Gmail は2004年12月に招待してもらって登録していたのだが、アカウントは Google の各種サービス用として使っていたものの、メールボックスはほぼ全く使用していなかった。 なんだかんだいって抵抗感があった訳で。
しかし、
ということからメールボックス Gmail に集約してしまうことにした。
やった事は以下。
pwgen で自動生成したパスワードを使っていたのだが、今後入力する機会が増えるので覚えられるものに変更。
普段使っている MUA である Mew のバージョンを 4 から 5 にバージョンアップ (Debian sid の Debian パッケージが上がった時に、ホールドしたままだった)。
もれなく k-/ が Namazu から Hyper Estraier になっていた。
「Gmail から直接」および「Gmail の SMTP サーバ経由」で普段使っているメールアドレスを使って送信できるようにアカウントを登録。
Web の設定画面で追加するとメールで確認コードが送られてくるので、それを使って有効化する。
Gmail 側で POP を有効にした後、fetchmail で fetch できるようにする。
defaults no mimedecode pass8bits poll pop.gmail.com protocol pop3 user xxx@gmail.com password xxx ssl fetchall
SSL を使用して fetch できるようしておく。
設定を始めるまでは「POP3 で Gmail アカウント使うのどうよ」と思っていたけれど、SSL 経由なのでちょっと安心した。
POP 後 Gmail 側ではアーカイブに移動するようしておく。
今まで SMTP over SSH でホスティングサービス経由等で送っていたものを、Gmail に TARTTLS を使って送れるように設定する。
mew-config-alist の中で
("default" ("user" . "naney") ("mail-domain" . "naney.org") ("smtp-server" . "smtp.gmail.com") ("smtp-user" . "xxx@gmail.com") ("smtp-ssl" . t))
送信メールアドレスは user と mail-domain で設定。Gmail のアカウント名は smtp-user で設定。 smtp-ssl も t にしておく。
その他メールアドレス毎に経路を変えて送ったりしていたのだが全部同様の設定にして Gmail 経由にする。
今まで Dcc で自分宛にコピーを送って管理していたのだが、Gmail では自分が SMTP 経由で送信したメールは POP できないらしい。 げっ。
ということで Fcc を
(setq mew-fcc "+sent")
から
(setq mew-fcc "+sent,+inbox")
に変更して、sent/ 以外に inbox/ にも複製を作るようにして対処。
普段使っている各メールアドレスのメールボックスから、全て Gmail へ転送するように設定。 たまっていた分は今まで通りの方法で fetch してクリアしておく。
Gmail カスタムボタンを表示するように変更。 ツールバーから Gmail にアクセスできるようにしておく。
Gmail アカウントを登録。 Google デスクトップで Gmail 上のメールを検索できるようにしておく。
試しに使ってみる。
モバイル Gmail から送られるメールの From: は Gmail でデフォルト設定したもので固定らしい。 ちょっと融通が効かない。
ま、プライベートのメールはiモードメールで送ってしまっても良いので、Gmail のデフォルトのメールアドレスを仕事用のに設定しておくことで対応しよう。
これで大体設定完了。
メリットは以下。
Gmail で言うところのスレッドについては、ちょっと慣れが必要そうだな。
なにはともあれ、一気に移行してしまった。 細かい所で違和感がまだあるけれども、いずれ慣れるだろう。 きっとその時は便利に感じるに違いない。
ようやくこれで本当の Gmail ユーザだ。
先月1日にパケ・ホーダイを初めて契約してから、使ったパケット数は 287,793 パケット。 契約前に使った 210 パケットと合わせると 288,003 パケットだ。
パケットパック10のままだと 3,0240円 かかった計算。 パケットパック30だと 15,120円。
使っているのは主に MovaTwitter + モバイル Gmail。 今の使い方だと、もはやパケ・ホーダイは外せないな。
しばらくは「タイプSS + パケ・ホーダイ」で行くか。
