2006年3月1日にリリースされた RSS リーダ フレッシュリーダー(Fresh Reader)を昨日 Debian GNU/Linux sid 環境へインストールして試用を開始してみた。
ノート PC 上で動いている Apache2 にインストール。PHP が必要なので、libapache2-mod-suphp をインストールしておく。
apt-get install libapache2-mod-suphp
他のプライベートな Web サイトと分離するために、バーチャルホストを1つ作ってそこへインストールすることにする。 libapache2-mod-suphp を使って、自分のユーザ権限で db に書き込むように設定。 また自分だけが使えるようにアクセス制限しておくことにする。
/etc/apache2/sites-available/freshreader を作成:
<VirtualHost *> ServerAdmin naney@naney.org ServerName freshreader SuexecUserGroup naney naney DocumentRoot /var/www/freshreader <Directory /> Options FollowSymLinks AllowOverride None </Directory> <Directory /var/www/freshreader> Options Indexes FollowSymLinks MultiViews ExecCGI AllowOverride All Order deny,allow Deny from all Allow from 127.0.0.0/255.0.0.0 ::1/128 </Directory> ErrorLog /var/log/apache2/error.log LogLevel warn CustomLog /var/log/apache2/access.log combined ServerSignature On </VirtualHost>
で、次にバーチャルホストを有効にする。
#mkdir /var/www/freshreader #chown naney.naney /var/www/freshreader #a2ensite freshreader #emacs /etc/hosts # 127.0.0.1 に freshreader を追加 #/etc/init.d/apache2 reload
続けてフレッシュリーダーをインストール。 基本的にはアーカイブを展開するのみ。
$cd /var/www/freshreader $tar zxvfp ~/sffr10lin.tar.gz $chmod 700 db
で Web ブラウザから
http://freshreader/freshreader/index.html
にアクセスする。これで基本的なインストール終了。
それから1時間に1回自動巡回するようにしておく。 今回は自分のユーザアカウント (naney) でインストールしてあるので、自分の crontab 設定に追加する。 自分の場合は、1時間に1回 run-parts されるディレクトリがあるので、そこに
#!/bin/sh /usr/bin/php5 -f /var/www/freshreader/freshreader/crawler.php
というファイルを作成しておく。
あとはマニュアルの通りWeb ブラウザでユーザを作成したり、巡回先を登録したりしていく。
現在のところ Web 巡回は
と用途ごとに分散してしまっている。
集約したかったのだが、なかなかこれというのが無かった。
と望んでいる機能が入っている。
早速 Bloglines から登録一覧を OPML でエクスポートして、インポート。
動作も軽快だしいい感じだ。 「一度に表示する未読記事の数」が設定できるのが非常に気にいった。
未読記事を表示したらそのページ(タブ)を閉じる前に全部目を通さなければならない(でないと、読んでいないものも既読になってしまう)。 Bloglines だと前回見てからの未読が1度に全部表示されるので、間隔をあけてしまった時に辛い。 この点でフレッシュリーダーは便利。
現在「無制限」「約100件」「約1000件」が選べるが、ここは自由に数値で指定できるとなお嬉しい(50件づつぐらいにきざみたい)。
Web 巡回は、基本的にこれに集約しようかな。
ということでブロガーライセンス(自身でブログ/ホームページを運営されている方向けの優待ライセンス: 無料)を申請。
Debian GNU/Linux ノート PC 上で動かしているフレッシュリーダーに Windows BOX からアクセスできるようにしたい。
しかしそのノート PC は DHCP で IP アドレスを割り当てているので Windows の hosts ファイルに書くのも毎回書き換えが必要で面倒。 DNS がどうのこうのという大袈裟なこともしたくない。
何かいい手はないかなと考えていたら、nmbd の事を思い出した。 もともと Windows だと NetBIOS 名で URL のホストを解決できているので、これを使う手がある。
今回は Apache の名前ベースのバーチャルホスト 'freshreader' に置いてあるフレッシュリーダーに、Windows BOX からアクセスしたいので、 Samba の 'netbios aliases' 設定を使用する。 smb.conf で 'netbios aliases' としてバーチャルホストと同じ名前の指定しておいてあげれば OK。
朝から ThinkPad X31 の HDD 新しく入れ替えて Debian GNU/Linux sid のインストールを開始。
今日は sarge のネットワークインストール CD イメージからブートしてインストール。 今回はブートドライブにできる「ThinkPad USB ポータブルCD-ROMドライブ」があり、またこのイメージで起動して e1000 が認識できるので楽勝である。
