2014年11月13日付けで警察庁の広報資料「コミュニティサイトに起因する児童被害の事犯に係る調査結果について (平成26年上半期)」が発表された。半期毎に発表されているものの最新版である。
以下一部ピックアップ。
(1) 被疑者と被害児童との連絡方法 ○ メールアドレス等の連絡方法として、サイト内の掲示板等に記載した事犯が約6割を占め、ミニメールに記載した事犯が更に減少している。(5頁・第2-8)
今後はメッセージよりコミュニティ機能への健全化の取り組みにウェイトを置くべきか。
(3) 被害児童のサイト利用状況 中略 ○ プロフィールの詐称状況は、調査を開始した平成22年以降、25年まで1割台から2割台で推移していたが、今期は3割を超えている。(11頁・第3-8)
プロフィール詐称も以前からずっとあるものだけれど、より増えていると。
(4) 被害児童に対する保護者の指導状況等 中略 ○ フィルタリング未加入の被害児童が9割以上を占め、調査を開始した平成22年以降、9割前後の高い割合で推移している。(13頁・第3-11)
「被害児童における」フィルタリング未加入率ということで、青少年の9割が未加入という意味ではないのに注意。フィルタリングという取り組みがうまく回っていないと見るか、逆にフィルタリング加入している人は被害にあっていないと見るべきか。
以前株式会社ミクシィで広報だった方が「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング」という本を Facebook で薦めていたので読んでみました。
文章を書く準備段階の「構造を考える方法」、そして「読みやすく分かりやすい文章に仕上げていく方法」が本書で解説されています。
第1章では「構造シート (p.34)」を使って「テーマ」と「話題」を決めていくやり方を説明しています。「話題」を箇条書きで列挙し、それを眺めて「テーマ」を決定する。次に「話題」の順番を考えて左に数字を書く。そして番号順に「話題」を並べ替えたあと「話題」の右側に3段階の優先度を ABC を書くという流れでまとめていく方法です(このあと「話題」の取捨選択がきます)。
きちんとアウトラインを決めるべきと思いつつも、上からざっと書いていって質の低い文章を書きがちなのでこれは実践していきたいです。
続く2章以降では基本的な文の構造の正しさの話から文末のバリエーションや漢字と平仮名のバランスなどの読みやすさの話まで網羅的に説明されています。個別には文章術などのコラムなどでみかけたりしますが、こうしてまとまっていると振り返って参照しやすく助かります。ここはチェックシート化して普段からチェックしたいところです。
例えば「することができる」などの「翻訳文体」はつい書いてしまいがちなので、これを機会に意識していくことにします。
「日本語の作文技術」で学んで推敲の際にはよく基準にしている「係り受けの距離を近づける」「修飾語句は大きく長い順に」もきちんと説明されていますので、これから日本語の書き方について本を推薦するなら本書が良いと感じました。
お薦めの1冊です。
暑さが一段落して楽な一日。医療法人社団緑野会 東京品川病院改修工事の第1期工事、1号館1階の改装と2号館4階の回復期病棟が完成して9月から業務開始となることを受けて開催されたお披露目会に足を運んでみた。
回復期リハビリテーション病棟はとても綺麗で快適そう。居心地がよくてずっといたくなってしまうのではと思うぐらい。
職員寮横駐車場(旧東芝体育館跡地)では健康祭りが開催されて、焼きそば・焼き肉・わたあめ・かき氷・ポップコーン・餅つきや、缶ビール・缶ジュース・ペットボトルのお茶などが無料で振る舞っていてびっくり。
優しく丁寧なスタッフの案内や飲食の振る舞い(と背景に感じられる財力)に好感度アップし、何かあったら診てもらいにきたいなと思えた。今回のイベントの手際良さからすると、病院独力開催ではなくグループや財団の広報などがからんでいるのだろうか。
そうそう、「東京品川病院」という名前にしたのは略して「とうしなびょういん」(前身が東芝病院)になることを狙ったのかな?
出勤したらオフィスの前の通りにも提灯が飾られていた。明々後日の9月13日から例大祭。提灯に名前を入れるのいくらぐらいかかるのかな。募集も数年に1度?
