nDiki : 2017年03月22日

2017年3月22日 (水)

逆説のスタートアップ思考 出版記念社内セミナー

逆説のスタートアップ思考

社内で開催された新書「逆説のスタートアップ思考」社内セミナーに参加し、スタートアップにおける考え方についての講演をうかがいました。

社内セミナー

出版後少しの期間だけ、書籍を 50 冊以上購入いただいた企業様の中で、私の都合がつくところには 1 時間程度の社内セミナーであれば伺わせていただこうと思います。 -- 新書「逆説のスタートアップ思考」を 3/10 に出版します — 目次公開 / 社内セミナーの受付

2週間ほど前に社内で本書が配られたので事前に読んでの参加です(当日読み終わりました)。書籍には掲載されていない図を用いながらの解説だったので内容を理解が進みました。読み終えたあとにすぐに著者の方のお話を聞けるというのはとても良いですね。本書は理論寄りのポジションで、書籍・セミナーの内容をもとに各チームでそれぞれの立場で話し合ってみて欲しいとのことでした。

質疑では「シリコンバレーでの話が中心だったが、国内ではどうか?」という質問に「日本ではタイムマシン経営があるが、アップサイドが限られている」といった話をされていました。

新書「逆説のスタートアップ思考」

本書での考え方は起業全般に当てはまるものではなく、あくまでも「スタートアップ」にのみ当てはまると書かれています。セミナーでも最初にそう話されていました。逆説とある通りスタートアップを成功させるには通常とは違う考え方が求められるのですが、スタートアップ以外でそのまま応用できないことが多い、その点をきちんと理解した上で読んでいく必要があります。

個人的に興味深いと感じた点は以下。

  • アイデアは考えるのではなく気付く必要がある。
  • スタートアップの成功は基本的に外れ値。
  • 既存企業が合理的な判断をすることは避けられい。
  • 急成長する市場を予測することはできない。
  • 仮説検証はある程度科学的にできるが、仮説立案・課題発見はアート。
  • 「スケールしないこと」を極力長く続ける。
  • 口コミはあくまで結果。
  • 満足度は最高でないと意味がない。
  • 運はコントロールできないが挑戦回数コントロールできる。
  • スタートアップのためにスタートアップを始めるのはよくない考え。

同じ有名企業が繰り返し事例として紹介されていたり引用される著名人が限られている、シリコンバレーの話がほとんどで国内の事例がほとんど無いというのもまだまだ手探りの領域だからということでしょうか。

理屈通りにやれば誰でもスタートアップとして大成功できるということでも当然ないのでしょう。良いアイデア・やり方だからスタートアップとして成功するのではなく、スタートアップとして成功したから良いアイデア・やり方だったとふりかえっているのが現状なのかもしれません。

直近でスタートアップにかかわることは無いですが、世の中で起きていることを考えるのに参考になる1冊でした。


[ 読書ノート ]

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Naney Naney (なにい)です。株式会社ミクシィでマネージャー・プロダクトオーナーをしています。

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