今朝ぐらいから各 Tweet の表示回数が、自アカウント・他アカウント問わず表示されるようになった。
自分の Tweet のインプレッションは以前から Twitter Analytics で確認できるものだったとして、他アカウントのインプレッションが分かるようになったのはかなり興味深い。他のアカウントの Tweet 表示回数を眺めるなら最新ツイート表示よりもホーム表示の方が面白いな。
いいね数・Retweets 数に加えて表示回数という影響力の指標(のように感じられるもの)が増えることで、否が応でも他人と比較してしまうのは人間の性であり、憂いてしまうのも性である。
今回の変更に対する不満の声が多くタイムラインに流れてくるのも分かる (不満でなければわざわざ意思表明しない人が多いという非対称性がありつつ)。
他のアカウントのインプレッションが分かることは結構面白い。一方でもちろん心がざわざわしたりもする。 TweetDeck・Tweetbot・twitcle plus と Tweet 表示回数が目に入らないクライアントを併用してうまく心理的バランスを取りながら楽しみたい。そもそも恒久的な仕様になるかもわからないしね。
自分の Tweet の表示回数は強力な変動報酬 (variable reward) であり行動の習慣付けに対する影響力となる。プロダクト視点だと、リテンション向上につながるので表示できるなら表示した方がいいだろう。他人との比較というストレスを増やすので、他のアカウントの表示回数表示がプラスに働くかマイナスに働くかは未知数。これはリリースし実験結果をみて判断するのが良策なので、今回の動きはありだと思ってる。
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
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