nDiki : すごいやり方

2005年11月26日 (土)

仕事のヒント

rimage:ISBN:4894512041

Web で紹介されているのをみて「仕事のヒント (神田昌典)」を昨日買ってみた。

すごいやり方」と同じく、1ページに1項目がババンと書いてあるスタイル*1

短いのでぱぱっと読める。 いや、読んで終わりというタイプの本ではなくて定期的にぱっと開いたページから新しい発見を得るというタイプである。 そういう意味では、リラックマ本も同列だったりする。

この本、表題は「仕事のヒント」であるが

  • 第1章 モノを売るヒント
  • 第2章 経営のヒント
  • 第3章 生き抜くヒント

という構成であり、どちらかといえば経営やマーケティング的な視点が多い(実はてっきり仕事術のような本かなと思って買ったのだったりする)。 しかしながらソフトウェアの研究・開発をしている自分にとっても、ハッとするヒントが盛沢山であった。 新しい企画提案をする際には本書を見返して、ポイントを外さないでいくようにぜひしたい。

特にベンチャーや中小企業の人にお薦めだ。

 売れない理由のトップは、
 「わかりにくいから」
 p.34, 神田昌典

あちゃー、耳がイタイ。

この本はかなりエッセンス的なもので、神田氏の本にはまだまだいろいろ書かれているらしい。 今度ぜひまた別の本も読んでみたい。

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*1すごいやり方は、解説が次のページにあるので正しくは2ページに1項目)

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2005年12月10日 (土)

すごい考え方

rimage:ISBN:4-8061-2296-3

大橋禅太郎氏による「すごい会議」のやり方のもとになった、マネージメントコーチのハワード・ゴールドマンの著書の翻訳本。

すごい会議」「すごいやり方」に感銘を受け、ぜひハワード・ゴールドマンの著書を読んでみたいと思っていたので早速読んでみた。 最近やりはじめた三色方式で読み切った最初の1冊でもある。

すごい会議」「すごいやり方」の根底にある考えがわかる

なまじ自分がコンピュータ関係なので、OSを使った比喩的キーワードは逆にしっくりこないところがあったが、言いたい事は良くわかる。

自分の場合は、この本の前に「すごい会議」「すごいやり方」を先に読んでいたわけであるが、この本を読み進めていくとそれらの根底にある考え方が見え、リンクしてくる。 それがすごく楽しい。

ぎゅっとエッセンス化した「すごい会議」では分からなかった、詳細な問題解決やプロジェクトの進め方がわかるようになる(もっとも「すごい会議」は会議にフォーカスしているのだから別に悪いというわけではない)。

しかし、「すごい考え方」を読めば「すごい会議」「すごいやり方」はいらないかというと決っしてそうではなくて、逆にこれらの方が分かりやすく心に届く部分も多々ある。

この本のどれかが気にいっているならば、3冊全てを読むのがお勧め。

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2006年1月5日 (木)

事業方針を「どのようにすれば〜」化すれば何かが見えてくる

今日は9:00から年明け最初の定例ミーティングが開かれた。 念頭にあたり社長より今年の事業方針が説明される。

配られたパワーポイント資料の中の目標リストの項目の前後にボールペンで「どのようにすれば」「だろうか」を書き込んでいく。 ミーティングの後に、聞いたところによると隣に座っている開発チームメンバも同じ事をしていたらしい。(いい意味で)毒されているな。

目標を「問い」化することで、頭がぐっと活性化してくる。

去年の念頭も同様な事業方針があって、皆なんとなく頭に置いて活動していたと思うのだが、なんとなくでしかなかったのではないだろうか。 自分はそう。

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2009年9月14日 (月)

「どれだけ“ない”と言ったら動き出す気になれるんだろう。」 『行動力力』

行動力力

発売日7月24日の翌日に買って読み終えていたのだが、感想を書き出すまでにずいぶんかかってしまった。 あ、この時点で自分の行動力まだまだか。

本書は『すごい会議』の大橋禅太郎氏による新刊。

『行動力力』は自分にとって大切なこと・やりたいことをパワフルにやっていこうぜというのがテーマ。 例によって禅太郎節が炸裂していて、読んでいて心地よい。 これを読むとエネルギッシュな大橋氏に鼓舞されて、背中が押される感じだ。

