ThinkPad X31 に入れている Debian GNU/Linux sid でしばらく Linux kernel 2.6.23 を使っていたが、TrueCrypt 6.1a を入れたら「2.6.23 以下じゃヤバいよ」と表示されたので 2.6.26 にアップデートすることにした。 Debian 標準イメージを入れてみたが、やはり今まで通りサスペンドできないので、今回もビルドしなおし。
#apt-get build-dep linux-image-2.6.26-1-686 #apt-get install linux-source-2.6.26 aufs-source madwifi-source #exit $mkdir -p /usr/local/src/linux $cd /usr/local/src/linux $tar jxvf /usr/src/linux-source-2.6.26.tar.bz2 $cd linux-source-2.6.26 $cp /boot/config-2.6.26-1-686 .config $make menuconfig $make-kpkg clean $fakeroot make-kpkg --initrd --revision=sebastian.1.0 kernel_image $cd .. $su #dpkg -i linux-image-2.6.26_sebastian.1.0_i386.deb
最初は 2.6.23 の時のソースツリーで make menuconfig したのと見比べながら素から設定したのだが起動中 hda のハードウェアの認識(?)で止まってしまった。 なのでとりあえず起動する .config は Debian 標準イメージのものをベースにすることにした。 変更は ACPI を外して APM を追加した程度。
Debian 標準イメージは IDE も ext3 もモジュールになっていて initrd 使わないと起動できないので今回から --initrd を指定してビルドすることにした(一度忘れてビルドして起動したら何度かアチャーしたことのある kernel panic になった)。
再起動。起動後 cpufreqd が動かなかったが、modprobe speedstep-centrino したら今までどおり cpufreqd が立ち上がって省電力化できた。
次に MADWIFI をインストール。こちらも問題なく接続。
#module-assistant prepare #module-assistant auto-install madwifi
aufs は前回の方法で udba=inotify できるモジュールを作成。
TrueCrypt もテストして警告を出さなくなっていることを確認。 火曜日ぐらいから、ちんたら何度かビルドしないしながら昨日ここまで辿りついた。 めでたしめでたし。
しかし Debian 標準イメージの .config 級の設定だとビルドに1回2時間前後だったかかかるようになった(nice 下だけれど)。 トライアンドエラーしはじめるとかなり時間がかかるな。
Naney (なにい)です。株式会社ミクシィで SNS 事業の部長をしています。
※本サイトの内容は個人的見解であり所属組織とは関係ありません。