社内で「エッセンシャル スクラム」を読みたい人が集まる勉強会9回目。今日は第9章 プロダクトオーナー。
自分がプロダクトオーナーをしていることもあり発表担当をしました。
受け入れ条件が満たされていることを確認することがプロダクトオーナーの主な責任の1つにあげられています。これはスプリントレビューで行うのかなと勘違いしていたのですが、プロダクトオーナーによる受け入れ条件の検証はスプリントレビューまで待たずにスプリント実施のときに行うとあり、ここは学びになりました。スプリントレビューでデモが許されているのは完成した機能だけとのことです。
ただ CSM によるとプロダクトオーナーが忙しくスプリントレビューのタイミングになっているところも多いらしいです。
ネットサービス開発は商用開発にあたるので「顧客の声を代弁する社員(プロダクトマネージャーなど)がなる」に相当しますね。
プロダクトオーナーとスクラムマスターを兼任するのはよくないという点については、それぞれ違う行動指針で動くものだからと CSM がいっていました。確かに。
プロダクトオーナーとして余裕があれば複数チームを担当するのもありと本書には書かれています。私はいま3チームをみているのですが、スクラムのアクティビティにかかる時間的に3チームが限界ですね。2チームまでが適切な感触です。
チーフプロダクトオーナーという役割が出てきますが、チーフプロダクトオーナーは直接開発チームを見ないようなのでそれってもはやプロダクトオーナーじゃないんじゃないかと思ったのですがどうなんでしょうか。
勉強会ではプロダクトオーナーとプロダクトマネージャーの違いについてディスカッション。個人的にはスクラムだとスクラムマスターという存在がいるので、プロダクトオーナーの方が少し楽なんじゃないかと思っています(スクラムではない体制におけるプロダクトマネージャーに比べて)。
勉強会参加者にプロダクトオーナーになりたい人はと聞いたところ、やりたい人・やりたくない人双方いました。 CSM は(決して軽視しているわけではないけれども)「プロダクト」よりも「プロセス」の方が面白いからプロダクトオーナーになりたいとは思わないとのことでした。なるほど。
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
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