さっそくマイクレドを決めてケータイ待受画面に設定してみている。 まだ整理しきれていなくて長いけどイマはこれ。

 素敵なことをする。
 最高なことをする。
 いますぐやる。

 やりたい方を選ぶ。
 わくわくする方を選ぶ。
 できちゃったところを
   リアルにイメージする。

 妥協せず
   満足できるまでやる。

 どのようにすればで
   言ってみる。

 10年後にも
   通用することをする。

氏のクレドも拝借。

やりたいことがいっぱいあるのに、ついつい面倒くさくて実行できずに自己嫌悪したことがある人は本書から得るものがあるはず。

本書が気にいったら、エッセンスをまとめた「すごいやり方」もすごいお薦め。

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2010年2月1日 (月)

ツイていないことを考えることはできません

ツイてる!

「ツキを呼ぶ魔法の言葉 講演筆録」(記事)を読んで以来、「ツイてる」を口癖にするようにしたら、今までより気持ちが明るくなってその効果に驚いている。

去年「ツイてる」ってキーワードの本を読もうと思って「キッパリ!」に辿りついた(記事)んだけれどどうも勘違いで(もちろんこれはこれで良かったのだが)、「ツイてる!」の筆頭と言えば斎藤一人氏らしい。 そういえば「行動力力」で大橋禅太郎氏も

斎藤一人さんの『ツイてる!』(角川書店刊)という本の中に、ツイてるかどうかが実力の大きさであり、それは毎日何度も「ツイてる!」という言葉を使っていると実際そうなる、というようなことが書いてあって、そのことを知って以来、僕もツイてる。 — 行動力力 p.75

と書かれていたっけ。

ということで「ツイてる!」を読んでみた。 タイトルにある「ツイてる!」について終始語られているかなと思ったが、そうではなくてさらに幅広く斎藤氏の考え方が紹介されていた。 心優しさのにじみでている腰の低い語り口調の文章、それでいて芯のあるとても良い教えがぎっしりつまっていて価値ある一冊だ。 読み易くてさらりと読んでしまって、あれっと思ってすぐにもう一度読み返したぐらいすっと入ってくる本。

ツイてる!」については

ツイてるツイてる」といいながら、ツイていないことを考えることはできません。 p.46

という真髄がずばり語らてている。なるほど!

その他魅かれたのは

  • 「おはようございます! 感謝してます (p.25)」 やはり感謝の言葉も大切。
  • 「現在悩んでいることは一年後には消えてしまう (p.40)」
  • 「『ツイいる』と思えない人は、頭が良すぎるんです。(p.51)」 No.1理論でも同様の事が書かれていた。
  • 「要は、仕事をするときに、勢いをつけて速くやればいいんです。(p.77)」すぐやる。そして
  • 「『じっくりやる』というのは、普段から何も考えていない証拠です。(p.80)」グサリ。
  • 「恥をかいていいんだよ (p.110)」
  • 「相手を絶対変えようとしないこと。(p.130)」ジョセフ・マーフィー、デール・カーネギーとリンク。
  • 「100%自分の責任 (p.137)」すごいやり方とリンク。
  • 「笑顔と愛のある言葉 (p.149)」
  • 「よかったね」「あなた、偉いね (p.152)」

など。どれも今まで感銘を受けた本などの言葉とつながっていて、やっぱりそうなんだなと思わされることしきり。 それらを実行できているなんてやっぱりすごい。

この本を読めてツイてる!


