今日から2日間ベルサール渋谷ファーストでプロダクトマネージャーカンファレンス 2019。
去年に引き続きの参加である。
今日のキーワードは「feature team ではなく真の product team を」「プロダクトビジョン」「信頼(trust)」。
以下タイトルは公式サイト掲載のものより。
横道稔氏。
Silicon Valley Product Group Partner and Founder / Inspired 著者 Marty Cagan 氏
与えられた機能を作るだけの feature team ではなく、真の product team を作り信頼し、プロダクトマネージャーは本当のプロダクトマネージャーの仕事をしようという話。
feature team をそのまま product team に成長させて信頼していくことができるのか、それとも優れたメンバで優れた product team を作っているからこそ信頼できるのか。
TransferWise Head of Product Kaarel Kuddu 氏
前のセッションに続きここでも、能力の高いメンバによる顧客のことを理解し考えて決定し実行できる優れたチームに決定権と成果に対する説明責任を与え信頼するという話が印象に残った。
ここでいっている責任をもつというものが何か指しているかが気になるところ。
LINE株式会社執行役員 二木 祥平 氏
「LINE公式アカウント」「LINE Ads Platform」が現在の担当プロダクトの二木氏のセッション。 「LINE(株式会社)では」 PM が何をしているかをふわっとまとめた話。ロジカルな構造や用語使いなどでしっくりこないところがあるけれど、生の声という意味で興味深く聞けた。
freee株式会社 執行役員 プロダクトマネージャー 岡田 悠 氏
バックログの縮小均衡 → プロダクトビジョンが必要 → プロダクトビジョンが機能しなかった → ストーリーテリング。
「静的なビジョンを、動的なストーリーへ深堀ること」
セッション自体がストーリーがあるかのようで惹き込まれて響いててきてさすがだなと感じた。
「シャープに本質だけを抜き出した表現にしようとする」あるいは「そもそも事実を書き並べる以上の文章をなかなか書けない」のでつい端的な文章で済ませがちだけれど、やはり人を動かすにはストーリーも大切だなと思うことができた。
エン・ジャパン株式会社 デジタルプロダクト開発本部 部長 / プロダクトマネージャー 岡田 康豊 氏
スキルを明確化・指標化することで改善が動き出すというのは、プロダクトと同じで PM に馴染みやすいのかも。
今回のセッションの事例ではかなりガッツりやっているので、業務の中でどれだけのウェイトをかけてメンバが取り組んでいるのかが気になるところ。
東京大学 FoundX ディレクター 馬田 隆明 氏
ボリュームある発表で浅く広くエッセンスを列挙したセッション。30分じゃもったいない量だ。実経験ではなく、世の中で論じられているものをまとめた馬田氏らしい内容。ユーザーコミュニティのり活用について整理されていて、概論についての理解のリフレッシュの良い機会になった。
大きくなったコミュニティのサブグループ化は過去やってみたりしてきたけれど、やっぱりいいやり方らしい。
コミュニティのオンボーディングは、企業内でもそのまま使えるのでリストとして見えるところに書き出しておきたい。
コミュニティを育てることでエンゲージメントと継続率を高めるというのは自サービスでも意識している点。優先度がなかなか上げられないけれども継続はしていきたいところだ。
パネルセッション。PM の需要・募集・市場・オンボーディングについて。
Nota Inc.CTO 増井 俊之 氏
増井氏流の発想・発明ベースのプロダクト開発の紹介。自分が使いたいから作り、問題があればすぐ直す。
プロダクトマネジメントはほぼ関係なかったけれどウィットに富んだ参考になるセッションだった。
Zoom Video Communications, Inc Chief Information Officer Harry D. Moseley 氏
30分 Zoom の宣伝。ちょっとだけ PM の話があってまた Zoom の宣伝。
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
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