いい陽気。今日は体力的にがっつりにはしないことにしようということで、パンを買って公園で食べてくるぐらいをしてきた。ちょっとした事だけれど、天気は良いし緑も綺麗なので幸せである。
あとはようやくこの日記を MacBook Pro で更新できるようにした。記事データの転送自体はこの間 Unison でできるように設定してあるのであとは、事前にドラフトを確認環境を作るぐらい。
Perl の環境は perlbrew で。Web サーバは Homebrew で Apache HTTP Server Versoin 2.4 を入れた。最近は Debian 流の Apache 設定で馴染んでしまっているので、素に近いのは久しぶりでなんか新鮮。初めてさわる 2.4 系は設定ファイルの書き方が少し変更になっていて一発ではうまく動かなかったけれど最終的に動くようになったので良かった。
あとは写真管理方法を決めることができてデータの移動も住めば ThinkPad X200 (Debian GNU/Linux) と MacBook Pro (OS X) の併用もだんだんしなくて済むようになるかな。
以前株式会社ミクシィで広報だった方が『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』という本を Facebook で薦めていたので読んでみました。
文章を書く準備段階の「構造を考える方法」、そして「読みやすく分かりやすい文章に仕上げていく方法」が本書で解説されています。
第1章では「構造シート (p.34)」を使って「テーマ」と「話題」を決めていくやり方を説明しています。「話題」を箇条書きで列挙し、それを眺めて「テーマ」を決定する。次に「話題」の順番を考えて左に数字を書く。そして番号順に「話題」を並べ替えたあと「話題」の右側に3段階の優先度を ABC を書くという流れでまとめていく方法です(このあと「話題」の取捨選択がきます)。
きちんとアウトラインを決めるべきと思いつつも、上からざっと書いていって質の低い文章を書きがちなのでこれは実践していきたいです。
続く2章以降では基本的な文の構造の正しさの話から文末のバリエーションや漢字と平仮名のバランスなどの読みやすさの話まで網羅的に説明されています。個別には文章術などのコラムなどでみかけたりしますが、こうしてまとまっていると振り返って参照しやすく助かります。ここはチェックシート化して普段からチェックしたいところです。
例えば「することができる」などの「翻訳文体」はつい書いてしまいがちなので、これを機会に意識していくことにします。
『日本語の作文技術』で学んで推敲の際にはよく基準にしている「係り受けの距離を近づける」「修飾語句は大きく長い順に」もきちんと説明されていますので、これから日本語の書き方について本を推薦するなら本書が良いと感じました。
お薦めの1冊です。
タスク管理の記事を読んでいると「マニャーナの法則」というキーワードがよく出てきます。今までスルーしていたのですがここ最近クローズドリストの考え方を取り入れてみているので、その辺りの話が書かれている「仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則 完全版 (Do It Tomorrow and Other Secrets of Time Management)」を読んでみました。
まずマニャーナの法則ですが
という2つの原則のこととあります。日本語ではマニャーナの法則と訳されていますが the mañana principle なので「(行動)原則」の方が適切に感じました。
すぐやると「忙しいだけの仕事」ばかりが進み「本当の仕事」が進まないと指摘しています。新しくきた仕事にすぐとりかかってしまうのではなく、既存の仕事より価値があるかをまず考える必要があると説いています。
「すぐやる」は自分の行動原則の一つなのでショッキングな指摘です。言われてみれば主体的な仕事よりも反応的な仕事に時間を使いがちです。
ただ「すぐやる」については
というメリットがあるのも事実。このあたりは本書で言うところの「緊急レベルの判断」とバランスを取っていく感じなのでしょう。
個人個人がマニャーナの法則に従ってバッファリングすると組織全体のリードタイムが伸びるのではという懸念を持ちました。個人の稼働が最適化されるかわりに、作業の手待ち(idle work)が多く発生することになるからです。
このあたり要注意に思われます。
入ってきた仕事はまず緊急レベルを判断するというのが本書の考え方です。
本書では「明日やる」がベスト。
これはすでに2週間前からRemember The Milk の優先度設定に取り入れてみています。
本書では「WILL DOリスト」と表記。その日にやるとコミットしたタスクを入れておくクローズドリスト(本書ではクローズ・リストと表記)。自分は Remember The Milk でタスクの優先度を1にすることでリスト化しています。
処理する順番はファースト・タスクが最初で「明日のリスト作成」が最後です。それ以外はまったく自由。
1日の最後に何をおいても明日の will do リストは作成することが必須とあります。仕事については実践していますが、プライベートでは翌日の will do リストを夜に作るのがまだ習慣にしきれていません。
ちなみに本書ではタスクにかかる時間の見積もりについてはほとんど触れられていません。翌日時間が足りず will do リストを完了できそうもない場合もいつもどおりリストを作成し翌日は「できるとこまでやる」「完了できない日が続くなら対策をとる」という感じになっています。
will do リストで完了できなかったものは、「やり残し」フォルダに放り込み、ファースト・タスクで処理しましょうとあります。
これは今週から Remember The Milk で backlog タグを付けるようにして実践中です。
