今日は有給休暇。一昨年の夏に東急大井町線沿線を大井町から二子玉川まで歩いて以来の、沿線を歩くシリーズ・ソロ版歩く会。今回は東急池上線を蒲田駅から五反田駅まで歩いてきた。
今回もできるだけ東急池上線から離れず線路近くを歩くようにし、途中各駅で写真を撮って Twitter に投稿していくのを今回のルールとした。
蒲田駅から五反田駅までの路線距離は10.9km。東急大井町線の大井町駅から二子玉川駅までの路線距離は 10.4km だったのでほぼ同じだ。
GPS トラッカーでの記録によると 11:29:16 出発 16:03:22 到着(途中休憩を含む)の4時間34分6秒で、移動距離は 14.81km だった(最後に止め忘れていたので、到着は五反田駅で写真を撮ったぐらいの時刻でカット)。こちらも大井町線の時とほぼ同じ。どちらもぶらっと歩くのにいい距離。
蒲田駅から出発して前半は、沿線に道があるところがあり歩きやすい。電車用とは思えないぐらい高い鉄塔が続く景色が珍しかった。
半ばを過ぎると高架・地下などが出てきたり線路沿いに道が無くなったりして難易度がアップし、Google マップが手放せなくなる。
谷を走っている箇所は線路の上がいくつも公園になっていて面白い。そんな公園には踏切や駅案内板に似せた標示があったりして下が線路であることをさりげなく表現されていたりするのが見どころの一つだ。
α6300 + SEL1670Z 写真を撮り Xperia Z5 に転送して Twitter に投稿。スマートフォンはモバイルバッテリを使わず間に合った。冬場なのでミネラルウォーターは持ち歩かずお昼ご飯で水分補給。
ダウンジャケットを着て家を出たんだけれど、歩いている間はもう少し軽装のウルトラライトダウンジャケットで良かったかなー。この季節、寒くて手先が冷えるけど歩いている間はダウンジャケットはちょっと暑く感じる時もある感じだった。
GPS トラッキングは実績のある iPhone SE + ZweiteGPS。
以下各駅など(時刻は撮影時刻)。
のどか。
2020年開業予定で駅舎改良・駅ビル開発中。ドドーンとすごい音がしてる。
4年前に歩く会で渋谷から横浜みなとみらい21まで歩いた時に横切った駅。その時は駅前の井上書店で地図を買ったんだっけ。
それから昭和のくらし博物館もこの駅から。
下を東海道新幹線が走ってる。
参拝。癒やされる。
久しぶりに改札が2Fの駅。4年前の歩く会でトイレに寄った。
13:20〜13:38 吉野家 雪が谷大塚駅前店でお昼ご飯。小綺麗な吉野家。
坂の途中にあるのが趣深い。
この先しばらく線路沿いの道が無さそげ。
洗足池はちら見で。
長原駅手前で地下にもぐるところを見逃したのでいったん戻ってからきた。電車の見えない駅。
以前大井町線を歩いた時に間違えそうになったとこ。
ちょっと日が傾いてきた。
銀座だけあって平日も大賑わい。
急に都会になった。あと1駅!
ゴール!
