日記アプリ(ジャーナルアプリ)の Day One が今週 Publish というサービスを開始した。
Day One アプリのエントリ画面の右下の Publish のボタンを押した後の画面で「Publish」を押すとそのエントリが Publish のサーバにアップロードされて HTML5 形式になったページが公開される。
もともとプライベートのジャーナル用のアプリなので、公開サービスと連携させるのはちょっとどうなのかと思いもしたけれど、試したところ明示的に Publish したエントリがそのタイミングのみでアップロードされ、勝手に何でも同期されてしまうわけではない感じだ。そういう意味での懸念は大丈夫そう。
Publish したページは以下のような感じ。
整形済みブロックは Day One アプリ上とは違い改行が反映されず auto wrap となる。また今のところ画像がインラインで表示されないとう制約がある。
Publish したページにはアカウントのプロフィールが表示されるけれども、そのアカウントで Publish したインデックスページはないので、基本独立したページができていく感じになる。
位置付け的には Evernote の共有ノートに近い。Markdown で書ける点や、公開ページへの反映を明示的にできる点で Publish の方が個人的には使い勝手がいいと思う。
エントリデータのオリジナルはあくまでもアプリ(と同期をとっている Dropbox 上など)にあり、ネットサービス側にはアップロードで送るという形式は、サービス終了で大切な日記が消えてしまうといった不安感が無くていいな。
SNS の日記アプリもこんな感じでプライベート日記の一部をアップロードする形だといいと思う。Publish だと公開したものを Twitter・Facebook・foursquare でシェアできるけれどもページ自体は全体公開なので、そこをその SNS 内向け公開にできるようなイメージのもので。
「mixi日記や Twitter・Facebook など」と「Blog や Web 日記など」との間あたりのポジションで、両方使っていると利用シーンがちょっと少ないかもとは思う。ただそれらと比べて(機能的にも心理的にも)カジュアルに更新をかけられるので、リアルタイムにアップデートしていくようなイベントエントリを書くのに使うのにいいのかなと思う。
ノート:
(画像は https://dayone.me/publish より)
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
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