nDiki : 心理学

2005年6月29日 (水)

納得してする仕事と、納得しないでする仕事

前者の方が圧倒的に素晴しい仕事をするし満足度も高いと自分は考えている。 ソフトウェア開発なんてもろに差が出る仕事だ。 だからこそ、メンバが納得して仕事をできるようにマネジメントしたい。

簡単に納得してもらえなさそうならば「どのようにすれば納得してもらえるだろうか。納得して自発的にやりたくなるようにすればどのようにすればよいだろうか」ということを考えたい。 今日のミーティングでもそういう議論に持っていきたかったのだが、結果「会社が決めたことならば納得しなくてもやらなければならない」という風に流されてしまった。

目の前の納得していない人を、「納得しなくてもやらなければならない」と納得させようとしているこの矛盾。

米国の心理学者オーヴァストリート教授の名著『人間の行為を支配する力』に次のようなことばがある。「人間の行動は、心のなかの欲求から生まれる……だから、人を動かす最善の法は、まず、相手の心のなかに強い欲求を起こさせることである。商売においても、家庭、学校においても、あるいは政治においても、人を動かそうとする者は、このことをよく覚えておく必要がある。これをやれる人は、万人の指示を得ることに成功し、やれない人は、一人の支持者を得ることにも失敗する」-- デール・カーネギー、「人を動かす」 p.42


[ opinion ]

スポンサード リンク
[ 6月29日全て ]

2006年9月22日 (金)

今年5回目の京都 - 手塚氏にデジタル逆さめがねの話をうかがう

研究開発プロジェクトの仕事で京都小学校へ。 今年5回目の京都 (全部日帰り)。

「デジタル逆さめがね(記事)」を先日作られた手塚氏にお会いしたので、ちょっとお話を聞いてみた。

光学的に上下を反転させるメガネを使った、知覚心理学の実験の様子をテレビ番組で見たことがあるが、これはそのデジタル版。 既存のデバイスの組み合わせで実現されている。

今回の逆さめがねでは、解像度の問題で字が読めないというのが欠点とのこと。 解像度もそうだがフォーカスの問題の方が大きいのかもしれない。

光学モノとは違い、デジタルでは上下の反転のみならず90度回転や色の反転(ネガ・ポジ)等ができるので、今後そういった実験にも取り組みたいとのお話であった。

[ 9月22日全て ]

2008年9月10日 (水)

「グズ病」が完全に治る本

「グズ病」が完全に治る本

何と嫌なタイトルなのだろう。「グズ」ってグサッと刺さる言葉だよな。 なお原題は「Living Without Procrastination: How to Stop Postponing Your Life」。

実行力先送りに関する本が読みたくて、会社帰りにヨドバシカメラの上の有隣堂にいったら沢山並べてあったので買ってきた。

「はじめに」で訳者の心理学博士 伊東明氏が

そこで、本書で紹介されているメソッドを即座に実行したことで、徐々にやれなかったことが迅速に片づけられるようになり、その分、ずっと前からやりたかったことや、新しくはじめたいことに時間やエネルギーを向けられるようになった。-- p.5

と述べていたので期待して読み進めてみた(考えてみると、本を読んで即座に実行できた訳者はグズ病ではないということで、本書を真に必要とする人の例としては適当ではないのだが)。

本書では「先送り」してしまう人をタイプ別に考察し、様々な言い訳パターンについてまず説明している。 どれもこれも耳が痛い話ばかりだ。

これらに対して人の変化の6段階を説明した後に、「ゆがんだ思考を断つステップ」として紹介しているのが

  1. 日記」で自分の``クセのパターン''を知る
  2. ``合理的に''頭を切り替える (ゆがんだ思考を見つけ、そのタイプを特定し、合理的な考え方に切り替える)

の2つ。

前者は「スーパーエンジニアへの道」で勧めている「個人的日誌」(記事)と同じ方法といえるだろう(そういえば、やり始めたけれど続いていない)。

後者については「慣れさえすれば三つの仮定を、ごく自然にできるようになる。」と書かれているが、具体的な説明はなし。

この2ステップが核心なのかと思ったのだが、割かれているのは合計5ページのみとちょっと物足りない。

あとはポイントとしてチェックしたのは

  • 「すべきだ思考」ではなく「したい思考」
  • 誘惑に負けないように、取り組む理由をリストアップしておく

ぐらいか。これらもふくめあとは Life Hacks 系でよくみかける「タスクの細分化」「時間見積もり」「ご褒美」他の手法提案で、目新しいところはほとんどない。 仕事やプライベートなどのシーン別に取り組み方があるので、読んでいる人の悩みにマッチすればちょっとは参考になるかもといったところだ。

