12月20日に「金曜ロードSHOW!」で地上波初放送した「おおかみこどもの雨と雪」を観た。「花(母親)がおおかみこどもを抱き抱えて草原で立っている劇場公開時に駅に貼ってあったポスター」と「女の人が面白いと思う映画という何かで見た評判」ぐらいの情報量で鑑賞。「もののけ姫」的世界の話だと思っていたのだけれど、観たら冒頭から全然違うので心づもりができていなくて面食らった。だって一橋大学なんだもの。
キーワードがいっぱいある映画。水・川・雨・雪・自然・親子・育児。かなり盛沢山。しかしながら無駄が無く、かといって端折っているところもない、非常に緻密に作り込まれている。例えば花の育ちと恋愛観のつながりとか。ほぼ全てのシーンのキャラクターの行動や感情・描写には全て裏打ちや伏線がきちんとあると思えるぐらいだ。おおかみこどもという非現実的な設定であるにもかかわらず、普通にどこかで起きていそうに感じてしまえるのが凄い。
ぎっしり詰まっていて、観終わった後にどう感想を持てばいいのかわからないぐらい濃い映画だった。とりあえず男の立場では「何はなくとも死んだらアカン」というね、もうそこに気持ちを引っ張られるというのが一番大きかった。母のバイタリティに敬服。
Naney (なにい)です。株式会社ミクシィで SNS 事業の部長をしています。
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