パケ・ホーダイを契約してから、MovaTwitter・RTM・モバイル Gmail などで携帯電話を活用するようになった。そんななか、決定打がないのが、ノートアプリケーション。電車の中などの隙間時間に、この nDiki の 下書きなどはケータイでできるようにしたい。
Google ドキュメントが使えればいいが、前年ながらまだiモードでは使えない。 メールベースでやる手もあるが、メモには良いものの再編集を繰り返したいようなものに難がある。
ということで自前でプライベート Wiki を立てそこに書き込んでみることにした。
使う WikiEngine はいつも通り自作の WiKicker。
書き込んだテキスト内のキーワードを nDiki へ自動リンクさせることができるので、パーソナルナレッジベースとして自分にとっては一番便利。書式も同じなので、Wiki に書いた下書きを、そのまま nDiki で使える。
肝心のケータイからの書き込みだが Ajax 等凝った技術を使っていないおかげで、問題なく FOMA 端末(D703i)からiモードで読み書きできた。WiKicker は UTF-8 でページを出力しているが、網側か端末側の処理かは知らないが今のところ問題なし。
なお認証は簡単に Basic 認証で済ますことにした。 安全とは言えないがそれほど重要なデータを置くわけではないしいいかな。 cookie は必要ないし WikiEngine に手を入れなくてもよいので、すぐできるのはコレ。
ユーザ名とパスワード付きのトップページ URL を端末でブックマークしておけば1発でアクセスできる。
これでケータイ(と PC)から使えるプライベート Wiki を設置できたわけだが、なにぶんもともとケータイをサポートしている WikiEngine ではないため、長いページの分割機能などはないのがちょっと不安。PageName で生成される URL が長くなった時の振る舞いもちょっと不安。
そこで Google Mobile Proxy (http://www.google.co.jp/gwt/n) 経由で Wiki を使うことにした。 ページを携帯端末向けに変換してくれる proxy で、Basic 認証もできるしフォーム の POST もできる。
Google Mobile Proxy 経由で見たページ内のリンク先も全て自動的に proxy 経由になるので、 PC 向け Web ページの URL を書いておけばそのまま携帯電話で見ることができる。
安全のためか、比較的短い一定時間立つと認証の再確認画面が表示されてしまうが、ユーザ名とパスワードを入力すれば、セッションは継続される。 テキスト編集に時間がかかってしまうと POST する時にひっかかってしまい認証の再入力がちょっと面倒だが、再認証が通れば POST リクエスト自体は有効で書き込みがロストすることはないようだ。
しばらくはこれで読み書きしてみよう。
夏休み中は充電のため会社からのメールの携帯電話への転送を一時的に止めておいた。 転送しなくても別に困らないので、このまま止めておくことにした。
それと休日や夜に会社からのしんどいメールを見てしまうと、けっこう後を引いてしまってそんな時はちょっと辛いと感じる。 やはりオンとオフは主体的にコントロールしたい(やる時はもちろんやる)。
Mew の inbox に入ってしまうと否が応でも目にとまり気になってしまうので、会社のメールアドレス宛のメールは直接 inbox に入らないように設定してみた。
~/.procmailrc に以下を追加。
:0 * ^TO_会社のメールアドレス $HOME/Mail/会社名/inbox/.
これで会社のメールサーバ -> Gmail -> fetchmail -> Postfix -> procmail -> Mew と流れてきた時に Mew では +会社名/inbox に入るようになった。
でメールチェック時に +会社名/inbox から +inbox にもってきて処理していくと。
オフィスにいる時も +inbox には直接入らなくなって受信に気がつくのが遅くなるわけだが「そんなにこまめにメールをチェックしなくてもいいのではないか」をさらに一歩進めたという感じで生産性的には向上することを期待。お急ぎの方は電話かチャットか Skype か携帯電話メールへ。
Gmail 上については迷いどころ。 フィルタで Skip the Inbox してもいいけど、モバイル Gmail からいざ新着チェックしたい時に不便だ。 Gmail については現状維持でいくか。
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
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