章節立てがちょっとわかりにくかったり、挿話が実話なのか説明用のお話なのかわからないような中途半端なものだったりと、文章的には2流な感じ。

ま、先送りについて再度考えてみることができたという意味で良しとしよう。 また個人的日誌やってみるかな。


[ 読書ノート ]

[ 9月10日全て ]

2011年6月26日 (日)

今日のさえずり: でも心理学の本読むのって彼女ができるまでだよね

naney:5869556002

2011年06月25日

2011年06月26日

  • 09:19 また電池の液漏れに涙。
  • 09:21 @mushikabu LTセミナーの日にでも着ていきます。
  • 09:22 @Keiichi_SHIGA 基本新品しか使ってないです。
  • 13:24 しゃぼん玉液使い切った。要補充。
  • 21:24 ポスト Ripplex 現れないかな。
  • 24:00 心地よい SNS ってソーシャルグラフだけ見ててもダメだな。やはり心理学が必要。
  • 24:04 でも心理学の本読むのって彼女ができるまでだよね。
[ 6月26日全て ]

2015年6月16日 (火)

今日のさえずり: 恋愛のために心理学の本を読むのって若者の王道だよね

2015年06月16日

  • 09:16 ベプシストロングは強炭酸だと思っていたんだけれど、朝のテレビでカフェインが多いって言ってた。
  • 12:27 @it00h あ、強炭酸でもあったのですね。痛いぐらい強いの飲んでみたいです。
  • 12:37 行く気満々でしたが、8月のホテル日航プリンセス京都は落選でした。
  • 19:30 恋愛のために心理学の本を読むのって若者の王道だよね。
  • 20:22 小学生の時に先生がカートリッジ式の万年筆を配ってくれた記憶があるのだけれど、ちょっと曖昧。
  • 22:43 今日の定例で万年筆が話題になったので、久しぶりにモンテグラッパ ネロウーノを出してきて洗浄中。
  • 24:14 ホットドッグ・プレスは新橋の地下街(当時の名前は京急しんちか)の本屋高校生の時に買ってました。
  • 24:44 スーベレーンの胴軸(ストライプ部分)に使用されているセルロース・アセテートは水分を多量に含むと膨張する性質があるのでストライプ部分を水に浸け置きしないようにだと。なんと。 / “リフィルとお手入れ - Pelikan” http://bit.ly/1Bkixg9
[ 6月16日全て ]

2015年8月26日 (水)

懇親会・交流会で会話上手になる本「会話が弾むのは、どっち!?」

会話が弾むのは、どっち!? - 今すぐ身につく、使えるテクニック33 -

「日常会話」について、特に「世間話」の仕方の本です。懇親会などが近々あって「もう少し会話力が欲しいなあ」なんて思っていたところ、先日青山ブックセンターで「会話が弾むのは、どっち!? - 今すぐ身につく、使えるテクニック33 -」という本を見かけたので購入してみました。

シチュエーション別に2つの選択肢があってどちらかを選びながら2ページから4ページでまとめられているスタイルで、テンポ良く読めます。例えばいかのような選択肢があがっています。

初対面での沈黙 会話が弾むのはどっち? 「……このお店、落ち着きますね」「……このコーヒー美味しいですね」*1 p.137

本書の位置付けのせいかもしれませんが「○○法」のようなキーワードがコミュニケーション心理学において一般的に言われているものなのか、著者の独自研究/持論なのかが区別がつかないのがちょっと読みにくいなと思いました。そういった気になる点はあるものの、自分にとって使えそうなポイントが結構あったのでまとめてみました。

本書によれば会話の構成要素は「ネタ振り」「展開」「着地」とのこと(p.4)。懇親会・交流会などでは、まずどう輪に入るかで躊躇するので個人的には最初のステップがポイントですね。

*1本書では前者の方が◎

笑顔で会話の輪に入る

会話の輪に入ることを拒む人はその気持が態度として表れてしまうので、周囲が声をかけづらい状況になっていることがほとんどです。(中略) 「一人だけのけ者にされている」と落ち込むタイプの人は、本人が思っている以上にその感情は表情に表れるものです。 p.49

あちゃー、大いにあるあるです。鉄板ですがまずは笑顔。

まずは挨拶する

きつい表現になりますが、あいさつができない人が会話を弾ませることなどありえません。 p.27

挨拶重要。このステップも忘れないようあらためて気をつけます。

共通の話題で世間話をする

世間話で選ぶ話題で唯一ある取り決めは「お互いに知っている情報を選ぶこと」。 p.22

世間話のもたらす効果は「親密度の上昇」か「現状維持」しかない(p.23)とうことで、リスクは無いので積極的にしかけましょうとのことです。

関心を寄せる

会話が苦手な人は総じて自分のことしか関心がなく、相手のことなど気にしません。p.41

ここは「人を動かす」でも言い尽くされているところですね。わかってはいるけれども、ついつい自分が話したいことで頭がいっぱいになったりするのでふだんから自然にそう思えるように日々意識しておきたいです。

