新型コロナウイルス感染拡大以降 IT 系のイベント(カンファレンスなど)が感染症対策として軒並みオンライン開催になった。2020年2月頃からイベントの中止が相次ぎ、その後オンライン開催になっていった記憶だ。
「会場への移動コストがかからない・遠方からでも参加しやすい」「他の事をしながら視聴できる」という参加側メリットもあることから、新型コロナウイルス感染が落ち着いても、オンライン開催を選択するイベントも今後結構あるんじゃないかと思う。
しかしなんだろう。気軽に参加できるようになったせいか、逆に参加しようという気持ちにほとんどならなくなってしまった。特にアーカイブ配信があるイベントだと、もう動画コンテンツの一つでしかないと思ってしまう(そして他の動画コンテンツと同様、可処分時間的に手を出さない)。
イベントに参加されることによって得られる知識以上に、オフラインイベントとして「費用を払う」「時間をかけて会場に行く」「雰囲気を楽しむ」「拘束された時間の中でセッションを聞く」「時に知り合いと再会する」といった行為にに価値を感じていたんだよね。
「気軽に参加できない」という敷居が、そこに参加していることに対する自尊心を生んでいるのもあるな。
いやいや「年齢とともに興味関心が薄れ積極性が低くなっているだけ」だったら嫌だな。
柔軟性を失わずにいたいね。
[ COVID-19 ]
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
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