金沢旅行 2019 の1日目。
北陸は今日梅雨明けで金沢は暑い1日だった。
1日目の昼食は新幹線の中で済ませちゃう。東京駅についたらお弁当屋へ。パッケージにこだまが描かれた松浦商店の「復刻弁当」をチョイス。懐かしさを感じるおかず構成。安房鴨川でよく買って食べた「わかしお弁当」を思い出した。
新幹線のりかえ口を通ってトイレを済ませてからホームへ。突然滝のような雨が降り始めて驚いた。家から駅までの間にこの雨にあたらなくてよかった……。
始めての北陸新幹線乗車。金沢までは2時間28分(12:52 着)。席数の少ない7号車を選んだ。
11:30 過ぎ、長野駅(11:44着 11:46発)に着くちょっと前ぐらいからお弁当をむしゃむしゃ。
新幹線を降りる。暑い(アメダス 13:00 29.3℃)。北陸は関東より先に梅雨明けした。
中2Fの待合室前でトイレを済ませたあと新幹線改札口を出た。
ホテルにチェックインする前に観光するため、キャリーバッグ1つとバッグ1つを「あんと」と「あんと西」の間にあるコインロッカーへ。500円(百円玉専用)。バス用にといっぱい用意してきた百円玉がここで役立った。
近くにトイレがあり便利でもう一度入っておいた(13:07)。
兼六園口(東口)を出たところが「もてなしドーム」。金沢駅東口バスターミナル北鉄グループ案内所(金沢駅東口バスターミナル7番のりば近く 金沢駅東広場交通案内所内)で、北鉄バス1日フリー乗車券を購入し、次に発車の城下まち金沢周遊バスに乗車。
13:20 頃までにバスに乗りたいと思っていたので予定通り。
蛤坂交差点近くの広小路停留所で下車。妙立寺(忍者寺)の集合時刻 13:50 まではちょっと時間があるのでちょっと犀川まで。下っていく坂が「蛤坂」で途中には歴史ある建物の老舗料亭「山錦楼」がある。
犀川を少し眺めたあと157号線に出て野町広小路交差点・蛤坂交差点と先ほどのバスが走った道をたどり戻ってきて、妙立寺へ。
金沢観光では外せない妙立寺。複雑な構造の建物内をガイドしていただき、様々な知恵と工夫を堪能した。
妙立寺の見学を終えたあとはにし茶屋街へ。前回来た時は夕暮れで少しさびしい雰囲気だった。今日はまだ早い時間なので明るい感じだな。
23年前に立ち寄った喫茶店は残念ながら閉業しているみたい。そこでおでん屋さんを教えてもらったんだよね。
にし茶屋街の奥にあるのが金沢市西茶屋資料館。時間次第では立ち寄るのを省略しようかなとも思っていたのだけれど、外が暑く涼みたいので中もきちんと見学することにした。涼しい。2F はお茶屋が再現されていて当時の様子を感じることができた。館内では施設の方がいろいろ説明してくださった。
次は長町武家屋敷跡へ。西料亭組合事務所の横の道から南大通り(157号線)に出て左にある「広小路②(郵便局向い)」バス停留所で路線バスに乗車し香林坊へ。
香林坊停留所で降りたら少し片町方面へ歩いて、日本銀行金沢支店と香林坊東急スクエアの間の道を通り、鞍月用水の流れる「香林坊せせらぎ通り」へ。各お店へ橋がかかっている景色が面白い。
せせらぎ通りから長町武家屋敷跡へ。土塀と石畳の組み合わせが素敵な通り。
途中布小物屋さんがあったので立ち寄り。
インターネット予約の時に 16:30 チェックインで登録したのだけれど、体力的にまだまだ観光できそうなので、17:30 から 18:00 ぐらいになりそうとホテルに電話しておいた。ホテルによっては予定より遅くなるなら連絡してねというところもあるので念のためで。電話の向こうは「(わざわざ連絡していただかなくても大丈夫なのに)」な感じだった。
長町二の橋より。
定番のスポット。北鉄バス1日フリー乗車券で割引のパネルに気がついたので提示した。気がついてラッキー。
濡れ縁と庭園が素晴らしい。前回お茶をいただいたのはひがし茶屋街の志摩だったと記憶していたのだけれど、旅行から帰って過去の写真を見返したら野村家の茶室だった。
ちょっとトイレに行きたくなったのでマップをみたら、野村家の斜め向かいにある長町武家屋敷休憩館にトイレマークがついていたので立ち寄った。エアコンがキンキンに聞いていて嬉しい。
そろそろ休憩タイム。野村家の向かいにあった菓ふぇMURAKAMI Nagaya-mon店に入った。カフェスペースは水曜日は定休日とのことだけれど、テイクアウトメニューの品をそこで食べても良いということなので、ここで一服することにした。
ソフトサンデー(抹茶・苺)・かき氷(抹茶)・桃サイダー。涼をとることができてパワー回復。
再び来た道を戻って長町武家屋敷跡へ。通りにあった九谷焼窯元 鏑木商舗へ。
(記憶では金沢駅にあったお店で)23年前に買って今でも使っているのと同じデザインの九谷焼ポット急須が目に入った。新調しようかなと妻。
別のところでまた違ういいのがあるかもと一度お店を出たのだけれど、一期一会な気がしてきてすぐ引き返し購入することにした。結局他であまり見かけなかったのでこのタイミングで買って良かった。