(第1回目は USB FDD + PC カード NIC でインストール、第2回目 は HDD 上のインストーラから GRUB からの起動によるインストールだった)
ヤバイ状態の旧 HDD を USB 外付け HDD ケースに詰めて
を新しい HDD にコピー。
次に環境の復旧。 以下備忘録。
以前作った Linux kernel 2.6.15 deb パッケージをインストールした後 module-assistant で madwifi をインストールするも、ビルドした GCC のバージョンが違ってロードできず。 kernel は GCC 4.0 の時にビルドしたもので、madwifi は現在のバージョンである GCC 4.1 によるビルドであることが問題。
まずは前にビルドした 2.6.15 のソースディレクトリでカーネルパッケージを GCC 4.1 で作りなおしてインストールし、あらためて module-assistant。
module-assistant prepare module-assistant auto-install madwifi
で /etc/network/interfaces を書き戻す。
ここずっと使っていた qmail をこの機会にやめることにした。 Postfix へ。
全体の設定はインストーラに従って設定。
個人設定は、
~/.qmail に
| preline /usr/bin/procmail
として procmail を使っていたので、~/.forward を作って同様に procmail に流すようにする。
"|IFS='' && exec /usr/bin/procmail -f- || exit 75 #naney"
~/.procmailrc は以前のまま。ClamAV と bsfilter でふるいにかけた後、Maildir へ。
以前入れた時は deb が古かったので /usr/local に自前でインストールした。 まずはこれを古い HDD から戻して動作確認後 deb のものに切り替え。
.mew.el の中も
(load "/usr/share/doc/bsfilter/examples/mua/mew4/mew.el")
に変更。
/etc/samba/smb.conf を書き戻す。smbpasswd でパスワード再設定。
とりあえずインストール時の設定で xorg.conf を作る。
Load "freetype"
をコメントアウトして、
Load "xtt"
に変更。
sid は現在 3.5.3 と 3.5.4 混在状態になっているため、依存関係の問題で簡単にはインストールできずてこずった。 kdebase-data と kdelibs-data の 3.5.3 を http://snapshot.debian.net/ からとってきて hold して 3.5.3 系 KDE として各種パッケージをインストール。
skype-beta-1.3.0.30-1_i386.deb をインストール。
一般ユーザ naney の crontab ファイルを再登録。
足りないと気がついた時点で順次インストール。
/etc/auto.master、/etc/auto.misc を書き戻して /etc/init.d/autofs restart。
deb パッケージを公式サイトからダウンロードし、/etc/mt-daapd.conf を書き戻して /etc/init.d/mt-daapd restart
昨日、ホームページからフレッシュリーダーを外した。 といはいえ、アンテナを張っておくという意味でそれなりに巡回しておく必要あり。
ビジネスアワーの中のちょっとした隙間時間でチェックしていくようにしたいので、平日の昼間は Web ブラウザのホームページをフレッシュリーダーにしておきたい。
曜日・時間でホームページを自動切り換えするような Firefox 拡張機能がないか探したけれど残念ながらみつからない。
ということで、曜日・時間をみてリダイレクト先を切り換えてリダイレクトさせるだけの簡単な CGI プログラムを作成してローカルホストの Web サーバに置き、Firefox のホームページに設定。 別にレスポンスにも不満はないので、これでいくことにする。
しかし、しばらくは RSS 巡回禁断症状が出そうだ。
今日は夕方から社外でミーティング。 Windows 環境でのデモンストレーションが必要なため、普段持ち歩いている自分の ThinkPad X31 (Linux BOX) に加えて会社の Dell のノート PC を持って出発。重い。
メールや開発環境などは一元管理したい派なので普段の通勤でノート PC を持って往復するのはまあしょうがないのだが、こういう日は家に置いてきてせめて1台にしたいところである。
オフィスで開発などのヘビーな作業をしない日は、最近構築を進めている USB メモリによるポータブル環境で済ませられるようにぜひしたい。
ノート PC (母艦) | USB メモリポータブル環境 + Windows | オフィスの Windows、Linux |
メーラ | △ | × |
TeX | ? | ○ |
UNIX 系開発 | × | △ |
パスワード管理 | × | × |
ナレッジベース | × (メモだけしておいて母艦へ) | × |
Skype | ○ | × |
SSH | △ | △ |
フレッシュリーダー | × | × |
認証がからむものをできるだけポータブル環境にまとめたいところ。 データはさすがに全部 USB メモリに入れて持ち歩けないので、どんどん Subversion リポジトリに置くようにして必要なものだけ取れるようにした方がいいかな。
1年前よりノート PC にインストールして毎日利用しているフレッシュリーダーがメジャーバージョンアップした。 ここ最近セキュリティアップデートはあったものの機能改善はなかったので、この先どうなっていくのだろうと思っていたので一安心。
気になる新機能/機能改善は以下。
