など。以下プロダクト。
プロダクトの開発を進めるか中止するか判断する。
コストや価値に関するちょっとした見解の相違で言い争いになって決断ができないのだとしたら、そのプロダクトの開発は却下すべきだ。 -- エッセンシャル スクラム
ポートフォリオバックログへの追加は年に1度ではなく、月に1回など。
小さめのリリースを頻繁に行うようなプロダクトのサイズにする。
遅延コストに注意しながら、ライフサイクル収益(プロダクトの生存期間中に見込める利益の総計)の総量が最大になるように並べ替える。
WIP を制限する。全員の準備が整ったチームに割り当てる。
限界費用に注目して、継続・デリバリー・ピボット・打ち切りを判断する。
1月付で責任者となった事業部のキックオフミーティングを本日行い事業方針・事業戦略・今期目標を期初に共有してスタートを切ることができました。
あまり早くにキックオフミーティングを予定してしまうと事業方針・予算の承認内容によっては直前(あるいはキックオフ後)に話が変わって困ってしまうので、開催タイミングについては悩ましいところです。今回はまあ変わったらその時軌道修正すれば良いやということで、みんなが動き始めることを優先した日取りにしました。
目標についてはストレッチゴールを設定していきたい思っているのですが、私の準備不足もありマネージャー陣と考え方を揃えるまでに至らずまずは保守的目標を着実に達成するという形になりました。
私としては「ストレッチゴールを設定しその数字にたどり着くために期中にアクションを考え推進していく」というスタイルで進めるのが良いと考えています。一方「取り組めるアクションを先に考えてそれで出せる成果予測を積み上げてゴールとして設定する」というスタイルで進めたいという声も出ました。担当領域の性質や培ったスタイルがあるのでそれもうまくいくやり方なのかもしれないと思いますが、やはり高い成果を出していくためには目線を上げていけるような目標を共有していけるようにしたいなと。
ストレッチゴール設定については人事評価システムとの相性も大いにあるので、そこを今後どうしていくのかも今後考えていきたいと思ってます。
先日読んだ「シェアする美術 森美術館のSNSマーケティング戦略」(シェアする美術)の著者である洞田貫氏のセッションがあるということで午前中に MarkeZine Day 2019 Autumn 「デジタルマーケにできること」に行ってきた。
場所はホテル椿山荘東京。
株式会社シャトレーゼ 岩井一紘(@chaiphix)氏 森ビル株式会社 洞田貫晋一朗氏 ロクシタンジャポン株式会社 安倍もと子氏
パネルディスカッション形式だけれど、特に岩井氏ががっつりしゃべる形のセッションだった。
それぞれの運用体制の規模感について聞けたのが良かったかな。
メインの担当者はどの方のところでも1人ないし2人程度。
森美術館は広報チームではなくプロモーションチームで。 SNS アカウント運用は洞田貫氏がアライアンスも含め実質1人でされているとのことだった。
コンパクトな体制でやっているのがやはり多そうだ。
売上向上がゴール。商品認知を広めるため UGC を活用。Retweet・引用 Retweet で承認欲求を満たしたりコミュニケーションしたりしながらエンゲージメントを結んでいるようだ。
撮影して投稿しやすい自社商品を展開している企業ならではの取り組みだと感じた。
「シェアする美術」で言われている通りインプレッション最重視しているとのこと。著書に書かれている話の一部がご本人の声で聞くことができた。
LINE 中心。 LINE 投稿でインセンティブ提供を地道に続けている。
とメディアを使い分けているとのことだった。セッションの3者の中で一番しっかりと取り組みを積み重ねてきていて継続の強さを感じた。
株式会社Faber Company 白砂ゆき子(@oyukimaru)氏 株式会社ベネッセコーポレーション 持田武資氏
慣れた感じのお2人のかけ合いで進む安心して聞けるセッション。当日タイトルは「イチから取り組んだ『ストックコンテンツ』施策とは?」