バスに乗る前にトイレを済まそうと大和香林坊店へ。
先日ネットの記事でみかけた「ラウンド菓子」を見つけてプチ興奮してしまった。子供の頃にみた記憶は無いなー。銀座の博品館のキャンディーのバラ売りが楽しかったのを思い出した。
香林坊停留所から路線パスで金沢駅へ。バスがバンバン来るので、それっぽいのに乗車。
今日は3回のバス乗車と野村家割引で北鉄バス1日フリー乗車券の元は取れた。
荷物をピックアップしたら金沢港口(西口)の先、けやき通り沿いにあるホテルへ向かう。諸江通りが交差する広岡交差点は横断歩道でホテル側へ渡ることができず、地下道必須だった。
到着してフロントでチェックイン。料金前払い。今回の宿泊は部屋番号 419 のグランドデラックスフォース。 34㎡あり、昨年のリッチモンドホテル メインフロア ツインルーム(27㎡)より25%広く、広々感があり快適に2日間過ごせた。個人的にはもうちょっと湿度が低いと嬉いな。
ひとしきり休憩したら夜ご飯を食べに駅へ。金沢駅西地下通路には思い出ピアノというストリートピアノがあった。たいがい誰かが弾いていて、耳を澄ませば地上に上がったところまで響いて聞こえてくる。何度も通ったこの地下通路を楽しく通ることができたのはこのピアノのおかげだな。
1日目の夜ご飯は金沢百番街で。あまり高くなくて飲み屋っぽいところを避けるとカプリチョーザかなと(そうはいってもそこそこな額にはなったけど)。いつも働いているところのすぐそばに1号店の渋谷本店がある中、金沢でカプリチョーザに入るこの不思議感である。
平日の夜のカプリチョーザは我々以外にもう1組な感じの客入り。ゆっくりすることができた。スパゲティとピザとサラダのセットを2つ注文。
20:00 には「あんと」のシャッターが降りてちょっと寂しい感じに。
お店の人が「持ち帰れますよ」というので残ったピザをフードパックに入れてホテルに持ち帰ったけれど結局食べなかった。
20:38 お店をあとにした。
金沢滞在中何度も利用することになるセブン-イレブン。結局コンビニは全部ここで済ませた。
これで今日の外出はおしまい。あとはシャワーを浴びてゆっくり。
デスク側の天井の照明がどこを押しても点かないのでちょっと暗い。デスクのコンセントの横にあるスイッチでつけられることが分かったのは翌日のことであった。
今年の夏は金沢へ行くことにした。旅行での金沢は1996年3月13日から15日以来で実に23年ぶりだ。23年の間、2015年3月14日に北陸新幹線が金沢まで開通し、気軽に行けるようになった。
金沢旅行・金沢21世紀美術館はいつか行きたいところとして Someday/Maybe リストに書いておいた場所。「書くと実現する」がまた1つ現実になって嬉しい。
ホテルは外国の方の宿泊客も多かった。今は金沢は海外からも注目のスポットのようだ。
初日の7月24日には北関東より先に陸は梅雨明けした。気温はぐんと高くなったものの雨を気にせず観光できたのは嬉しかった。
車がなくてもいろいろ見てまわれる良いところなので、また来たいな。
金沢旅行 2019 の3日目。
今日は最後に起床。
昨日と同じく 2F 菜の花で。昨日は和食にしたので、今日は洋食。
朝食後にまたちょっと 4F ライブラリーに立ち寄り。トイレに入るのに一足先に部屋に戻った。
えきねっとだと指定券の列車と同じ区間の乗車券しか買えないので、北陸新幹線かがやきの指定券をとる & 発券する時に乗車券をつけなかった(東京都区内になるので指定券と一緒に買っちゃって良かったと気がついたのは発券したあとだった)。
昨日・今日とみどりの窓口の前を通った時に「けっこう並んでいるな」と思っていたので、帰り間際に慌てないように朝に1人で乗車券を買いに行っておくことにした。
この時間だと並んでいる人も少なく、また開いている窓口も多かったのですぐに乗車券を買えた。
部屋の中で鍵をかけるとカードキーでは解錠できないのかエラーになってちょっと焦った。ドアの前で中の人に電話をして開けてもらった。
チェックアウトは 11:00 までなのでギリギリまで満喫。
フロントで「照明でご迷惑をおかけしたようで……」と言われて、こちらの勘違いだったこともあってちょっと申し訳ない気持ち。
金沢駅へ。
今日も観光中用に飲み物をここで調達。
1日目と同じ場所のコインロッカーに荷物を預けた。
結局3日間毎日北鉄バス1日フリー乗車券を購入した。3日目の今日は結局2回しか乗らないので現金乗車の方が安かったんだけれど、降車時に小銭でバタバタするのが嫌だったんで買っちゃった。
7番のりばで並んで、やってきた橋場町経由のバスに乗車。
橋場町(金城樓前)停留所で下車。横断歩道を渡り、岡薬局横を入り「あかり坂」へ。めちゃいい雰囲気。階段坂好きにはたまらないスポットだ。
浅野川沿いへ出たところで、日本料理店 いち凛へ。
昨日の夜ご飯が合わずちょっと残念だったので、今日はあまりケチらずにガイトブックでも紹介されている「いち凛」にした。ここは当たり!