お昼は義兄お薦めの「サッポロ一番 和ラー 博多 鶏の水炊き風」を持参したので食べてみた。しっかり鍋っぽいし具もしっかりしているしで美味しかった。これならお昼ご飯としてでもいいね。
パブリックリレーションズについての「広報・PRの基本」読み終わり。初めて広報・PR 担当することになった人向けに基本的な心構えと必要な知識がまとまっていて参考になった。あとでまとめる。
パブリックリレーションズについて学んだことが全くなかったので、基本的な考え方をまずは知っておきたいと思い「広報・PRの基本」を読んでみた。広報・PR の仕事に就くことになった人を想定してゼロから理解できるよう書かれているのが嬉しい。
記者からの問い合わせについて広報担当が業務中に割り込んできてちょっと面倒な事が起きたと思ってしまうこともあったのだけれど、
記者を顧客・社会の「代表者」として接することが肝要です。するとマスコミが味方になってくれましょう。
というのを読んで心を改めた。つい不利益な事を書かれるのではと身構えてしまうけど
メディアのお客様である「読者・視聴者」は、企業の「既存顧客か潜在顧客」なので「客様が共通」です。つまり両者は明らかに「協力かつ対等関係」にあるのです。
とある通り協力者だと思うべきなんだなと。
記事や情報に関して常に“私見”を述べる気概を持つことが大事です。この訓練を積んだ人とそうでない人との成長の差は歴然となります。
はグサッときた。みかけた記事をついそのままシェアしてしまうのだけれど、きちんと考えを添えないとなあと。
広報担当にならなくても広報・PR についての考え方が身につく読んで損のない1冊だった。
[ 読書ノート ]
先日読んだ「シェアする美術 森美術館のSNSマーケティング戦略」(シェアする美術)の著者である洞田貫氏のセッションがあるということで午前中に MarkeZine Day 2019 Autumn 「デジタルマーケにできること」に行ってきた。
場所はホテル椿山荘東京。
株式会社シャトレーゼ 岩井一紘(@chaiphix)氏 森ビル株式会社 洞田貫晋一朗氏 ロクシタンジャポン株式会社 安倍もと子氏
パネルディスカッション形式だけれど、特に岩井氏ががっつりしゃべる形のセッションだった。
それぞれの運用体制の規模感について聞けたのが良かったかな。
メインの担当者はどの方のところでも1人ないし2人程度。
森美術館は広報チームではなくプロモーションチームで。 SNS アカウント運用は洞田貫氏がアライアンスも含め実質1人でされているとのことだった。
コンパクトな体制でやっているのがやはり多そうだ。
売上向上がゴール。商品認知を広めるため UGC を活用。Retweet・引用 Retweet で承認欲求を満たしたりコミュニケーションしたりしながらエンゲージメントを結んでいるようだ。
撮影して投稿しやすい自社商品を展開している企業ならではの取り組みだと感じた。
「シェアする美術」で言われている通りインプレッション最重視しているとのこと。著書に書かれている話の一部がご本人の声で聞くことができた。
LINE 中心。 LINE 投稿でインセンティブ提供を地道に続けている。
とメディアを使い分けているとのことだった。セッションの3者の中で一番しっかりと取り組みを積み重ねてきていて継続の強さを感じた。
株式会社Faber Company 白砂ゆき子(@oyukimaru)氏 株式会社ベネッセコーポレーション 持田武資氏
慣れた感じのお2人のかけ合いで進む安心して聞けるセッション。当日タイトルは「イチから取り組んだ『ストックコンテンツ』施策とは?」
雑誌「いぬのきもち」「ねこのきもち」は購買層である飼い主向けの構成だったところ、Web サイト展開ではターゲットを広げて記事を考えていったとのこと。
SEO が連呼されるセッションだったけれど、テクニカルな話よりも検索ニーズ・検索意図の把握をして記事を制作していくという話が中心だったのが良かった。「これを伝えていきたい」ではなく「ニーズがあるものを書くよ」という事にメディアとして徹していくなら、こういう手法がポイントなんだろうなというのが盛りだくさんだった。
SEO 観点で記事テーマを探していくようなことをほとんど考えたことが無かったので、そういうやり方もあるんだなというのが学べたセッションだった。
そういえば何かしら水はあるだろうと思って持参しなかったら会場内で確保できず。公式 Twitter アカウントが買ってくるのを勧めてるのに気がついたのは着席してからだった。他のイベントで水を配ってくれているスポンサーのありがたさを知ったよ。
Naney (なにい)です。株式会社ミクシィで SNS 事業の部長をしています。
nDiki は1999年1月に始めたコンピュータ日誌を前身とする Naney の Web 日記(兼パーソナルナレッジベース)です。
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ナレッジベースアプリケーション Obsidian で書いているノートの一部を notes.naney.org で 公開しています。