全体的に使い勝手がアップした印象。
自分で一人で使う分にはブックマークははてなブックマークを使ってしまうので、ブックマーク機能は不要。
社内で SBS を立てたいと思っているもののいいソフトウェアが見つかっていないという点では試してみたいと思うけれども、法人ライセンス (税込 104,790円)を買ってまではなあという感じ。
なおライセンス体系が変わって、個人では無償で使えるようになった。 ただし、
※個人ライセンスでは、フレッシュリーダー上に広告が表示されることがあります。 広告の表示にあたり、お使いのフレッシュリーダーで購読しているフィードの情報が弊社サーバーに送信されます。 個人を特定する情報は送信されませんが、購読フィードの情報は弊社プライバシーポリシーに沿って管理いたします。 -- 価格とライセンスより
と、ちょっと雲行きが怪しい。
無償なので広告がはいるというのは理解できないこともないが、フィードリーダの画面ははよく見るものなだけに、広告などは無意識的に飛ばしてしまうから邪魔なだけになりそうな気がする。
フィードの情報が送信されるというのもちょっと。まあ Google ツールバーなど見ているページの情報を送ってしまっているから、今更目くじらを立ててもどうかとも自分でも思う。 ただフレッシュリーダーは「プライベートなサーバ型フィードリーダで、公開サービスには登録がはばかられるフィードが登録できる」のが魅力で、Bloglines から移ったという点もあるので、かなり気になる点ではある。 どのタイミングで、どのようなデータが送られるのか明記されていないので気味が悪い。
これらの点はそのうち詳細が説明されることを期待。
普段仕事では
の2つを使っている。
先日メールを Gmail にしたことで、母艦が無くてもメールの読み書きができるようになったので、これを機にサブの Windows デスクトップ PC だけで仕事ができるかチャレンジしてみた。
使用したソフトを書き出してみた。
Linux | Windows | ポータブル | |
Web ブラウザ | Firefox (Iceweasel) | Firefox | o |
メール | Mew / Gmail | Gmail | o |
Firefox + tweetbar | Firefox ( + tweetbar) | o | |
IME | SKK、uim | SKKIME | x |
キーバインディング | XKeymacs | ? | |
Skype | Skype | Skype | o |
パスワード管理 | テキストファイル | KeePass | o |
社内 Wiki 読み書き | Firefox | Firefox | o |
Excel データ読み書き | (していない) | Excel | x |
Word データ読み書き | Mew + wvHtml (/ OOo) | Word | x |
PDF 閲覧 | Adobe Reader | Adobe Reader | x |
メモ | howm | Google ノートブック | o |
RSS リーダ | フレッシュリーダー |
「ポータブル」は USB メモリにソフトウェアが入れらる、あるいはオンラインサービスとして任意の Windows BOX で使えるならば o 。
ちょっとしたメモ書きを Windows 上でして後で母艦で参照するのに、Google ノートブックを使い始めることにした。 テキストファイルに書いて USB メモリに入れてコピーするよりはずっと楽。
ネットサービス系で使った/使いたいと思ったアカウントは今日のところは以下。
はてな・Twitter は母艦の Firefox にパスワードを暗記させていて覚えていないので、頭に入れておくか KeePass に入れておく必要あり。
午前中は何とかいけたが、Web ブラウザ上の Gmail でメールを書き始めたら急にストレスを感じるようになった。
これらの点は多分 Firefox 拡張機能や、Greasemonkey スクリプトで多分ある程度解消できるのだと思う。要環境整備。
普段使っている RSS リーダが使えないと昼休みに巡回ができなくて淋しいが、こちらはその分他のことに時間が回せて結果的には悪くないかも。
今後順次環境を整備すれば、ライトな作業なら Windows BOX だけで済ませられるようになるかなぁ。
フィードリーダーは、1年半ほど前からサーバ型「フレッシュリーダー」をノート PC にインストールして使っている。
しかしながら、ここ最近 Google の各種サービス(Gmail、Google カレンダー)を利用し始めていることもあって、フィードリーダーも Google リーダーを使ってみることにした。
フレッシュリーダーから OPML 形式でエクスポートした後、プライベートネットワーク内のフィードなどを削除して、Google リーダーでインポート。
乗り換え先の候補としては、livedoor Reader とはてなRSSもある。
livedoor Reader は評判が良いので気になるところ。 ただあらためてアカウントを作って管理するのがちょっと面倒。
はてなRSS は、はてなの他のサービスとの連携が気になる。 サービス開始時に少しフィードを登録してみたりしているけれど、今は Twitter のトラッキング用としてしか使っていない。
livedoor Reader、はてなRSS どちらもモバイル版があるのもちょっと魅力 (Google リーダーもモバイル版があるが、Cookie が使えない FOMA 端末には対応していない)。
ま、まずはしばらく Google リーダーでいくことにする。 フレッシュリーダーはプライベートネットワーク内のフィードリーダーとしてしばらく使い続けるつもり。 しかし、こちらはそんなに多くないから、Sage とかにしてしまうかもしれない。
Naney (なにい)です。株式会社ミクシィで SNS 事業の部長をしています。
※本サイトの内容は個人的見解であり所属組織とは関係ありません。