雑誌「いぬのきもち」「ねこのきもち」は購買層である飼い主向けの構成だったところ、Web サイト展開ではターゲットを広げて記事を考えていったとのこと。
SEO が連呼されるセッションだったけれど、テクニカルな話よりも検索ニーズ・検索意図の把握をして記事を制作していくという話が中心だったのが良かった。「これを伝えていきたい」ではなく「ニーズがあるものを書くよ」という事にメディアとして徹していくなら、こういう手法がポイントなんだろうなというのが盛りだくさんだった。
SEO 観点で記事テーマを探していくようなことをほとんど考えたことが無かったので、そういうやり方もあるんだなというのが学べたセッションだった。
そういえば何かしら水はあるだろうと思って持参しなかったら会場内で確保できず。公式 Twitter アカウントが買ってくるのを勧めてるのに気がついたのは着席してからだった。他のイベントで水を配ってくれているスポンサーのありがたさを知ったよ。
プロダクトマネージャーカンファレンス 2019 2日目。1日目の昨日に引き続き参加。
以下タイトルは公式サイト掲載のものより。
横道稔氏。
株式会社シークレットラボ代表取締役 / エクスペリエンスデザイナー 佐藤 伸哉 氏
デザインスプリントの概論。実体験に基づくポイントの話が興味深かった。
個人の力を重視し、声の大きさを排除する。
その他ポイント。
株式会社メルカリ Director of Product Management, Mercari US in Tokyo Brad Ellis 氏
フレンドリーで愉快なおじさん風なのだけれど、すごい経歴の Brad Ellis 氏。楽しくトークを聞くことができた。
グローバルな組織では「多様性」「共有」「期待の明確化」「Internal PR」などが大切とのこと。グローバルなプロダクトに対しては「各ローカル(国、都市と地方)に合わせていくこと」の重要性を話されていた。また優れたサービスを先行してる国(例えば日本)から他の国へ展開していく事例についても紹介されていた。
始めの方にあった「You are not the user」では昨日の増井氏の発表を思い出しておかしくなったよ。
Smule, Inc Head of Product in AI (Principal Product Manager) 曽根原 春樹 氏
PM の考え方のシャープなセッション。「Think big」「上手に失敗する」。
株式会社プレイドプロダクトマネージャー 棚橋 寛文 氏
KARTE の事例。
日経の方の話が一番しっくりくるし実践されている PM の話だった。他のお二方のは立場が違うのかちょっと雰囲気が違う感じ。
プロノイア・グループ株式会社 CEO(Chief Executive Officer) ピョートル・フェリクス・グジバチ 氏
「OKR っていう言葉は使わなくたっていいじゃん」
「承認 x 感謝」が大切で、マネージャーとして次のような態度を常にもっている必要がある。
Tably株式会社 小城 久美子 氏
プロダクトの Core・Why・What を決めていくプロセスのフレームワークの紹介を実践を通じて説明。とてもわかりやすく参考になった。
キーワード: 「リーンキャンバス」「PRD」「インセプションデッキ」「バリュープロポジションキャンバス」「ユーザーストーリーマッピング」
日産自動車株式会社 コネクティドカー&サービス技術開発本部ソフトウェア&ユーザーエクスペリエンス開発部アプリケーション&サービス開発グループ主担(プロダクトマネージメント)海老澤 雅之 氏
ソフトウェア開発をウォーターフォール開発からアジャイル開発したよという話と、アプリの紹介。
今日はここで退散。
先週8月19日(水)に『社員の力で最高のチームをつくる〈新版〉1分間エンパワーメント』を買って読んでいる。一昨日の「第1の鍵」に続き、今日は「第2の鍵」を。
エンパワーメントの「第2の鍵」は以下。
境界線を引いて、自律的な働き方を促すこと。(Create autonomy through boundaries.)