ただ本書でも具体的にどうするともっと「関心を寄せられる」かについては触れられていないので、ここは別途補完する必要あります。

ちなみに交流会で会話を弾ませるコツは、「業界のこと」や「会社のこと」は世間話程度に使って、できるだけ「本人のこと」について語り合うことです。 p.107

という点は目から鱗が落ちました。交流会などではそのトピックの新しい事を知りたい・話したいという期待が大きいのではと思ってましたが、考えてみれば交流というのを重視した方が良いのだと気付きました。

またノンバーバルコミュニケーションとして前のめりに姿勢で会話への関心度を示すことも重要という点もあらためて意識したいです。

「ど」で質問する

「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」というのは質問の使い分けについてで良く出る話ですが、本書では

とりあえず「ど」と言ってみる! p.89

とわかりやすくテクニック化しています。「ど」と言えば、あとは「どちらに」「どんな」「どうして」「どれが」「どうやって」などとなんとか形になるとのこと。なるほど。

ゴールを求めない

日常会話には議題もゴールもありません。 p.7

これ。つい結論を求めたり解決策を考えたりしてしまう性格なのですが、世間話ではそっちへ突っ込みすぎると失敗だったりするんですよね。ここは私にとって要注意です。


[ 読書ノート ]

[ 8月26日全て ]

2017年3月12日 (日)

「嫌われる勇気」という対人関係哲学

嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え

チームメンバとの one-on-one ミーティングの際に紹介してもらった「嫌われる勇気」を読みました(紹介感謝)。アドラー心理学に著者の持論を加えた「哲学」が哲人と青年という2人の対話の形で語られていきます。著者が重要だとしているところがあらかじめ太字になっていて、そこだけさっと読み返せるようになっているのが良いですね。

読んでいて疑問に感じる点が出てきた頃合いに「青年」が良いタイミングで代わり問うてくれて「哲人」がそれに答えてくれるという流れになっていて、それにのってすっと著者の哲学に引き込まれていく仕組みになっているのは上手いなと感じました。

論旨

「他者がどう評価するかは他者の課題であるので、気にかけず嫌われることを恐れず自分の生き方を貫こう」そして「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」によって「自己への執着を他者への関心に切り替えて共同感覚を持つ」ことができ、「誰かの役に立っているという主観的な貢献感という幸福」を得ることができるというところが論旨でしょうか。

「課題の分離」という考え方はなるほどと感じました。そういう考え方をもつことでたしかに他者の評価を気にかける気持ちが落ち着いた気がします。

承認欲求を否定?

ただ(本書で言うところの)承認欲求を否定しきっていいのかは疑問が残りすっきりしませんでした。他人の期待を満たすために生きるのではないというのは確かにそうなのですが、お互いに依存しあっている社会の中で完全に否定しきれるものなのでしょうか?

他者を評価しない?

本書では他者を「評価」しないのが大切と述べています。褒めたり叱ったりするのは背後に操作という目的があるからであり、またそうされた方は「自分には能力がない」という信念を形成してしまうとのことです。かわりに感謝や喜びを伝えるという「勇気づけ」を勧めています。

論としては理解できるのですが、果たして実際に褒めるということを無くしきっても良いのか確信が得られませんでした。

子供の頃に本で学んだことを両親に話したら「良くしっているね」と褒められて嬉しかった記憶が残っています。その褒め言葉でちょっぴり学ぶ能力の自信が高まりましたが、それで縦の関係による能力のなさを感じることはありませんでした。また褒められたことが一時的な外発的動機付けでしかなかったとも感じていなかった気がします。

「他者への評価」、これについてはもう少し学ばないと実践すべきという判断ができないなと。

本書の内容を手放しに自分の価値観や原則に取り込むべきではないというのが読み終えた感想ですが、違った考え方を得るきっかけになりました。本書の考えの根底にあるアドラーの教えについては、デール・カーネギーも影響を受けているということですしあらためて「人を動かす」を読み返したくなりました。


[ 読書ノート ]

[ 3月12日全て ]

About Me

Naney Naney (なにい)です。株式会社ミクシィの SNS の企画開発を行うグループでマネージャー・プロダクトオーナーをしています。CS 向上・ユーザーサポート・健全化などにも取り組んでいます。

nDiki1999年1月に始めたコンピュータ日誌を前身とする NaneyWeb 日記(兼パーソナルナレッジベース)です。ちょっとしたノートは nNote にあります。

※内容は個人的見解であり所属組織とは関係ありません。

月別インデックス
Process Time: 0.050247s / load averages: 0.76, 0.73, 0.62
nDiki by WATANABE Yoshimasa (Naney, Google profile)
Powered by DiKicker