MkDocs + GitHub Enterprise Server の GitHub Pages で組織内公開ワーキングノートサイトをいい感じにできそうになってきた。
仕事用 Web ブラウザのスタートページ用ノート Things to Keep in Mind at Work ノートは MkDocs サイトの方に移すのが良さそう。
合わせて Things to Keep in Mind (at Work じゃない方) ノートや Top of Mind ノートも整理するかな。「最近考えていること」にフォーカスした Top of Mind ノートとは別に「今していること」を書き出しておく /now page も追加したくなってきた。
「公開で作業する」というコンセプトで Markdown で書いているノートを先月から MkDocs + GitHub Enterprise Server (以下 GHE) の GitHub Pages で公開してみている(記事)。
一昨日から使い始めたアウトライナー Logseq には graph (ページ群) を静的サイトとしてエクスポートする機能が標準でついている。思考中のメモを公開するのにうってつけそうだ。
MkDocs を使ったドキュメントベースの社内ノートサイトとは別に、アウトラインベースの社内ノートサイトを作ってみた。
MkDocs が GitHub Pages へのデプロイで使っている ghp-import をインストールする
$ pip3 install ghp-import
MkDocs をインストールしていればすでに入っている。
GHE 上で graph リポジトリを作成する。プライベートでも OK。
Git リポジトリを clone したあと、Logseq graph をエクスポートするディレクトリとして site/ を作っておく。
$ git clone git@example.com:Naney/graph.git $ cd graph $ git config user.name 'WATANABE Yoshimasa' $ git config user.email naney@example.com $ mkdir site
まずエクスポートするページ毎に [Make it public for publishing] しておくか、設定で [All pages public when publishing] をオンにしておく。
Logseq のメニューから [Export graph] を選び、 Export public pages を指定する。エクスポート先を選択するダイアログで前の手順で作成した site ディレクトリを選び、エクスポートする。
Git リポジトリディレクトリの中で以下を実行しデプロイする。
$ ghp-import --push --force --no-jekyll site
[ 組織内公開ワーキングノートサイト ] [ 公開で作業する ]
Logseq + GitHub Pages で昨日作成した組織内公開ワーキングノートサイト向け Logseq graph で実際にいろいろ書き始めてみた。
ジャーナル機能を使うかどうか迷ったけど使ってみている。 inbox として取りあえずさっと書けるのに加えて、関連して思い浮かんだことを子リストとしてスレッド的に書き足していけるのが心地よい。inbox として理想的だ。Tweet せずにここにダンプしておけば十分ではと思えてきた。
Markdown ファイルを順次移しながらチェック。
logseq-mermaid-plugin を使えば Logseq でも mermaid の図を入れられるが mermaid.ink という外部サイトでレンダリングさせる方式なのでそのまま使えない。fenced code block ではなく独自記法で囲む必要があるのもマイナスポイント。
セル内改行している表が Logseq ではうまく表示されなかったのでこれも移すのをいったん保留した。
Logseq のスタイルで頻繁に graph を更新していくには Obsidian vault の中に置いておかない方がやはり良いな。組織内公開ワーキングノートサイト向け graph は外に出した。
ただそうすると Logseq のジャーナルと Obsidian のデイリーノートで2重管理が発生する。Logseq の backlink を活用するためには Logseq に書いておきたいし、後で参照するためのアーカイブとして Obsidian にも書いておきたい。 Logseq から Obsidian に転記したら 📋 でマークしてみたけれど、うまくいかない気がする。
公開ノートサイトにも Logseq を使ってみるのどうかと思ったけれど、 index.html にページデータを書き出した SPA になるのでページ数が増えた時に読み込みが遅くならないかなど懸念を感じた。 https://logseq.github.io/ はトップページしか Google 検索でヒットしていなさそうだし SEO も不利そうだ。公開サイトで使うメリットは少ないな。
一般的な話のノートは Obsidian Publish サイトで全体公開していて、組織固有の話のノートは Obsidian + MkDocs を使った組織内公開ワーキングノートサイトで限定公開している。
限定公開ノートから全体公開ノートへのリンクをつけるのがいささか面倒。さしあたって roamlinks MkDocs プラグイン と md-condition Markdown エクステンションを使って
[Naney](https://notes.naney.org/Notes/Naney) <!--- #if OBSIDIAN --> [[Naney]] <!--- #endif -->
とリンクしている。
ああ、この限定公開から全体公開にリンクする機能を欲するの、20年弱前から変わらないなあ。WikiEngine を自作していた時は InterWikiLink を実装していたんだっけ。
組織内で「公開で作業する」というコンセプトで2月から MkDocs + GitHub Enterprise Server の GitHub Pages で組織内公開ワーキングノートサイトを作って使っている。
Markdown 形式で書いている作業中のノートを気軽に共有できるようになったのはやはり良かったかな。
一方9カ月続ける中で他から何度も参照されるような寿命の長いノートが出てきて、ノートへのたどり着きにくさが課題になってきている気はする。過去にシェアした URL を見つけ出して再閲覧するために記憶に頼るところが大きすぎるなと。
参照資料になったノートはきちんと組織の情報共有ツールの方に移しておくべきというのが正論でありつつ、ほとんどそのままにしちゃうんだよね。
NTTドコモ代々木ビル好き。#photography
— Naney (@Naney) November 15, 2022
RICOH GR III #GR #GRIII #GR3 pic.twitter.com/GwXeqAemWM
髪伸びてきたので来週で床屋の予約をした。
MkDocs + Roamlinks Plugin で静的サイト生成している組織内公開ワーキングノートサイトでやっぱりバックリンクが欲しいなと思って mkdocs-backlinks v0.9.1 試してみた。
がバックリンクを出力させられず。ソースコードを読んでみたがうまく動かない理由は分からずじまい。
すみっこ#photography#SEL1670Z pic.twitter.com/Fe6tf17dmd
— Naney (@Naney) May 9, 2023
MkDocs + GitHub Pages で組織内公開ワーキングノートサイトを1年ちょっと続けてきたけれど最近ちょっと保守熱意が下がってきている。
組織内で「公開で作業する」というコンセプトの実験は一度終了することにする。
coffee break#photography
— Naney (@Naney) May 10, 2023
RICOH GR III #GR3 pic.twitter.com/zujgRkzk6K
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
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