待たずに入りたかったのでオープン後の早めの時間を狙っていったおかげもあってまだ席を選べた。浅野川沿いに面した 2F の席も明るく開放的で良さそうだったんだけれど、ここは落ち着いて食べられそうな青い真壁の和室にしてもらった。結果正解。川沿いの席はその後ガヤガヤして賑やかになったのだけれど、和室の方は戸を閉めて個室としてゆっくり食事できた。
料理は「花かごランチ」を。1,700円だとは思えないような充実の品揃えで大満足だった。
ランチを堪能したあとは浅野川沿いを少しぶらぶら。そして裏道に入って暗がり坂へ。ここも階段好きにはたまらない。
暗がり坂から久保市乙剣宮に出て、泉鏡花記念館の横を通り百万石通りに戻ると金沢美術工芸大学附置施設の柳宗理記念デザイン研究所。妻の希望で見学にきた。
素敵なデザインの製品を手にとってみることができる穴場スポットだ。まだ我が家にあるのはお気に入りのバターナイフ2本だけ。生涯の中で少しずつ増やしていきたいな。
浅野川大橋を渡って次はひがし茶屋街へ。金沢の有名スポット、さすがに人がたくさん。
しかし暑い……。アメダスの観測では 13:00・14:00 は 34.5℃もあったよ。同じ時間、東京では 30.6℃・31.6℃。東京より暑い!
ひがし茶屋街といったら外せない、文政三年(1820年)に建てられたお茶屋の建物「志摩」を見学。北鉄バス1日フリー乗車券で50円引き。
当時も昼間は暑かったのかなー。
手を入れずに保存しているためか、結構くたびれてきている感じがするけれど、その分昔の面影を感じることができるとも言える。
いったんメインストリートを一番奥まで歩き左手の小路の先にある菅原神社手前までいってから、戻る形で涼をとりがてらお店を覗いてまわった。
ひがし茶屋街の通りでは飲食 NG。茶屋街の入り口の小さい広場のところまで戻ってから水分補給。
そのあと手を洗いに「ひがし茶屋休憩館」に立ち寄った。
城北北大通りに戻り、北に向かって歩くとすぐのところに石川テレビの「石川さんや」があったので思わず立ち寄った。
昨日金沢百番街 Rinto でみかけて気になった「石川さん」がいっぱい。
金箔の何かみたいなと思って行ってみたけれど、有料なのとちょっと期待していた雰囲気と違ったのとで入らないことにした。
23年前に立ち寄った金箔屋さん。たしかここだったよなと思ってきたらビンゴだった。
工房見学で金箔を「ふーっ」ってやっているところを見られたり、見学のあとにお茶をふるまってくれるところだったり、23年前と変わってなくて時が止まっているようだった。妻がまた金箔ふーを見たい・見せたいと行っていたので来られて良かった。なお 2F の女子トイレは金ピカとのことだ。
温かみがあって良いお店だな。
はずれの方まできたのでここから金沢駅に戻るには城下まち金沢周遊バス左回りルートに乗るのが歩くのが少なくて良さそう。
15分に1本のバスがそろそろ来そうなので、いいところで金箔屋さんを出て足早に停留所に向かった。結局バスは遅れてきたのでしばらく待ち。
さて最後にお土産を買う前に休憩しようかと駅前をチェック。あんと西のカフェ・アルコ スタツィオーネはちょっと煙め、ドンク 金沢駅店は席なしとまわったあと Rinto にあったタリーズコーヒーで落ち着いた。
スイカ好きなので「すいかスクイーズ100%」に飛びついてみたら、スイカを食べた後のお皿にたまった汁そっくりでびっくりした。この旅2回目の食の残念体験。
手土産のお菓子や、帰りの新幹線の中で食べる駅弁当をここで購入。
弁当はやはり「利家御膳」はやめてリーズナブルな高野商店の「加賀彩々」にした。
これで一通り終わったかな。3日間で何度も通った金沢駅の真ん中の通路を歩くのもこれが最後かと思うとそれだけで名残惜しい。そう思いつつ新幹線の改札を通った。
あとは待合室で新幹線待ち。「車内販売はありません」と駅で放送されていたので、待合室内の売店でミネラル麦茶1本ぐらいはと買い足しておいた。
