この間社内で話題にあがっていたので読んでみた。
本書のターゲット層は
(p.iii)で、こられの人が読むべき8本の論稿をまとめたアンソロージーとなっている。
権限は地位から生まれるもんじゃないよねー的な話は、ソフトウェアエンジニアならもうピープルウエアで読んでるよね的なところ。ただうまく回すだけでは駄目で改革プランも実行していかなければならないよねというのは、改めて意識しなければなと思った次第であった。
あとはクイック・ウィン(就任早々に何らかの成果を上げること)は高評価につながるけど、いろいろ気をつけないと失敗するよとか。
それから、組織の中で誰のどんな声を聞き、誰について注意していかなければならないかの話とか。ちょっとまあエンジニア上がりには正直面倒臭いな感のある事柄についてもアドバイスされている。
部下ができたら読んで損はない1冊である。
ただ論稿の多くが教授と名のつく人が書いたもので堅苦しく小難し目に書かかれている。また「新任マネジャーの」という副題がついている割には、比較的かなり上級職の事例が多いため、本当の新任にはちょっとピンときにくい記事も多い気がする。 どちらかというと新任よりかは、さらに昇進して上のポジションになった人にとって意味のある1冊かもしれない。
[ 読書ノート ]
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
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