタイトルなのだろう。「グズ」ってグサッと刺さる言葉だよな。 なお原題は「Living Without Procrastination: How to Stop Postponing Your Life」。

実行力先送りに関する本が読みたくて、会社帰りにヨドバシカメラの上の有隣堂にいったら沢山並べてあったので買ってきた。

「はじめに」で訳者の心理学博士 伊東明氏が

そこで、本書で紹介されているメソッドを即座に実行したことで、徐々にやれなかったことが迅速に片づけられるようになり、その分、ずっと前からやりたかったことや、新しくはじめたいことに時間やエネルギーを向けられるようになった。-- p.5

と述べていたので期待して読み進めてみた(考えてみると、本を読んで即座に実行できた訳者はグズ病ではないということで、本書を真に必要とする人の例としては適当ではないのだが)。

本書では「先送り」してしまう人をタイプ別に考察し、様々な言い訳パターンについてまず説明している。 どれもこれも耳が痛い話ばかりだ。

これらに対して人の変化の6段階を説明した後に、「ゆがんだ思考を断つステップ」として紹介しているのが

  1. 日記」で自分の``クセのパターン''を知る
  2. ``合理的に''頭を切り替える (ゆがんだ思考を見つけ、そのタイプを特定し、合理的な考え方に切り替える)

の2つ。

前者は「スーパーエンジニアへの道」で勧めている「個人的日誌」(記事)と同じ方法といえるだろう(そういえば、やり始めたけれど続いていない)。

後者については「慣れさえすれば三つの仮定を、ごく自然にできるようになる。」と書かれているが、具体的な説明はなし。

この2ステップが核心なのかと思ったのだが、割かれているのは合計5ページのみとちょっと物足りない。

あとはポイントとしてチェックしたのは

  • 「すべきだ思考」ではなく「したい思考」
  • 誘惑に負けないように、取り組む理由をリストアップしておく

ぐらいか。これらもふくめあとは Life Hacks 系でよくみかける「タスクの細分化」「時間見積もり」「ご褒美」他の手法提案で、目新しいところはほとんどない。 仕事やプライベートなどのシーン別に取り組み方があるので、読んでいる人の悩みにマッチすればちょっとは参考になるかもといったところだ。

章節立てがちょっとわかりにくかったり、挿話が実話なのか説明用のお話なのかわからないような中途半端なものだったりと、文章的には2流な感じ。

ま、先送りについて再度考えてみることができたという意味で良しとしよう。 また個人的日誌やってみるかな。


[ 読書ノート ]

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Naney Naney (なにい)です。株式会社ミクシィでマネージャー・プロダクトオーナーをしています。

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