入線のアナウンスが流れたタイミングでホームへ。折り返し運転ではない編成だったので、すぐに乗車できた。
東京までは2時間37分(19:44 着)。帰りも席数の少ない7号車で。
長野駅(18:12 着 18:14 発)を出たところで、そろそろ晩ご飯。
写真を撮っていてなんとなくスカスカだと感じた。隣で食べている同じ弁当をのぞきこんでみたら唐揚げが入ってる。「あ、オマケ的に入っているのかな?」と、他の人のもみてみたらみんな入ってた。パッケージにも「鶏唐あげ」って書かれていて唐揚げの写真も写ってた。
ハズレ引いたー。この旅3回目の食の残念体験。笑い話になるからいんだけれどね。
定刻通り。
最寄り駅まで戻って、スーパーでちょっと買い物をして帰宅。雨がパラパラと降ってきたので、このタイミング初めての折り畳み傘の出番。
いやあ良い旅だった。
2020年12月31日に Adobe Flash Player の配布・更新が終了する。
そうか Flash Player が無くなると、涙が止まらないあの Flash コンテンツ「上越新幹線とき325号【ありがとう】」も見られなくなるのか。寂しいな。
有給休暇を取り妻と彩の国さいたま芸術劇場に彩の国シェイクスピア・シリーズ『ヘンリー八世』を観に行ってきた。
初めての彩の国さいたま芸術劇場。2022年10月3日から2024年2月29日まで大規模改修工事に伴って休館だそう。休館前に観劇できてラッキー。
新幹線がひっきりなしに通過する埼京線与野本町駅で下車。のどかな雰囲気の与野本町駅前公園・たつみ通りを通って劇場へ。
まずは劇場内にある「イタリア料理ペペロネ」で早めのランチ。11:30 の開店まで待つつもりだったけれど、着いたらすでに開店していたので入店した。近隣にランチできるところがあまりないので、ここで食べられなかったら食いっぱぐれだなと思ってきたのだけれど、それほど混んでおらずすっと入れて安堵した。
『ヘンリー八世』公演期間中の9月16日から25日まではメニューを絞っての営業とのことで、キッシュ・ロレーヌ (1,400円) を美味しく頂いた。
なお、ペペロネも9月25日をもって閉店だそう。
食後は開場まで劇場散策。ロトンダ (円形広場)・ガレリア・舞台芸術資料室をぶらぶら。建物自体がアートである。
12:30 近くになったところで列に並んで第ホールに入場。
ヘンリー八世と王妃と女官、王を取り巻く地位や財産などへの欲望深い者たちの調略を描いた作品。松岡和子氏訳の『ヘンリー八世』を事前に読んでおいたことでストーリーを追いつつ、役者の演技に集中して観劇できた。
ヘンリー八世役の阿部寛氏には圧倒された。近くを通った際には畏怖の念を抱いてしまうぐらいだった。吉田鋼太郎氏が演じるウルジーは本で読んだイメージよりもコミカル。嫌な奴にしか思えないウルジーが、感情豊かな演技によって憎みきれないキャラクターに感じられたのが面白かった。
3時間5分予定 (一幕 1時間25分/休憩15分/二幕 1時間25分) だった上映時間はあっという間だった。
二幕からは徐々に観客を巻き込んでいき、16世紀の英国王宮と現代の我々が融合していく。唐突さなく舞台と観客の一体感が作られていく中で最後のシーンが迎えられた。映像作品では味わえない演劇ならではの興奮と満足感が得られる良い演出だった。
今回の席は1階席の後ろの方。双眼鏡 (倍率6倍)・単眼鏡 (倍率4倍) を持っていってよかった。
観劇の余韻を楽しもうと、駅に戻る途中でサイゼリヤ 与野本町駅前店に立ち寄りコーヒーで一息ついた。午前中に家を出て観劇し地元に戻ったらもう日が落ちて夜。観劇を楽しんだ良い1日だった。
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
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