Windows 7 で使う分にはうまく制御されているのか気にならないのだが、Debian GNU/Linux sid だと ThinkPad X200 のファンが回りっぱなしで夜とか気になってしょうがない。 cpufreqd でクロック落とす設定とかしたけれど、それでもよく回ってくれるので thinkfan でできるだけ黙らせるようにしてみた。
まずは apt-get で thinkfan をインストール。
次に thinkpad-acpi モジュールの fan_control を 1 にする。
rmmod thinkpad-acpi modprobe thinkpad-acpi experimental=1 fan_control=1
もし永続的に設定するなら
sudo echo "options thinkpad_acpi experimental=1 fan_control=1" \ >/etc/modprobe.d/thinkpad_acpi.conf
かな。
次に /etc/thinkfan.conf。とりあえず Web なんかでの設定しているのを見たりして以下に設定してみた。
(0, 0, 43) (1, 43, 60) (2, 60, 65) (3, 65, 69) (4, 69, 73) (5, 73, 79) (7, 79, 32767)
で以下を実行。
thinkfan -n
お、ファンが止まった。 温度が上がればファンが回転するはずだけれど、細かいテストはまだ。 本当は sensor 設定やらレベル設定やらを追い込む必要があるんだけれど、とりあえず今日はここまで。
なおブート時に thinkfan が実行されるようにするには /etc/default/thinkfan で START=yes を設定する。 今のところ設定に不安があるので今は必要な時に手動で実行しよう。
ThinkPad X200 にしてから Debian GNU/Linux で使っている時にファンの音が気になってしかたがない。 ずっと放置していた電源・CPU 管理まわりをいじってみることにした。
まず KDE の電源管理で使っている PowerDevil どうもうまく機能していないようなので止める。[KDE システム設定] -> [詳細] -> [サービスマネージャ] から PowerDevil を停止。
次に cpufreqd。 あれ、なぜかインストールされていなかったのでインストール。 今のバージョンだと ondemand/conservative 用のプロファイルがコメントアウトされていて無効化されている。/etc/cpufreqd.conf に以下を追加。
[Profile] name=On Demand High minfreq=0% maxfreq=100% up_threshold=80 policy=ondemand [/Profile] [Profile] name=On Demand Low minfreq=0% maxfreq=80% up_threshold=70 policy=ondemand [/Profile]
そしてパッケージデフォルトだと Performance 系を使うようになっているルールで On Demand 系を使うように変更。
[Rule] name=AC Rule ac=on # (on/off) #profile=Performance High profile=On Demand High [/Rule] [Rule] name=AC Off - High Power ac=off # (on/off) battery_interval=70-100 #exec_post=echo 5 > /proc/acpi/sony/brightness #profile=Performance Low profile=On Demand Low [/Rule] [Rule] name=CPU Too Hot acpi_temperature=55-100 cpu_interval=50-100 #profile=Performance Low profile=On Demand Low [/Rule]
これで負荷が低い時にはクロック周波数が下がるように。
Naney (なにい)です。株式会社ミクシィで SNS 事業の部長をしています。
nDiki は1999年1月に始めたコンピュータ日誌を前身とする Naney の Web 日記(兼パーソナルナレッジベース)です。ちょっとしたノートは nNote にあります。
※内容は個人的見解であり所属組織とは関係ありません。