nDiki : 価値観

価値観 (バリュー、values)

2017年3月12日 (日)

『嫌われる勇気』という対人関係哲学

嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え

チームメンバとの one-on-one ミーティングの際に紹介してもらった『嫌われる勇気』を読みました(紹介感謝)。アドラー心理学に著者の持論を加えた「哲学」が哲人と青年という2人の対話の形で語られていきます。著者が重要だとしているところがあらかじめ太字になっていて、そこだけさっと読み返せるようになっているのが良いですね。

読んでいて疑問に感じる点が出てきた頃合いに「青年」が良いタイミングで代わり問うてくれて「哲人」がそれに答えてくれるという流れになっていて、それにのってすっと著者の哲学に引き込まれていく仕組みになっているのは上手いなと感じました。

論旨

「他者がどう評価するかは他者の課題であるので、気にかけず嫌われることを恐れず自分の生き方を貫こう」そして「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」によって「自己への執着を他者への関心に切り替えて共同感覚を持つ」ことができ、「誰かの役に立っているという主観的な貢献感という幸福」を得ることができるというところが論旨でしょうか。

「課題の分離」という考え方はなるほどと感じました。そういう考え方をもつことでたしかに他者の評価を気にかける気持ちが落ち着いた気がします。

承認欲求を否定?

ただ(本書で言うところの)承認欲求を否定しきっていいのかは疑問が残りすっきりしませんでした。他人の期待を満たすために生きるのではないというのは確かにそうなのですが、お互いに依存しあっている社会の中で完全に否定しきれるものなのでしょうか?

他者を評価しない?

本書では他者を「評価」しないのが大切と述べています。褒めたり叱ったりするのは背後に操作という目的があるからであり、またそうされた方は「自分には能力がない」という信念を形成してしまうとのことです。かわりに感謝や喜びを伝えるという「勇気づけ」を勧めています。

論としては理解できるのですが、果たして実際に褒めるということを無くしきっても良いのか確信が得られませんでした。

子供の頃に本で学んだことを両親に話したら「良くしっているね」と褒められて嬉しかった記憶が残っています。その褒め言葉でちょっぴり学ぶ能力の自信が高まりましたが、それで縦の関係による能力のなさを感じることはありませんでした。また褒められたことが一時的な外発的動機付けでしかなかったとも感じていなかった気がします。

「他者への評価」、これについてはもう少し学ばないと実践すべきという判断ができないなと。

本書の内容を手放しに自分の価値観や原則に取り込むべきではないというのが読み終えた感想ですが、違った考え方を得るきっかけになりました。本書の考えの根底にあるアドラーの教えについては、デール・カーネギーも影響を受けているということですしあらためて「人を動かす」を読み返したくなりました。

[ 読書ノート ]

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[ 3月12日全て ]

2017年11月15日 (水)

GTD における見通し (Perspective) #nNote

  • 5000m 目的 (Purpose)
  • 5000m 価値観 (Prnciples)
  • 4000m ビジョン (Vision)
  • 3000m 目標 (Goals)
  • 2000m 重点的に取り組む分野 (Areas of Focus)
  • 1000m プロジェクト (Projects)
  • 0m 次の行動 (Next Actions)
[ 11月15日全て ]

2019年5月31日 (金)

組織に OKR を導入してみる (4)

やったこと

マネージャーレベル以上でまずトライアルをしようと提案。

概要レベルでは OKR を知っているだろうという思い込みと、とりあえずやってみて分からないところ・気がついたところ・失敗したことから学習していくのが一番早いだろうという観点での提案だったのだけれど、しっかり事前学習・事前検討の時間が欲しいという声が多かった。

この点ではメンバの価値観の考慮不足だったなあと反省。

ただこの提案自体を練るのに時間をかけすぎずにぶつけた事で、次に事前学習をみんなで始めるというアクションが起こせたのでオーケーだと思ってる。みんなそれぞれ Measure What Matters を読むことになった。

学び

新しいチャレンジに巻き込む時にはメンバの価値観を考えて準備する。

[ 5月31日全て ]

2019年8月2日 (金)

OKR 導入(OKR トライアル)に失敗

巻き込もうと思った全員に「自ら動きたくなる気持ちを起こさせること(人を動かす)」ができなかった。

OKR を使うかどうか以前に野心的な目標を立ててメンバを率いて目指していくという気持ちを起こさせられなかった。

すでに存在する OKR という手法を使って組織の目標を野心的目標(野心的 OKR)に作り直し、そこからサイクルを回していくことで失敗しながら学んでいくのが良いと思っていた。その中でチャレンジする価値観が広がっていけばとも思っていた。

