国立新美術館で開催されている「佐藤可士和展」に行ってきた。美術展・写真展と違って印刷物の展示が多く、ちょっと物足りないかもと最初思ったけれどバラエティに富んだ展示内容で満足できた。
商業デザインとして様々なシーンで利用することを想定し、スケーラブルで印刷・立体化・2次利用しやすい直線や円弧のシンプルな組み合わせのものが中心。スプラッシュ系のデザインがあると逆に強く目がひかれた。
「見た目を考えてデザインする」「与えられたコンセプトをもとにデザインする」「コンセプト作りとともにデザインする」、どこまで踏み込んだ仕事ができるか(能力があるか、任せてもらえるか)がやはり一流とそれ以外の違いなんだろうな。
本展は一部を除き写真撮影 OK となっている。展示されている作品のブランドの企業が各社協賛・協力しており、マーケティング上のメリットも大きいというのもあるだろう。気に入ったものを写真に残して後で見返したい来場者と Win-Win でいいな。
『Hacking Growth グロースハック完全読本』を読む会の第2回目。今日からいよいよ第1章に入る。第1章は「グロースチームを結成する」だ。
グロースチームに必要な役割として以下が挙げられている。スクラムチームと同様に機能横断型チームであることがグロースチームには求められる。
チームの規模によって1人が複数の役割を兼任したり、複数の人が1つの役割を担当したりする。
チームのマネジメントはグロースリードが行う。
グロースリードはマネジャー、プロダクトオーナー(プロダクトの最終決定権と責任を持つ役割)、データサイエンティストをあわせたような役割を担う。
本書ではプロダクトマネージャーを
一般的には、プロダクトマネジャーはプロダクトのさまざまな要素を形にする過程を監督する。
と説明している。グロースサイクルでプロダクトの新機能を実験として選定した場合に、グロースリードはメンバの中のプロダクトマネージャーを実験のオーナとして任命すると後の章である。
ここで言うプロダクトマネージャーはグロースチーム内での機能開発をマネジメントするのか、それとも別チームを率いているプロダクトマネージャーで、そちらで実験のための機能開発をマネジメントするのか。組織体系の節にあるチームだと前者なのかな。
このあたりは企業によって組織構造や役割名の定義が違うので、そういった典型的な型があるよねぐらいで読んだ方が良いだろう。
詳しくは4章。
「専門分野に応じた業務を担う」とありメンバの専門性に頼っているイメージ。スクラムのように銃士の姿勢まではここでは求めていないようだ。銃士の姿勢であることに越したことはない。
分析とプロダクト開発とマーケティングができる機能横断型のグロースチームを結成せよ。
仕事用と個人用で Google Chrome プロフィールを分けていて、後者の方だけ Twitter でログイン状態にしている。
しかし仕事用 Chrome の方でも Twitter にログイン状態になっていないと、 Twitter アカウントを確認したり Twitter 検索したりする際に何かと不便だ。かといって Naney でログインしておくと、画面共有した際に個人的なタイムラインが見えちゃったりしてよろしくない。
なので自社やソーシャルメディアに関連する Tweets やアカウントをウォッチする目的用に別の Twitter アカウントでログインしておくことにした。
以前作ったけれど使っていなかったアカウントにログインし、プロフィール画像・ヘッダー画像を設定。投稿・シェアした際にステルスマーケティングと受け取られないよう配慮し、名前と自己紹介に社名を入れておいた。
『Hacking Growth グロースハック完全読本』を読む会の第10回目。今日は「第8章 収益化をハックする」。前半部分の発表を担当。
収益化のグロースハックも基本は分析・ユーザー調査と実験。前半部分は収益化の観点でのおさらいである。
後半は価格の最適化や消費者心理の利用がトピック。価格の最適化についてはグロースハックというテクニカルな話以前にマーケティング戦略としてきちんと考えいく必要がある。消費者心理についてはちょうど今読んでいる『影響力の武器』に出てくる影響力の6つの原理が紹介されていた。収益化のハックにおいては、マーケティングやセールスで長年研究されてきた考えなどをしっかり学んでおく必要があるな。
『Hacking Growth グロースハック完全読本』を読む会もいよいよ次回が最終回の予定だ。参加者の一人が「自分のための勉強会だと思ってるんで」と言っていて、めちゃいい姿勢だなとテンションが高まった。「いやいや、自分も自分のための勉強会だと思ってるから」と負けじと返した。