ファースト・タスクは「毎日の最初に行い、そこから1日をスタートさせるのが望ましい仕事」とのこと。毎朝最初にできる仕事は1つしかないので、常に1つ。
ファースト・タスクに向いている仕事は
です。今は「やり残し」を片付けるのに使っています。先送りし続けることが減りました。
実際のところ実際に一番最初にはやれてなくてまず「セットアップタスク」なるものをやってたりします。これらを前日に済ませるようにできれば本当のファースト・タスクにできるのかも。
ダッシュ法はポモドーロテクニックにつながるところを感じました。ちょっとマニアックでテクニカルなやり方だというのと、マルチタスク型な印象なのとで今回はスルー。
プロジェクトをタスクに分解する方法。 GTD でプロジェクトに対して具体的な行動を設定するのと同様、本書でも具体的な行動に落とし込むよう指導しています。
その具体的なやり方として二等分法というのが紹介されていました。プロジェクトを二等分し、先にやる方をまた二等分にするというのを繰り返して「抵抗感が問題にならない状態」になるまで分割を続けるという方法です。
全てをブレークダウンすることはせず直近取り組む部分だけ具体的にするというやり方がスクラムにおけるプロダクトバックログリファインメントの考え方に似ていて気に入りました。
最後の方の「考える」ということについての話で「行動の合間に考える習慣をつける」エクササイズが紹介されていました。
というものです。時間(期限)を決めその時間の最後まで考え抜くというのがポイントだそう。ぜひ取り組んでみたいなと思います。
最後に本書の構成について。
本書では冒頭で「本書に登場する18のキーワード」として
が列挙されてそれぞれに簡単な説明がついています。簡潔でわかりやすく、本を読み進める助けになります。
本では「はじめに」で第1章では◯◯、第2章では△△とずらずらと書かれていたりしますが、前提知識が無いとわかりにくい書き方のものが多いです。それに対して、本書ではキーワードという見出しでサマリーと流れをうまく説明していて素晴らしいなと感じました(ちなみに本書も「はじめに」では構成が手短に説明されています)。
カメラを持って(普段から持っているけど)、遠回りしつつ先週の自分の誕生日としてのケーキを買いに。途中雨が降るちょっと不安定な天気だったので DSC-RX0 メインで。
久しぶりに iPad 2 を起動したら別の iPad Pro の方に「Apple ID サインインが要求されました」が繰り返し出る厳しい状況になったので、再び電源を落とした。
「2 ファクタ認証のシステム条件」は iOS 9 以降か。うちの iPad 2 は iOS 7.1.2 なので対応していないっぽい。この iPad 2 のために 2 ファクタ認証を解除するほどでもないので、iPad 2 リセットかなあ。
夜は中央通りと神田明神通りとの交差点名(正式名称は無い)を調べたり、その角にあった日本通運本社のビル名を調べたり(日本通運株式会社 ニュースリリースでは「旧秋葉原本社ビル」という書き方でよくわからない)と、固有名詞を調べるのに時間を費やしてしまった。 Web 上に全ての情報があるとは限らないし、そもそも未定義の場合もあるし必要以上にこだわらないようにしたいなあ。
2003年6月に『日本語の作文技術』を買って読んでから18年。「係り受けの距離を近づける」「修飾語句は大きく長い順に」などのポイントを学んだことが、分かりやすい文章を書くのに大いに参考になっている(体得までは至っておらず、この文章自身まだまだではあるけれども)。
分かりやすい文章の書き方について参考となる本として『日本語の作文技術』をたびたび人に薦めてきた。一方で、民族と言語について著者の強い思いが考えの背景として述べられている点や辛辣な表現がある点などから、スルー力が育っていない中高生には手放しで薦めにくかった。
2004年10月25日に中学生を想定読者とした『中学生からの作文技術』が刊行されていたのを知ったのはいつだったか。作文技術のエッセンスをより平易に説明された1冊のようなので、これなら薦められるのではと今回自身で読んでみた。
なるほど『日本語の作文技術』に比べてかなり読みやすい。要点がまとめられているので、大人にも『中学生からの作文技術』を先に読むのを薦めた方がいいぐらいだ。
主義主張も『日本語の作文技術』よりマイルドなので、これなら中学生でも自分の頭で判断しながら読めるだろう。
学校で習う文法や役物の使い方と本書での説明では異なる部分があるかもしれない。文法について指導要領とは切り離して考える、学校で書く文章は指導要領のルール(スタイルガイド)に合わせるなど本書を鵜呑みにしないことも大切だ。語順の考え方など勘所を学べれば良いと思う。
アイデアを生み出すプロセスについて学ぶのにデザイン思考についてきちんと理解しておきたいと思い、デザインコンサルティングファームである IDEO の CEO ティム・ブラウン氏の著書『デザイン思考が世界を変える〔アップデート版〕イノベーションを導く新しい考え方』を読んだ。
本書では主にデザイン思考によるイノベーションの取り組み事例を豊富に紹介しながら、デザイン思考という考え方について熱弁されている。IDEO におけるデザイン思考についての思想・哲学について感じることができた。具体的なデザイン思考のプロセスや方法については本書では説明されていないので、実践するには別の書籍をあたる必要があり。
まずチクリと刺してから「もっとデザイン思考で考えねばならぬ」「IDEO ではこんなことをやってみている」といった書き方が随所にあって、ちょっとしんどいところもあり読み終わるまでに時間がかかってしまった。
[ 読書ノート ]
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
※本サイトの内容は個人的見解であり所属組織とは関係ありません。