しかし OKR に関係なく目標と方針の見直しが先ではという意見が出て遠のいた。自分やったことが無い中で、自信をもってトライアルを売り込めなかった。きっとそいういう雰囲気が伝わっていた。

自分の失敗である。

[ 8月2日全て ]

2020年5月25日 (月)

緊急事態宣言解除

新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言について、東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県・北海道で解除された。これで全都道府県の宣言が解除された。4月7日に発出されたのち5月4日に5月31日まで延長されていたが、5月末を待たずに解除となった。

外出自粛や休業要請の緩和、学校再開などが段階的に進むことになるので素直に嬉しい。

新しい行動様式(新しいライフスタイル)

東北地方太平洋沖地震/東日本大震災のあと、電力不足の懸念からいたるところで照明が減らされ当時の東京はまさに暗かった。食料品は品薄だった。水道水に少し不安を感じた。しかしいつの間にか東京の夜にも明るさが戻り、節電ムードも消えていった。今までの日常が戻った。

政府が感染対策で求めている行動について「新しい生活様式」と呼んでいることに違和感があるのは、それが恒久的に定着するものではないという感覚が自分の中にあるからだろう。価値観から生まれたものではなく所与されたものが「ライフスタイル」と呼ばれるものになるとはあまり思えないな。

[ COVID-19 ] [ WFH 2020 33回目 ]

[ 5月25日全て ]

2020年8月27日 (木)

境界線を引いて自律性を生み出す

先週8月19日(水)に『社員の力で最高のチームをつくる〈新版〉1分間エンパワーメント』を買って読んでいる。一昨日の「第1の鍵」に続き、今日は「第2の鍵」を。

エンパワーメントの「第2の鍵」は以下。

境界線を引いて、自律的な働き方を促すこと。(Create autonomy through boundaries.)

境界線

「境界線って何?」とひっかかる。で読んでみると

  1. 目的 (Purpose)
  2. 価値観 (Values)
  3. イメージ (Image)
  4. 目標 (Goals)
  5. 役割 (Roles)
  6. 組織の構造とシステム (Organizational Structure and Systems)

と書かれていた。 組織の MVV 的なものを明確にし、チーム・個人に浸透させ、それぞれ役割と目標をもって主体的に動けるようにしよう。王道な話であった。

ビジョン

トップが「ビジョン(イメージ→目的→価値観)」を立て、全員でビジョンから個人の「役割と目標」に落とし込む。ビジョンを「全社員で磨きをかける」ってどうやるのだろうと思ったけれど、ビジョンの内容や表現をワイガヤ作っていくのではなく落とし込むことを言っているようだ。

価値観

トップが信念(belifes)から価値観を明確にし、全員で価値観からルール・業務に落とし込む。「ルールを作るのは社員」というのがここではポイントだな。

組織の構造とシステム

「組織の構造とシステム」は報酬体系だったり承認ルールだったりを指している。エンパワーメントを妨げるものがあれば解決していこうという話。

王道な話なんて書いたけれど、やり切るには強い意志、それから時間が必要だと。

[ 読書ノート ] [ 行動原則 ] [ Naney の行動原則 ]

[ 8月27日全て ]

2020年11月17日 (火)

今日のさえずり: そういえばデータマイニングっていうワードあまり見掛けなくなった

[ 11月17日全て ]

2020年12月9日 (水)

2020年12月09日(水)の #nNote

one-on-one 最初の「うまくいっていること」から、個人の価値観をうかがい知ることができるかもしれない。

[ 12月9日全て ]

2021年3月29日 (月)

one-on-one ミーティングで「いままでに何が達成されたか」を話す

one-on-one ミーティングでは前向きな雰囲気を作るように「うまくいっていること」を最初に話すフォーマットにしている(one-on-one ミーティングのノート形式)。

すごい会議』で

なかには、「うまくいっていることはない」という人(たぶん不機嫌な顔で)がいるかもしれませんが、そのときは「『部屋の電気がついている』ってぐらいのことでかまわないので3つ書いてください」とリクエストします。

