「エンジニアチームの様々な経験を、未解決の課題も含めて共有する」というテーマで開催された LINE 株式会社のエンジニア向けイベント LINE DEVELOPER DAY_2015 Tokyo に行ってきた。
会場の装飾やクリエイティブなどお金をかけていてすごいなと。始まる前にプレス向けにきちんと立ち位置や照明まで案内していて、とても行き届いていて運営力もすごい。
細かいところだけれどイベントサイトや事前案内は「LINE DEVELOPER DAY_2015 Tokyo」で当日の会場が「LINE DEVELOPER_DAY 2015 TOKYO」と表記を変えていてどんな理由なのかなというのが気になった。まあどうでもいいことだけれど、物を書くのにちょっと困る。
スライドはシンプルで洗練されているんだけれど、完成されすぎていて素材ぽくも感じた。
全体的に microservices アーキテクチャというのが印象に残るイベントだった。
LINE の成長とサービスなどの紹介。ウォーミングアップ的に聞いていた。
「LINE のグローバルな開発組織や文化について」
ちょっと綺麗にまとめられすぎていて感じがした。泥臭さが感じられない。より現場的な話をぜひ聞きたいなと思った。
ペンディング・先送りされた「cold-case プロジェクト」について、また取り組むきっかけを用意するというのは良いな。
「色々な国の通信各社、様々な環境に対応するために進めた実験や改善方法について」
LINE アプリのバイナリは1つとのこと。各国の事情について「LINE 遠征隊」として現地で実際に使って改善していくという取り組みがきちんとできているというのは素晴しいと感じた。グローバルなサービスではなく国内向けのサービスでも参考にできるな。
ストアのレビューについて、レビュー文章のキーワード分析や変化の把握もきちんとしているとのこと。(アプリではないけれど)化粧品業界などが良くやっているやつか。 この辺りは自分の部署でも取り組んでみたい。
「LINE Platformを支えるアーキテクチャ、組織、文化について」
鶴原翔夢氏による LINE のアーキテクチャの変遷について。
など。アーキテクチャは microservices に移行している。
Abusing も独立したバックエンドになっているとのことだった。abuse 対策のコンポーネント化は考えてはいるんだけれど、サービス毎に要件が結構異なるので本体とどの程度の結合にするかが迷いどころなんだよね。いつかはやりたいところ。
HBase と Redis の話し。桁違いだ。
最近 Java を書かれているようだけれども LINE Creators Market はやっぱり Perl で書かれているとのこと。ちなみにアプリケーションサーバでは Starlet を使っているそうだ。
実際に開発する上で問題になったことも混じえた @tokuhirom 氏らしい語り口のセッションだった。
なみかわじゅん氏。
まずはスタンプ間の(レコメンド的な)距離を計算し、その上でユーザー-スタンプ間の距離を計算するというフローでレコメンドを生成しているとのこと。処理には Hive も使っているらしい。
コールドスタート問題については、Naver Labs と共同研究開発した画像の類似度計算を使って似た絵のものをレコメンドできるようにして対応しているとのことだった。
午後は途中オフィスに戻ったりしながら面白げなセッションを聞いてきた。夕方に歯医者があるので 17:30 まで聞いて退散。
18:30 歯医者。17:30 までのセッションを聞いた後 LINE DEVELOPER DAY_2015 Tokyo を退散してきた。
前回型を取ってできてきたインレーを装着。知覚ビンビンな状態でセメント&インレーをした状態で綿を噛み続けるというもう少しで脳天までトリップできそうな時間を味わって完了。まだ慣れないので感覚的にはちょっと噛み合わせ的に高く感じるんだけれどしばらくすれば馴染むはず。
前のインレーは舌が当たると端がザラザラした感じがあったんだけれどそれも無くなっていい感じ。
次回5カ月後に歯の定期健診。
[ 右下の歯 ]
Naney (なにい)です。株式会社ミクシィで SNS 事業の部長をしています。
nDiki は1999年1月に始めたコンピュータ日誌を前身とする Naney の Web 日記(兼パーソナルナレッジベース)です。
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