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2010年2月10日 (水)

前向き交流会 - 良かった事を話そう

毎月開催されている前向き交流会に参加。 2009年9月9日の前回(記事)より5カ月ぶり3回目。今日は初めてお会いする方を含め4人。

「今年ぜひとも行いたいこと(今年のこだわり)」が一つの話題。 最近は年の目標と言わずにできるだけすぐにやるようにしたいと思っているので、年初にそういうの考えていなかったので何か考えてみた。 最近プライベートでは小物以外のプログラミングをしていなかったので、今年は Android 環境のプログラムを何か書こうかなと。 フリーソフトウェア公開の意義とかをちょっと語ってきた。

最近の話題としては、家に帰ったら「今日のツイてることを披露しあう」というのを始めているという話をしてみた。以前からすごいやり方にインスパイアされて「良かった事を話す」というのをできるだけしていたんだけれど、今年の「ツイてる」マイブームにあわせて、「ツイてる」という意識をもって口に出すようにするようにしてみている。

話によると今日初めてお会いした方も同様に、夜に2人のお子さんとその日の良かった事・感じた事をお互いに話すようにしているのだとか。 子育て的にもいい影響がでそう。

その他東京マラソン(初めてお会いした人参加されるらしい)・葬儀(集まってくれた人の間で楽しい時間が過ごせてもらえるのは亡くなった人にとっても素晴らしいこと)など。

良かった事はできるだけ口に出し、また人から引き出せるようにしていきたい。

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2010年5月7日 (金)

会議始めました

すごいやり方

このゴールデンウィークは9連休とじっくり休めるので人生の大目標とライフプランを見直してみている。大目標は数年前に立てたものがあるんだけれど、よく考えてみると自分がエネルギーと時間を注いでいるコンピュータ/ソフトウェアに関するものがひとつも入ってなかった。なんということでしょう。

ということでソフトウェアに関する大目標を設定。やっぱりソフトウェア好きだわ、オレ。

もこのゴールデンウィーク目標を見直し。2人で目標達成の可能性を100倍にするために定期的に目標を話し合うことにした。 「すごいやり方」の「今週の進み具合はどう?」を実践。

まずきめた以下ルール:

  • 毎週金曜日の夜にチェックしあう。
  • 前回からの進捗状況を話す。
  • 次回までにやると決めた内容(期日つき)を話す。
  • ものによってはいさぎよく「それはもうやらない!」と決めて発表する。
  • 応援・アドバイスは不要(そのほうがうまくいく)。

基本はすごいやり方の通り。

夫婦理解し合ってこういうのできるってイケてるぜ。

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2018年5月16日 (水)

one-on-one ミーティングでキクトビジョン

one-on-one ミーティングで相手の方のキャリアビジョンを伺いたい時、私は「すごいやり方」に出てくる「キクトビジョン」の質問テンプレートをよく使わせていただいています。

  • 「1年後にどうなっていたい?」
  • 「じゃあ、3年後にはどうなっていたい?」
  • 「その状態になるのに障害になっていることはなに?」
  • 「どんなやり方をして、だれのどんな助けがあれば、その障害があっても望むような状態になれる?」

(すごいやり方 p.56)

多くの方はその場ではなく、次回の one-on-one までに考えをまとめてから答えてくれます。「そんな質問をされた事がなかった」「あまり考えた事がなかった」と言われることが多く、あらためて考えてみる良いきっかけになるようです。

書いたものは残しておくのがお勧めです。1年後・3年後に見返して「実現できている!」「考え方はその後もぶれていないな」あるいは「成長したな」「方向転換したな」などとふりかえることができて純粋に面白いです。

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2018年5月21日 (月)

今日のさえずり: 「実際のところ、ソフトウエア開発上の問題の多くは、技術的というより社会学的なものである。」を100回噛みしめている

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2020年9月4日 (金)

できない理由を挙げることはマネージャーの仕事ではない

高校生のバイトでもできること。」とうフレーズが強烈に印象に残っていて、でも何で読んだか思い出せずもやっとしていた。それが先日ノートテキストファイルを整理していたらメモが出てきてようやく思い出せたのだ。

15年前に読んだ『仕事のヒント』だ。

できない理由を挙げることは、高校生のバイトでもできること。マネージャーの仕事ではない。 — 仕事のヒント p.102

「どのようにすればで言ってみる。」というのを学んだ『すごいやり方』『すごい会議』を読んだのも2005年。この頃から強く「できない理由を探すよりできる方法を考える」ことを意識するようになったんだ。できない理由を探すよりもできる方法を考える方がかっこいいと思ってる。

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About

Naney Naneymx

Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。

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