「境界線って何?」とひっかかる。で読んでみると
と書かれていた。 組織の MVV 的なものを明確にし、チーム・個人に浸透させ、それぞれ役割と目標をもって主体的に動けるようにしよう。王道な話であった。
トップが「ビジョン(イメージ→目的→価値観)」を立て、全員でビジョンから個人の「役割と目標」に落とし込む。ビジョンを「全社員で磨きをかける」ってどうやるのだろうと思ったけれど、ビジョンの内容や表現をワイガヤ作っていくのではなく落とし込むことを言っているようだ。
トップが信念(belifes)から価値観を明確にし、全員で価値観からルール・業務に落とし込む。「ルールを作るのは社員」というのがここではポイントだな。
「組織の構造とシステム」は報酬体系だったり承認ルールだったりを指している。エンパワーメントを妨げるものがあれば解決していこうという話。
王道な話なんて書いたけれど、やり切るには強い意志、それから時間が必要だと。
[ 行動原則 ] [ Naney の行動原則 ]
動機付け観点で褒めることの是非について、ちょっと再確認してみた。
「行動・過程」に感謝する(あるいは褒める)。「結果・成果」を褒めない。金銭的な報酬を期待させない。
「外発的動機付け」により「内発的動機付け」が高まる「エンハンシング効果」を起こす。
「内発的動機付けによる行動」に対して「外発的動機付け」することにより動機付けが下がる「アンダーマイニング効果」を起こさないようにする。
組織において表彰制度を実施する場合は「競争」と「動機付け」について相当な注意を払う必要がある。
ピープルウエアでは「何かチーム内の競争心をあおるようなことをしたら、チーム殺し的と見なければならない。」(第2版 第28章 競争 p.235 より)
と競争についての問題を述べている。
表彰されるための行動は外発的動機付けによるもの。
Joel on Software の第21章「報奨金有害論」では、 Microsoft の「Ship It」アワードについて「従業員たちが子供のように扱われていると感じていることが明らかになった。」と述べている。
外発的動機付けされようとしていることについての反発だろう。
OKR についての書籍『Measure What Matters』では承認について
特別なプロジェクト、会社の目標の達成、会社の理念を体現する行為など、従業員の行動や成果を認める。「今月の従業員」を表彰する代わりに「今月の成果」を表彰する。
とし人ではなく「行動や成果」を表彰することを勧めている。外発的動機付けとしては「成果」よりも「行動」を褒める(成長承認する)ことに重点を置いた方が良いだろう。
行動を起こさせる程度だがその行動動すべてを正当化できない程度の報酬にする。そうすると人は認知的不協和を解消しようと他の動機(内発的動機)を見つけようとする。
[ opinion ]
1月16日(土)にβ版が公開された「3人でつながる未来の友だちマッチングサービス」 MEEET に水曜日に招待していただいたの、今日登録してみた。
Facebook 連携での会員登録時に「友達リスト」の権限を要求されたが、 Facebook のソーシャルグラフを持ち込んでも面白くないので拒否。「氏名とプロフィール写真」(必須)のみで登録した。必須にしている権限だけ問題なくサービス利用開始できたのはいい作り。
「右にスワイプで Like」という操作、地味にどっちが「右にスワイプ」か不安な気持ちになった。右にスワイプと右からスワイプで一瞬混乱した(なお、スワイプではなくて下にあるアイコンでも振り分けできた)。
利用規約が「2020年5月24日 制定・施行」で「最終更新日 2019/07/29」となっていてそういうところまだゆるい感じ。プライバシーポリシーは「2020年5月24日 制定・施行」で「最終更新日 2020/05/24」とこちらはズレなし。
まだ最低限の実装での仮説検証プロセス段階なので、今後どう成長していくのか(あるいはコケるのか)楽しみ。
「共通の友だち」が承認する(MEEETする)とコミュニケーションが始まる仕組みになっているのが目新しい。仲人が同席しているので何か話そう(あるいは話さねば)という意識が働くのかもしれない(まだ1件しか MEEET されてないのでこれから)。
(画像は https://meeet.jp/hello スクリーンキャプチャより)
Naney (なにい)です。株式会社ミクシィで SNS 事業の部長をしています。
nDiki は1999年1月に始めたコンピュータ日誌を前身とする Naney の Web 日記(兼パーソナルナレッジベース)です。
#nNote タグがついている記事は他の記事に比べて、より断片的・未整理・不完全なちょっとしたノートです。まだ結論に至っていない考えなども含まれます。頻繁/大幅に更新したり削除したりすることがあります。
ナレッジベースアプリケーション Obsidian で書いているノートの一部を notes.naney.org で 公開しています。
※内容は個人的見解であり所属組織とは関係ありません。