と書かれていたのが印象だったこともあり、イケル感じのムードをつくるのを優先で「仕事とは関係ない話でも全然いいですよ」といってやってきた。

いい感じのアイスブレイクになるし、続けていると興味関心をもっていることや価値観が垣間見えてくるしで「仕事とは関係ない話」も悪くない。リモートワークが増えて雑談の機会が減った今、むしろ大切にした方がいいかもしれない。

とはいえ「うまくいっていることを話す」のは仕事について「いままでに何が達成されたか」を共有して気持ちを高めるというのが本来だよなと。

まずは「うまくいっていること」のアジェンダのままで自分が「いままでに何が達成されたか」を話すようにし、どこかのタイミングで質問の表現もアレンジしてみようと思う。

[ 3月29日全て ]

2021年7月10日 (土)

『amazonのすごい会議 ジェフ・ベゾスが生んだマネジメントの技法』

amazonのすごい会議 ジェフ・ベゾスが生んだマネジメントの技法 (単行本)

会議の資料は「箇条書きではなく文章で書く」のが Amazon のルールと紹介している書籍『amazonのすごい会議 ジェフ・ベゾスが生んだマネジメントの技法』が気になって全部読んでみた。

会議資料の準備」と Amazon 流の「意思決定会議」「アイデア出し会議」「進捗管理会議」、そしてそのやり方の背景にある信条「Our Leadership Principles」との関係について読みやすくまとめられていた。

本書の内容は「Our Leadership Principles」という価値観行動原則を体現したマネジメントや会議のスタイルだ。なので読んでやり方だけ真似てもうまくいかない。Amazon 流会議の紹介から共感できる大切にしたい価値観行動原則を見つけ自分や組織に取り込みつつ、会議スタイルも参考にしていくのが良いのだろう。いや価値観行動原則を取り込められたのなら、もう真似などせずとも自ずとイケてる会議スタイルになっていっているに違いない。

とはいえピンポイントで「なるほど」「やってみたい」というのもいろいろあったので、それはそれでピックアップして参考にしたい。

会議資料: 箇条書きではなく文章で書く

箇条書きではなく文章で書く」については

いつ誰が読んでも確実に伝わる

と「伝えるための表現形式」として、また

きちんとした文章にするとなると、読んだときに辻褄が合わない部分が出て来ないように、最初から整合性をとらなくてはなりません。そのため、吟味に吟味を重ね、適切な情報を用いて推敲を重ねなければなりません。

と「書いて考えるための表現形式」として文章形式(ナレーティブ形式)の良さが説明されいた。

最近はできるだけ箇条書きではなく文章で書くようにしている。やってみると、なるほどそうだなと。お勧めのプラクティスだ。

会議資料: 定形フォーマットはつくらない

「定形フォーマットはつくらない」という話には唸った。

先人からの学びや自身の経験から「これは共通理解や意思決定に必要」という項目が自分なりにいくつかあって、ドキュメントの構成として意識していたりする。

しかしその構成に固執したり他人に強いたりすると、変化の阻害要因になりかねないと。定形にすると便利で楽だけれど思考の硬直につながりかねない。意識したい。

あとは

  • プロジェクトリーダーが意思決定会議のオーナーになる。
  • 本題から外れた意見をメモしておく「パーキングロット」を使って脱線から戻す。
  • ソーシャル・コヒージョン (Social Cohesion) に気をつける。
  • 「メトリックス・レビュー」と呼ばれる会議には、異常値の分析・対策検討など然るべき準備をした上で望むのが暗黙のルール。

は意識したりやってみたりしたいなと思った。

それから

  • 意思決定会議で「What(何を) Who (誰が) When (いつ)」を明確に決める

というのは、『すごい会議』で学んだ

  • 「誰が」「いつまでに」「なにをして」「どんな成果をだすか」を明確にする

というのと同じ普遍的な考え方だな。ガッツがいるのでついユルくなりがちだが、スピードと成果が圧倒的に変わってくるのでしっかり踏ん張ってコミット・リクエストしたい。

[ 読書ノート ]

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About Me

Naney Naney

Naney (なにい)です。株式会社ミクシィで SNS 事業の部長をしています。

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nDiki1999年1月に始めたコンピュータ日誌を前身とする NaneyWeb 日記(兼パーソナルナレッジベース)です。

#nNote タグがついている記事は他の記事に比べて、より断片的・未整理・不完全なちょっとしたノートです。まだ結論に至っていない考えなども含まれます。頻繁/大幅に更新したり削除したりすることがあります。

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