アイデアを段階的に書き出し組み立てていくライティング手法であるインクリメンタルライティングをするのに Obsidian プラグイン Spaced Repetition が良いようなので、昨日インストールし今日から使い始めてみた。
インクリメンタルライティングしたいノートに #review タグ(あるいは設定したタグ)をつけるとレビュー対象となり、 Notes Review Queue に表示されるようになる。
Open a note for review をすると、次にレビューすべきノートが開くので、加筆修正する(あるいは何もしない)。
しばらくレビューが不要そうであれば Easy、またすぐレビューしたければ Hard、その間であれば Good と評価すると、次のレビュー日が自動計算されて YAML front matter に書き込まれる。もうインクリメンタルライティングの対象から外してよいとなれば、 #review タグを外す。
その日のレビュー対象がキューから無くなるまでこれを繰り返す。
いい感じの頻度でリライティングするきっかけを提供してくれる。パーソナルナレッジベースとしての Obidian vault をアップデートしていく仕組みとして良さそうだ。
今日も良い一日を。#photography
— Naney (@Naney) May 11, 2022
RICOH GR III #GR #GRIII #GR3 pic.twitter.com/LZWu8IQ3hs
最近アイデアのマネジメントに取り組んでいる。
そろそろデザイン思考についてきちんと理解しておきたいと思って、以前購入した『デザイン思考が世界を変える〔アップデート版〕イノベーションを導く新しい考え方』を読み始めた。
「話し合う過程でいろいろな気づきを得るため」と「WSJF を求めるため」に、チームでグロースアイデアの影響度と作業のサイズについてプランニングポーカーをしてみることになった。
『Hacking Growth グロースハック完全読本』ではグロースアイデアの優先順位付けの参考として使うための ICE スコアシステムを紹介している。アイデアの提案者が
をそれぞれ10点満点で採点し、その平均値をグロースアイデアのスコアとする。そのスコアを参考に優先順位付けしようというものだ。
いまチームではグロースアイデアの影響度と作業のサイズを決め、影響度を遅延コスト、作業のサイズを作業期間とみなして WSJF としてアイデアのスコアとしてみている。
ここでまだ「影響度 2 とはどれぐらいなのか?」「作業のサイズ 3 とはどれぐらいなのか?」という共通認識をチームが獲得できていないので、プランニングポーカーをやってみようとなったのである。
作業のサイズの見積もりはプランニングポーカーでできるとして、影響度についても同様に見積もることができるだろうか。
やってみた感じでは作業のサイズを見積もるのに比べると、影響度はそれぞれの主張がより強く現れて合意が得られにくそうだなという印象だった(それぞれきちんと主張できていること自体はポジティブにとらえている)。
「誰かが持ち込んだアイデアについて話し合う時」と「チームで生み出したアイデアについて話し合う時」とで空気が大きく違うなと以前から感じている。
「誰かが持ち込んだアイデアについて話し合う時」は悲観的な空気になりやすい。ただし「誰か」が権威的な人であったり信頼されている人であったりすると、否定的な意見が少なくなる。
一方「チームで生み出したアイデアについて話し合う時」は楽観的な空気になりやすい。成功の可能性が低いと思える時も「とりあえずやって検証してみましょう」という流れになりやすい。
アイデアについて話し合う時は「発散思考のステップなのか収束思考のステップなのか」であったり「アイデアをブラッシュアップさせる場なのか選別する場なのか」であったりを明確にすることで建設的なものになるだろう。
遡って、最初から「目的や問題の共有」「調査・分析とインスピレーションの収集」「アイデア生成」とをチームで進めていくのがより良い話し合いと結果を生み出すに違いない。
[ opinion ]
石ごろごろ#photography
— Naney (@Naney) October 13, 2022
Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens#Minitar #Minitar1 pic.twitter.com/PKrcAzY7Ne
保険料控除申告書と保険料控除証明書を提出して年末調整一段落。今年は提出するものが減ったので去年よりずいぶん楽だ。
オフィスのローソンでは11月11日を前にポッキーが大量入荷していた。気が早いね。
アイデアを検討するミーティングがどうもいい感じに進んでいないので、そもそもの目的を再確認し目標をきちんと設定し直した。目的から考えるの大事。
アイデアを生み出すプロセスについて学ぶのにデザイン思考についてきちんと理解しておきたいと思い、デザインコンサルティングファームである IDEO の CEO ティム・ブラウン氏の著書『デザイン思考が世界を変える〔アップデート版〕イノベーションを導く新しい考え方』を読んだ。
本書では主にデザイン思考によるイノベーションの取り組み事例を豊富に紹介しながら、デザイン思考という考え方について熱弁されている。IDEO におけるデザイン思考についての思想・哲学について感じることができた。具体的なデザイン思考のプロセスや方法については本書では説明されていないので、実践するには別の書籍をあたる必要があり。
まずチクリと刺してから「もっとデザイン思考で考えねばならぬ」「IDEO ではこんなことをやってみている」といった書き方が随所にあって、ちょっとしんどいところもあり読み終わるまでに時間がかかってしまった。
[ 読書ノート ]
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
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