2018年4月から出勤時に写真を撮るのが習慣になっていたのだけれど去年の12月に渋谷駅直結の渋谷スクランブルスクエアに勤務地が移ったこともあって、年明けから「駅から少し遠回りしつつオフィスに着くまでにパシャリ」とすることが減ってしまった。駅直結だとそのままオフィスに行っちゃいたくなるからね。そして新型コロナウイルスが感染拡大していったこともありいっそう外に出なくなっていって、4月からはリモートワーク推奨/原則リモートワークで渋谷にそもそも行かなくなっちゃっていた。
6月末からオフィスに出勤し始めたし、また毎日撮る習慣を復活させようと思う。
6月30日に公開された Image Sync バージョン2.1.1 が一昨日の GR official の記事で紹介されているのを読んだのがきっかけだったりする。最近外出先でデジカメからスマートフォンに転送してソーシャルメディアに投稿するのってしばらくやっていなかったなぁと。
ImageSync V2.1.1を公開しました。 | GR official | リコー公式コミュニティサイト
2020年7月15日 #朝の渋谷#photography
— Naney (@Naney) July 15, 2020
RICOH GR III #GR #GRIII #GR3 pic.twitter.com/K5ohZ1W615
2018年に読んだ『Hooked ハマるしかけ 使われつづけるサービスを生み出す[心理学]×[デザイン]の新ルール』(原題 Hooked: How to Build Habit-Forming Products)の読書ノートを書いていなかったのでハイライトしたところをざっと読み直した。
人は意識的な思考をほとんど伴わずに状況的なきっかけによって自動的に行動をとるようになることがある。プロダクトがそのような習慣性を作り上げることがあれば、ユーザーに継続的に利用してもらえる。さらに習慣化されたプロダクトは価値のあるものだと判断しより依存度が高まっていくのだ。
4つのステップを踏むことで人間の行動を習慣付けさせるのが本書の提唱する「フックモデル(The Hook Model)」だ。*1
がその4つのステップである。
本書を初めて読んだ時「インベストメント(投資)」がステップに含まれていることに驚き、そして経験的に非常になるほどと思ったのだ。自分は Tweet を見やすくするよう Twitter 上で日々リストを見直している。フックモデルではこれが「ユーザー自身が自分の体験を良くするための行動(インベストメント)」だというのだ。なるほど、習慣的に使っているプロダクトには実際にいろいろ投資しているなと驚いた。
本書では各ステップについてそれぞれ章を割いて、それぞれ「どのようなタイプのものがあるのか」「どのような心理的な背景があるのか」「どのような事例があるのか」を通して説明されている。
特にネットサービスの継続(Retention)を高めていきたいと考えているプロダクトマネージャーにとって読んで損の無い1冊だ。
[ 読書ノート ]
今後の事業方針を検討していて「整理して書き出していく」のに手をつけるのが億劫で進みがちょっと悪かったのだけれど、これ Google スライドに書き出していこうとしていたからだな。うん。
途中で都度サマリを共有しやすいだろうと今回は Google スライドで書き始めたのだけれど、Google スライドを開くのが億劫。ツールの観点もあるけれど、そもそもスライド形式が書きにくいんだな。iA Writer を使い Markdown 形式で文章の形で書き出し直したらどんどん書く気になった。
やはりスライドを書きながら考えるのはイケてないな。長くなってもいいので文章の形で考えをきちんと書き出した方が思考が捗る。日常的に Web 日記を書く習慣から、自分は「文章を書きながら考えるタイプ」なんだよね。それから「箇条書きで考えると細部が曖昧なままになる」弊害がもろ出た感じがある。
共有については、他の人に編集してもらうことができないけど「iA Writer の Web プレビューを Google ドキュメントに貼り付け」にしてみよ。
筋トレが長続きしない。「強い意志をもって続け健康になろう」という精神力頼りでこれ以上失敗体験を増やすのはだめだ。「毎日歯を磨かないと気持ち悪い」と同じになるよう、習慣にすることだけにまずフォーカスした方がいい。以前同僚に『小さな習慣 (Mini Habits: Smaller Habits, Bigger Results))』 という本を教えてもらったことを思い出したので読んでみたところ、シンプルでいけそうな習慣化ハックが紹介されていた。
本書では新たな習慣にしたいと思っている行動をもっとも小さい形にしたものを「小さな習慣」と呼んでいる。例えば「腕立て伏せ1回」のようなものだ。
習慣化するには行動の繰り返しと報酬が必要だ。習慣になるまではモチベーションか意志の力を使って行動することになる。
モチベーションは心理状態やエネルギーによって上下しやすく習慣化のためには信頼できないので、意志の力で実行するようにした方が良い。
「小さな習慣」であれば忙しくて時間がない日や疲れている日でもほんのわずかな意志の力で実行できる。常に目標を達成できていることが励みにもなり、毎日続けるうちに習慣として定着するのだ。
行動開始の合図は決まった時刻(時間ベース)やなにかの行動の後(行動ベース)などが一般的。
本書では「小さな習慣」で行動開始の合図を決めずに(行動開始の合図を複数とし)就寝時間までにやるというフリースタイルも選択肢として提案している。特に生活の一部にしたい習慣は特定の開始合図を設けない方が良いのだという。
毎日「腕立て伏せ1回」で意味があるのか?
行動を起こしてしまえば、ほとんどいつも「おまけ」でもっと多くをこなしてしまうよというのが本書の主張である。「行動するとやる気がおきる」とよく言われているので頷ける。また「小さな習慣」が本当の習慣の定着につながっていくので、早く習慣化される「小さな習慣」をすることに意味があるという。
なお、小さな目標以上を達成すると無意識が新たな期待値を設定してしまうことから大きな目標に変えてしまいがちだが、これは意識的に拒む必要がある。
疑問に感じたことについては以下のように書かれていた。
すぐに始められて毎日継続できているので気に入っている。習慣化についてはまず「小さな習慣」にするだな。
[ 読書ノート ]
『いちばんやさしいグロースハックの教本 人気講師が教える急成長マーケティング戦略』の読書ノート参照。
サービスのグロースに関するモデル。
を順序としている。2017年頃から提唱されているようだ。
Naney (なにい)です。株式会社ミクシィで SNS 事業の部長をしています。
nDiki は1999年1月に始めたコンピュータ日誌を前身とする Naney の Web 日記(兼パーソナルナレッジベース)です。
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