2011年4月16日に株式会社ミクシィに登録してから4年が経った(mixi は2004年11月19日に登録してから約10年5カ月経過)。
入社以来、一貫してCS・ユーザーサポート・健全化・不正対策に取り組み中。 この1年は、現場寄りのグループに入って体制や業務プロセスを改善したり、その後企画開発の部門を再編してとりまとめたりと担当領域も広がって、成果を出しつつ知見も広がったかなと。
今年度はよりエンゲージメントやロイヤルティにフォーカスした CS 向上の取り組みをしていくつもり。目指せ日本一の CS。
「エンジニアチームの様々な経験を、未解決の課題も含めて共有する」というテーマで開催された LINE 株式会社のエンジニア向けイベント LINE DEVELOPER DAY_2015 Tokyo に行ってきた。
会場の装飾やクリエイティブなどお金をかけていてすごいなと。始まる前にプレス向けにきちんと立ち位置や照明まで案内していて、とても行き届いていて運営力もすごい。
細かいところだけれどイベントサイトや事前案内は「LINE DEVELOPER DAY_2015 Tokyo」で当日の会場が「LINE DEVELOPER_DAY 2015 TOKYO」と表記を変えていてどんな理由なのかなというのが気になった。まあどうでもいいことだけれど、物を書くのにちょっと困る。
スライドはシンプルで洗練されているんだけれど、完成されすぎていて素材ぽくも感じた。
全体的に microservices アーキテクチャというのが印象に残るイベントだった。
LINE の成長とサービスなどの紹介。ウォーミングアップ的に聞いていた。
「LINE のグローバルな開発組織や文化について」
ちょっと綺麗にまとめられすぎていて感じがした。泥臭さが感じられない。より現場的な話をぜひ聞きたいなと思った。
ペンディング・先送りされた「cold-case プロジェクト」について、また取り組むきっかけを用意するというのは良いな。
「色々な国の通信各社、様々な環境に対応するために進めた実験や改善方法について」
LINE アプリのバイナリは1つとのこと。各国の事情について「LINE 遠征隊」として現地で実際に使って改善していくという取り組みがきちんとできているというのは素晴しいと感じた。グローバルなサービスではなく国内向けのサービスでも参考にできるな。
ストアのレビューについて、レビュー文章のキーワード分析や変化の把握もきちんとしているとのこと。(アプリではないけれど)化粧品業界などが良くやっているやつか。 この辺りは自分の部署でも取り組んでみたい。
「LINE Platformを支えるアーキテクチャ、組織、文化について」
鶴原翔夢氏による LINE のアーキテクチャの変遷について。
など。アーキテクチャは microservices に移行している。
Abusing も独立したバックエンドになっているとのことだった。abuse 対策のコンポーネント化は考えてはいるんだけれど、サービス毎に要件が結構異なるので本体とどの程度の結合にするかが迷いどころなんだよね。いつかはやりたいところ。
HBase と Redis の話し。桁違いだ。
最近 Java を書かれているようだけれども LINE Creators Market はやっぱり Perl で書かれているとのこと。ちなみにアプリケーションサーバでは Starlet を使っているそうだ。
実際に開発する上で問題になったことも混じえた @tokuhirom 氏らしい語り口のセッションだった。
なみかわじゅん氏。
まずはスタンプ間の(レコメンド的な)距離を計算し、その上でユーザー-スタンプ間の距離を計算するというフローでレコメンドを生成しているとのこと。処理には Hive も使っているらしい。
コールドスタート問題については、Naver Labs と共同研究開発した画像の類似度計算を使って似た絵のものをレコメンドできるようにして対応しているとのことだった。
午後は途中オフィスに戻ったりしながら面白げなセッションを聞いてきた。夕方に歯医者があるので 17:30 まで聞いて退散。
今年もやってまいりました YAPC::Asia Tokyo の前夜祭。
今年は東京ビッグサイトです。渋谷のオフィスからは埼京線からのりんかい線直通で一本で行けるので楽々。なんだかんだ順調で開場時間である 18:00 過ぎぐらいには着いてしまいました。3年前から毎年事前に Foursquare のスポットを作っていますので、今年も忘れず作っておきました。
開場は東京ビッグサイトの会議棟。久しぶりに長いエスカレータを上って逆三角形のフロアへ。受付にはダイバーズの YYC の垂れ幕があっておぉっとなりました。YYC も Perl なので違和感はありません。
今年は前夜祭から2トラックといきなりゴージャス。人数が増えたので以前みたいなゆるふわな感じではなくて、もう前夜祭からがっつりトークを聞くという雰囲気でした。参加側としてはゆるい一体感がちょっと感じられなくなりましたが、そのかわりしっかりトークを聞けたかなという感じです。前夜祭参加者数が500人を超えたということですごいですね。