東急ハンズ 公式 Twitter アカウント @TokyuHands 担当者(中の人)による、東急ハンズ流企業 Twitter アカウントの運用についての本。
Twitter はコミュニケーションツールであるとして、コミュニケーションを通じたブランディングを目的としてどのように取り組んでいるかが本書では紹介されている。Twitter 特有のスラングには解説が添えられており Twitter に詳しくない人でも理解しやすい。
友達感・リアルタイム感など、フォロワーとの関係性とコミュニケーションを大切にして運用していくためのポイントが盛りだくさんだ。特に同様のスタイルを目指している企業 Twitter アカウントの担当者にとって大いに参考になる1冊だ。
本書を参考にしても、中の人の個性を出していけば @TokyuHands とはまた違った愛されるアカウントになっていくだろう。
セガグループ・東急ハンズ・キングジム・井村屋・タカラトミー・タニタの企業 Twitter アカウントを運用している中の人にスタンスや事例などを伺いまとめた『自由すぎる公式SNS「中の人」が明かす 企業ファンのつくり方』(記事)では他のコミュニケーション重視の他の Twitter アカウントの話も書かれているので合わせて読むのがおすすめ。
Instagram や Facebook などソーシャルメディア毎に特性があり、SNS 運用にはそれぞれに合った適任者が必要だと本書では述べられている。
つまりはコミュニケーション重視の Twitter アカウント運用にも担当者の向き不向きがあるという訳ではある。『シェアする美術 森美術館のSNSマーケティング戦略』(記事)で述べられているようなスタイルなどもあるので、ブランドと担当者に合わせてアカウント運用方針を立てていくのがベターだろう。
[ 読書ノート ]
Threads を始めた。
Instagram の表示では日本時間 23:00 開始と表示されていたが、朝に Twitter をみるとすでに使い始めている人がちらほら。予告より早く 8:00 に開放されたようだ。プロダクトとして既にリリース可能な状態になっている中で、マーケティング戦略として先週末(7月1日・2日) の Twitter 閲覧回数制限によるユーザー離反を狙う形で App Store で予約注文開始し、機を逃さずさらに前倒しでリリースしたのかな。
Threads アプリで「Instagram でログイン」をタップして手順通りに進める。Threads プロフィールの名前とユーザーネームは Instagram と同期されているとのことで、Threads で新たにユーザーネームを取ることはできなかった。無念。 Instagram で naney は取れていないのであった。
最初のプロフィール作成で設定し忘れた写真は、プロフィールの編集で Instagram アカウントのプロフィールからインポートした。
Instagram アカウントがあればアカウント作成不要ですぐに使える。非常にスムーズで良くできている。アプリは Instagram と別だが、これは実質 Instagram の1機能と考えた方が良いだろう。
Wow, 30 million sign ups as of this morning. Feels like the beginning of something special, but we've got a lot of work ahead to build out the app. zuck https://www.threads.net/t/CuXCjGVrd6R
サービス開始から1日足らずで3,000万人がサインアップしたというのも実質 Instagram の一部によるところが大きそうだ。とはいえ招待登録や順次開放という手段を取らずにいきなり全開放できてしまうのは、さすがの技術力・運用力だなあ。
当初 iOS 版のみリリースかと思って iPhone で利用開始したが、 Android 版ももう出ていたので Pixel 7 に Threads アプリをインストールしてそちらでログインし直した。
自分が Threads に投稿したスレッドのテキストと permalink を Web ブラウザから Threads プロフィールにアクセスすることで確認できるので、 Twitter と同様に Web 日記に転記してログとして残すという運用が可能だな。
2023年7月16日にユーザーネームを pleasuright から naney721 に変更した。
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
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