テレビを見ていたら『プロジェクトX』の次の番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』第1回の放送が始まった。
最初は寝転がりながらなんとはなしに見ていたのだが、今回登場した「リゾート再生請負人 星野佳路」氏の仕事に対するスタンスが興味深くて、気がつけばきちんと座って最後まで見てしまった。
「スタッフ自身が主体的に考えられる環境を提供」し「権限を委譲」することで力を引き出す。 コンセプトには「正解」はなく、スタッフが「共感」するものが強い推進力を持つ。
そういった事が語られていた。 成功者の多くが持つスタンスを氏も持っているのだなあ。
斜陽になった旅館の従業員が会議室の一室に集められ、コンセプトの抽出を行うミーティングに参加するシーンがある。 最初とまどい気味であった従業員が、促されて自分の考えを配られた模造紙に書き出しはじめると目の輝きがみるみる変わっていく。
「書き出す」ことの威力をあらためてみた。
その他、星野氏が「どうしますか」と連発しスタッフ自身の考えを引き出す様子など、(番組のフィルタがかかっているとはいえ)他の組織のミーティング風景を垣間見ることができ非常に面白かった。
さて自分。 自分のところのスタッフの力を引き出すために「どうしますか?」
「NHK プロフェッショナル 仕事の流儀」第3回で紹介されたパティシエ杉野英実氏の菓子がスゴイらしい。 一度食べてみたい。 京橋にお店 HIDEMI SUGINO (イデミ スギノ)があるとのことなので出掛けてみることにした。
じいさん・ばあさんが玄関前でたむろしていた警察博物館脇の道を少しはいったところにそのお店はひっそりとある。
休日なので混んでいるかと思ったら思ったより静かだ。 ……14:00 ちょっと前だったが、既に生菓子は売り切れとの札。 甘かった (ケーキでなくて、自分が)。
しょうがないので、高速道路下のG-ZONE銀座(西京橋ビル)のモンスーンカフェで昼食。鶏肉とヤングコーンのグリーンカレーはココナッツミルク風味で好き嫌いのわかれるところ。
隣の ZEST では WBC 放映中。食べ終わって前を通ると9回の裏だった。
カレーが結構辛くてお腹がモヤモヤする中、伊東屋を巡回。 その後有楽町マリオンへ。
三越前と有楽町マリオン前は、号外待ちの人だかりとそれを捉えようとするテレビクルーでゴチャゴチャだった。 号外をもらった経験のない妻と「欲しいねぇ」と話していたのだが、二人ともいつくるかもわからないものを混雑の中待てる性分ではないので、そのまま退散。 夕方のニュースを見ると、号外の取り合いでケガ人も出たとか。
コワイコワイ。
夜2度目の辛さがキタ。
カライカライ。
先週放送のプロフェッショナル 仕事の流儀 第18回 「現場に出ろ、答えはそこにある」が興味深いタイトルだったので録画しておいた。 セガでムシキングを開発している、ゲーム開発部長 植村比呂志氏の流儀の回である。
会社で社長が「会社の外に出る機会の重要性」を説いていることもあり、どんな内容か興味深かった。
現場に出ることで、子供(=顧客)の反応や考えをじかに感じることができ、情報や気付きが得られ、開発でよりよいフィードバックを行っていくことができる。
これらの理性的な効果以上に「なるほど」と思ったのは、現場での反応を見ることでモチベーションが高まるという点である。 現場の空気を感じるということは、いろいろな意味で刺激的であることを再認識。
メインテーマである「現場主義」についての話以上に面白いと思ったのは、リーダーとしての振る舞いについての話。
日頃からスタッフに声をかけて距離感を縮める。
作業中の内容をのぞかれるのは嫌がられるかと思うと、そうではなくて「見られていることが『報酬』になる」とのことだ。
結果だけではなくプロセスまで含めて理解してもらえるという点が大きいらしい。
忙しくなると机に張り付きがちだから、意識する必要があるな。 来てもらった方が楽に感じてしまうけれど、自ら立って出向くほうが効果的だと。
最近横着シテマシタ。
あちゃー。これも肝に命じておく必要があり。
[ リーダーシップ ]
今日の「プロフェッショナル 仕事の流儀」はスペシャルで「映画を創る ~宮﨑駿・創作の秘密~」と題して、宮﨑駿氏の回なので、見てみた。 長編映画「崖の上のポニョ」の準備作業3カ月半の取材、それと茂木健一郎氏と住吉美紀氏によるインタビューが内容。
小型ビデオカメラを持ったディレクター1人のみが許されたという取材の映像はカメラワークや照明などは当然悪くて決してみやすいものではなかったけれど、アトリエで監督が創作活動を行う様子は非常に興味深かった。 アトリエ自体が映画の中のワンシーンにでてきそうな佇まい。
監督は、神経質さと温かさと深さを持つ非常に繊細な印象だ。 そして真に新しいものを創造することがどれほどのエネルギーが必要なのかということを見せつけられた。
茂木氏は非常に緊張していたように見えたけれどどうなのだろう。 緊張するよな、そら。
銀座の京橋側にきたので警察博物館に行ってみた。NHK プロフェッショナル 仕事の流儀で紹介されたケーキ屋に行くのに8年ほど前に博物館の前を通って存在を知ったんだけれどまだあった。
ヘリコプター「はるかぜ1号」が展示されていたんだけれど、人が乗るところがとても小さくてびっくりした。あんなものでいいんだ。
あと白バイと赤バイと黒バイがあった。
上の階にあった、数秒画面に出た顔についてモンタージュするゲームで人の記憶の曖昧さを思い知らされた。
銀座にきた時は1度寄るといいと思う。無料だし。警察グッズの売店が無かったのは残念。
絵などの作品を処分する前にまとめて写真撮影。思い出として残せればぐらいで超キレイに撮らねばという訳ではないのだけれど、三脚を立て、作品毎にマスキングテープで床に貼って撮影を繰り返したらあっという間に2時間以上経ってしまった。
3月22日に放送された『プロフェッショナル 仕事の流儀 「庵野秀明スペシャル」』を見た。75分スペシャル。
自分が考えてる以上のものは出てこない
という言葉が刺さった。
1人で思考するだけでなく創発が生まれる環境を作っていくことにも意識を向けたい。
Naney (なにい)です。株式会社ミクシィで SNS 事業の部長をしています。
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