YAPC::Asia Tokyo 2015 を通して参加者のマナーが良かったなと感じたのは、スマートフォンのシャッター音がほとんど聞こえなかった点です。2月の Developers Summit 2015 はシャッター音がひっきりなしでウザかったわけですが今回はぜんぜん気になりませんでした。このあたりはコミュニティの違いでしょうか。
最初のトークは Ruby の話です。ちなみに裏のトークは PHP でした。YAPC らしいです。
Ruby Committer らの開発者コミュニティの話などを含む、Ruby 言語開発の話。言語開発の話ではありますが、規模は違えど他の OSS 開発と大きく変わらなさそうというのが印象でした。このあたりは次の次の @tagomoris のトークともつながるところを感じました。
はてなブックマークにおける検索技術・自然言語処理技術についての話。
トピック生成に Elasticsearch の Significant Terms Aggregation を使っているというのが興味深かったです。Elasticsearch でいろいろできるんだなと。
トピックタイトル生成については Cabocha の係り受け解析を使って文圧縮をしているとのことです。この辺り、技術的には非常に面白いですね。ただ、ニュース職人が工夫して限られた文字数でキャッチーな見事なタイトルをつけているのをみると、(トピック数や効果を考えると)ビジネス的には人力でやった方がいいケースも多いのではと思いました。
OSS ってネイティブかどうか(内部プロダクトを切り出したものか、最初から広く使われるものを考えて作ったものか)がありますよねというのが一番刺さりました。そもそもどういう思いで公開するかによって、その後のメンテナンスやコントリビューション受け入れのスタンスが全然違うものになるなと。
今日は @lapis25 氏と会って例年通りサービスの話をしてりしてました。
終わってからはまっすぐ帰宅して、ほぼ最後の方だった花輪ばやしの中継をちょっと観たり。 明日1日目は会社を休んで朝から参加です。他の人とも会えるといいなと思います。
「リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間」(記事)を先日久しぶりに読んでやっぱりいいなと思いまして、高野登氏の別の本も読んでみたくなりました。それで今回選んだのが「リッツ・カールトン 一瞬で心が通う『言葉がけ』の習慣」です。
本書では「人の気持ちを考えて行動する」という感性(p.7)を磨くためのヒントがいろいろ語られています。
扉を開いた1ページ目で一瞬で「ズキューン! やられた!」となりました。もう1ページ目から本書が伝えたいことが体現されているのです。過去に読んだ本では「わかりやすいマニュアルを作る 文章・用字用語ハンドブック」がその手の本で、説明しているルールでその本自体がきちんと書かれていて素晴らしいと感じました。それと同様、本書もきちんとタイトル通り「一瞬で心を通」わせてきたのです。さすがです。
どう書かれていたのかは読んでのお楽しみです。
まずはまわりの人にどのように思われているかを訊いて、理想とのギャップを理解しようという話。ここはおっと思ってすでに先日試してみました(記事)。勇気を出して質問してみたらいろいろ発見がありました。やってみるのお勧めです。
本書でも挨拶の大切さが話されています。「挨拶は理想の自分になる一番簡単な方法です」(p.20)。 このあたりはどのコミュニケーションの本でも書かれているところですね。最近読んだところですと「会話が弾むのは、どっち!?」(記事)にも書かれていました。挨拶重要。
お客様のために自分の知識を増やそうと思ったら、それはぜひ実行してみましょう。 p.33
ここは「関心を寄せる」ということですね。
自分が大切にしている価値観と、相手の評価のポイントが一致すると、お互いの心が共鳴したように感じて、親しみや信頼の感情が湧いてきます。 p.42
「人を動かす」でいうと「率直で、誠実な評価を与える。」でしょうか。
「作業をする人」は、会社のサービスマニュアルを徹底します。「仕事をする人」は、お客様の気持ちに自分の心を寄り添えてみます。 p.78
作業と仕事の違いについてはいろいろ目にしますが、本書では相手の気持ちに視点をおいてその違いを考えています。接客サービスならではの視点だなと感じました。
もしあなたが、スタッフとして直接お客様に接しながら仕事をしているのであれば、奇跡を起こせるのは、あなた以外にいないということにもなります! p.111
これはぜひサポートスタッフや CS 活動でユーザーの方と接している仲間にそう伝えてあげたいです。また自分が直接お客様に接する時もそういう気概を持ちたいです。
正しいことを伝えるのが重要なわけではありません。そんなことは子供でもできます。お客様に正しいことをしていただくためにどう伝えるのかが重要なのです。 p.144
ここは考え方としては「すごい考え方」の「正しいかよりも効果的かで考える」とベースは同じと感じました。それの接客サービスでの一つの適用かなと。実際にどうするかはそのケースごとに感性と頭を働かせる必要があるでしょう。ここは日々感性を磨き、機転をきかせられるようになっていたいものです。
