何かを考える時、何かを書く時、何か良い情報はないか頼れる正しい意見はないかと必要以上に情報を探してしばしば時間をかけすぎてしまいがちです。気が付けば内容も他人の意見をまとめたものになってしまうことも。
今年は「自分の頭で考える」をより意識してみることにします。
自分の意見を考える時、情報を探しにいくプロセスをいったん止めてまず自分の頭で考えて書き出してみる時間を作ります。 PC を使っているとついつい調べたくなるので
のどちらかの環境にして情報を遮断して考えるようにしてみます。
きちんと文章化する場合は、考えがまとまった後に初めて用字用語の校閲やハイパーリンク付ければいいかな。
意思決定をするとか意見を出すとかそういった決まったトピックについて考えるのとは別に、毎日考える時間をとって主体的に仕事をし生きていくようにも今年はしていきたい。こちらは1日15分などと時間を区切り、その時間の中で情報を遮断して湧き上がるアイデアや考えをまとめて行動につなげるようにしていきます。
個人的な文章を書く時のスタイル(用字用語など)のメモが1箇所にまとまっていなかったので nDiki 上に Naney のスタイルガイドとして整理した。書いている時に迷った時に調べて決めたものを集めたものなのでまったく網羅的ではないものなのだけれど、こういうのはまとめておくと便利なのだ。
昨日導入し始めた textlint を今日は1日いじっていた。
きっちり書く文章で使う時と Web 日記(この日記)のような多少崩して書いている文章で使う時とでプリセットをそれぞれ分けたいと一瞬考えたけれど、保守を考えると崩して書いている時に警告を無視するので十分だと考え直した。
過去に書いたあらゆる文章をチェックにかけて修正しつつ textlint と prh の設定を鍛えまくりたい。
用字用語を定めた設定ファイルを作り、揺らぎや誤用をチェックできる proofread-helper (prh) を使うルールを textlint に追加。
$ prh init
で設定ファイル prh.yml がひな型として生成されるのでこれを編集していく。prh は設定ファイルから別の設定ファイルを特定のルールを除外しながら柔軟にインポートできるのが嬉しい。
textlint-rule-spellcheck-tech-word は Web 技術系の用字用語チェックのベースとして良いのだけれど個人的なルールと違う場合に簡単に変更できない。同ルールは azu/technical-word-rules の辞書を使っておりその元データは https://github.com/azu/prh.yml のようだ。 textlint-rule-spellcheck-tech-word をオフにして直接 prh 設定ファイルをインポートしてアレンジすることにした。
どうも「自分で考え答えを出す」のが足りていないと感じている。考えたいことは次から次にやってくるし自分の中からも湧いてくるのだけれど、しっかり考えられている実感がない。
画面に向き合いタイピングしながら考える時よりも紙に万年筆で書きながら考える時の方が自分の頭で考えている感じはある。やはり紙とペンが最強かなあ。 では考えを紙に書き出していくとして、整理・保管はどうしようか。スマートフォンで撮影して取り込み? テキスト入力には無い自由度やペンで書く行為の刺激が重要なら、紙に書くよりは劣るけれども手書きアプリに入力? うーん。
考えを紙に書き出す環境を見直そうとしていて今更ながらふと気が付いた。紙に書くと自分の頭で考えている感じがあるのって、その時に情報と割り込みから距離を置けているからだよね。
PC やスマートフォンを使っていると考える前にすぐ調べちゃう。考えているつもりで読んでいるだけ。通知が目に入ってきて気が散ってしまう。そして無意識のうちにいつの間にかソーシャルメディアを巡回したりメールのチェックをしたりしちゃっている……。
PC やスマートフォンでもエディタとだけ向き合うようにすれば考えることに集中できるよね。エディタを全画面にし他のアプリに切り替えなることなく考えていることを書き出すだけにしてみたら、気持ち良いじゃないですか。
割り込みのない場所と時間を毎日確保して思考を巡らせてみることにしよう。電車の中・仕事の合間・寝る前。時間を区切るのがいい(参考)。タイマーがあればしかける。スマートフォンのタイマーだと他の通知に集中を奪われてしまうので避けよう。
distraction free なライティングアプリ iA Writerを全画面で開く(Mac / Android デバイス)。必要ならフォーカスモード(入力中の文以外が目立たなくなるモード)にする。階層操作に心を奪われるアウトライナーはここでは使わない。
そこへ頭に思い浮かんだことをどんどんダンプする。用字用語は正しく書きたい派だけれどここは気にせず打っていく。多少変な文でも今は気にしない。頭がダンプモードではなくなってしまうので文章としての構造はここでは考えない。
考えるテーマとは違うことが絶対に思い浮かんでくる。意識の外にいったん追い出すためこれもダンプ。下の方に書き留めておく。別ファイルにしたり別のアプリを開いたりはしない。
ある程度ダンプしたらざっと整理する。 iA Writer のフォーカスモードは解除。
この時も調べ物はしない。用字用語の修正もしない。
階層を整理したり MECE にしたりすることに夢中になるから箇条書きに整形せずとも良い。関連する文を集め見出しで区切っていくぐらいで。
完全に整理することは目指さず、この時点での自分の考え(答え)を出すことを目指す。整理の過程で自分の考えが固まってくるはずだ。
いったんここまで。情報遮断から抜け出す。
やりたいことがあればタスク管理ツールに登録する。ノートとしてアーカイブするなら、ある程度読める文にリライトしたり用字用語を修正したりしておく。調べたいことがあれば調べる。仮説検証する。思うところがあれば Web 日記にまとめあげる。
こんな感じで。
なかぐろ。中点(なかてん)。
例外はありとしつつ「姓名の間に中黒」「2語の複合語なら入れない」「3語以上の複合語なら入れる」「固有名詞と普通名詞の組み合わせなら入れる」が優勢か。
複合した語であることを示すための,つなぎの符号の用い方については,それぞれの分野の慣用に従うものとし,ここでは取決めを行わない。
人名について:
2 外国人(漢字名を除く)の名と姓の間、「サー」などの継承と姓名の間には中点を使う。
外来語について:
3 外来語、外国の地名、建造物名称などは原則として中点を入れない。
ただし次の場合は中点を入れる。
中黒または半角スペースを用いてカタカナ語を区切って表記します。
固有名(外国人名)の区切り方法は、一般カタカナ複合語の区切り方法とは別に定める必要があります。通常、固有名(外国人名)の区切りには中黒を使います。
テクニカルコミュニケーション研究会編、文章・用字用語ハンドブック、日経BP出版センター
入れ方は、マニュアルの性格や会社の方針を考えて決めます。
[ Naney のスタイルガイド ]
Kindle本として『毎日新聞用語集2020年版』が出ていると先日知ったので、今日購入してみた。スマートフォンでいつでも用字用語の確認が出来るの嬉しいぞ。『記者ハンドブック』も電子書籍版出ないかな。
電子書籍版の用事用語集を読んでみて紙の本としての『記者ハンドブック』の読みやすさも再認識した。用字用語集は電子書籍と紙の本のどちらも手元に置きたい。
[ スタイルガイド ]
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— Naney (@Naney) April 11, 2021
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Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
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