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2011年2月2日 (水)

例外処理機構は刃物だ

More Joel on Software

昔は例外処理機構(try で catch で throw、throw)を好んで使って設計・実装していたが、最近はできれば使わない方がいいかなと思っている。 あれは刃物だ。気違いに刃物だ。宇宙戦艦ヤマトだ。

全体が見渡せるか管理下における規模のプログラムでは有効だが、そうではない場合はあれはヤバイ。面倒。そして落ちる。

Joel Spolsky の More Joel on Software「間違ったコードは間違って見えるようにする」に例外処理について書かれているけど、理由としてはだいたいその主張に近い。

Google C++スタイルガイドも C++例外処理機構を使わないとしている。

呼び出し先から一体何が throw されてくるのか?

呼び出し先ツリーを全部辿らないとどんな時に何が throw されてくるかわからない。

ドキュメンテーションコメントにおいてメソッドが何を throw するか説明されているからそれを見ればいい? それって信用できる? 自分は今書いているメソッドの呼び出し先で throw される可能性のある例外とメソッドで throw する可能性のある例外を、そのメソッドのドキュメンテーションコメントに毎回きちんと書いてる? コードの変更を反映させてる?

え? throws clause?

呼び出し元できちんと catch してくれるの?

今書いているメソッドで、例外を throw したくなった。 でもこれってきちんと catch されるの? 呼び出し元ツリーを全て確認して、必要があれば catch を追加しなければならない。さもなけらば……落ちるよね。

え? とりあえず全ての型を catch して中の例外処理が空になっているそのブロック何?

ということで

例外処理機構を使うと、頻繁に深くコードをチェックしなければならなくなる。

いや便利だしスマートに書けるし、言語/ライブラリ的に使わざるを得ない時もあるし、使う時は使うけどね。

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Naney Naney (なにい)です。株式会社ミクシィで SNS 事業の部長をしています。

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