サービスのプロとしてはその場に立つ以上、そこで起きることの責任は自分がとる、という意識を持つべきでしょう。 p.153
ここはコミュニケーションサービスでは中立ということで非干渉とする事が多いですが、あらためてどうすべきか問われた気がしました。
その他再認識したり、良いなと感じたのは上のような感じです。
読んでみて「人を動かす」などで言われていることが体現できていて素晴らしいなと感じました。
女の子の通園・通学グッズなど布小物を中心としたハンドメイドクリエイター nanohanamoon がイベント初出店としてヨコハマハンドメイドマルシェ秋2日目の11月18日(日)に出店するにあたり、準備・荷物運び・ブース留守番などでお手伝いしてきた。
出店側として参加するのはやはり楽しいな。前職で東京ビッグサイトで商談イベントに出展していた時のことを思い出したよ。
ハンドメイドのクリエイターが出店ブースで作品を展示・販売するイベント。アクセサリーがとても多かった。来場者・出店者も女性が多い。女性をメインターゲットにしたイベントだ。来場者の年齢層は高めかな。
(時間のある時にちょこちょこブースを見て回ったけれど、男の自分が欲しいというのはあまりなかった。)
通園・通学グッズが欲しい人にターゲティングしたんだけれど、ひと目でわかるまではできてなかった。「入園・入学」と大きく看板を出しているブースがあって、あれぐらいはっきりと書いた方がいいなと感じた。
そもそもこのイベントだと通園・通学グッズを買いそうな人が多くなかった(もっと上の年代の人が多かった)ので見せ方を変えた方がもっと売れたかも。「コップ袋」ではなく「縦型巾着」とポップに書くとか。
それからこういうイベントでは「必要だから買う物」ではなく「欲しいから買う物」(で予算的・サイズ的に手を出しやすそうな物)の方が売れるんだろうなと。オンラインショップでは明確に欲しいものを検索/ブラウズで探すのだろうけど、マーケットではブースを眺めていって魅力を感じたら衝動的に買うという方が多いのではないかと。考えれば当たり前の話なのだろうけど、実際に出店してみて気がつくことも多いな。
ディスプレイについてはかもいフックのようなものでテーブルを挟んで陳列している人がいてなるほどと思った。テーブル前は低すぎてあまり見られはしないと思うけれどスペースの有効活用としてはいいのかも。
iPad で作品のイメージ映像を流しているブースがありおっと思った。アクセサリー系は見栄えするな。
イスはスツール2脚でちょうど良かった。ブースの奥行きがあまりないので、もし背もたれのあるイスにしていたら立ったり座ったりが困難だった。
微力ながら宣伝しようかと自分の Twitter アカウントでクリエイター・ブース紹介 Tweet を何回かしてみた。ハンドメイドアカウントではなく、ターゲットとエンゲージメントがある訳ではないので、フォロワー向けというよりはハッシュタグつき Tweet で目にとまっていただければラッキーという程度で。
あたりで何度か Tweet してみた。クリエイターも来場者も Twitter より Instagram だと思うのでちょっと応援といった気持ちで。
ちなみに1日目の11月17日のハッシュタグ付き Tweet の動きは
という状況だったので、いったん落ち着く 12:45 以降に Tweet するのも良いのかなと考えていた。ただ、来場者は入場してしまえばブースを直接見て回ることに専念して Twitter で検索して見たいところを探すということもあまりしないだろうから、ライバルが少なくても閲覧者も少ないから効果は少ないのではとも思える。開場前までに目にしてもらう方にフォーカスした方が良かったのかもしれない。
ちなみに当日、現場でスマートフォンで使ったツールは以下。
Twitterアナリティクスを見る限り、いつもの日曜日 + αあったかなーぐらい。やはりそれほどリーチしなかったかなー。
いろいろ考えて試すのが楽しかったので良しとする。
https://handmade-marche.jp/c/11408
式に参列。雨は行きに少しパラついた程度で済んだ。今日は主役と完全別行動なのでカメラは RICOH GR III + Pixel 7 のみで。
スギ花粉がだいぶ落ち着いてきたがまだヒノキ花粉が続くので、例年通り花粉症の薬はもうしばらく服用である。午後に病院に行ってきた。今回はマイナンバーカードを保険証利用してみようと思い提示したのだが (多分すでに会計処理済みで) 嫌がられ、保険証はありますかと言われたので保険証を提示した。現場の実態はまだこんな感じ。
2020年から病院側の判断でジェネリック医薬品のフェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg 「SANIK」になったのだけれど、今日はアレグラに戻っていた。理由は特に聞かなかった。現場の実態。
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
※本サイトの内容は個人的見解であり所属組織とは関係ありません。