社内で「エッセンシャル スクラム」を読みたい人が集まる勉強会5回目。今日は第5章 要件とユーザーストーリー。
「5.3 改良し続ける」では要件の詳細化について書かれています。
いつかやるかもしれない(やらないかもしれない)要件よりも、すぐに取りかかろうとしている要件のほうが小さくて詳細化されている。必要になったときにジャストインタイムで、詳細化されていない大きな要件を小さくて詳細化された要件の集まりにするのだ。
必要な範囲で要件の詳細度を上げていくということを明確にしているのがスクラムらしいですね。ただ直近取りかかるものばかり意識していると、破棄する要件は減るかもしれないですが作ったものを捨てる(か、そうでなくても変更しなければならなくなる)こともありえるので、そのあたりの絶妙なさじ加減が必要でしょう。
このあたりが「5.5 詳細化レベル」での「ユーザーストーリーの抽象化階層」の話でフォローされている感じです。
ユーザーストーリーの作り方としては「5.9 ストーリーの収集」で「ストーリーマッピング」というテクニックが説明されています。
抽象的なユーザーの行為を、詳細タスクによって組み立てられるワークフローに分解する、というものだ。
ストーリーを時系列と優先順位の2軸で作っていくというやり方でなかなか良さそうでした。ひとまとまりのサービス/機能を作る時は試してみたいです。
Naney (なにい)です。株式会社ミクシィで SNS 事業の部長をしています。
nDiki は1999年1月に始めたコンピュータ日誌を前身とする Naney の Web 日記(兼パーソナルナレッジベース)です。ちょっとしたノートは nNote にあります。
※内容は個人的見解であり所属組織とは関係ありません。