著作権表示 (copyright notice)としては「マルC」「著作権者の名」「最初の発行の年」を最初の発行時から書く。
例: Copyright (C) 2007 name Copyright (C) 2006,2007 name Copyright (C) 2006 - 2007 name
無方式主義であるベルヌ条約のもとでは、これらの表示がなくとも作った時点から著作権が発生する。
tito 氏より、記事「WiKicker と GNU GPL」にコメントをいただいた。
ご承知とは思いますが「本体が GNU GPL だから、配布する場合はその部分も GNU GPL を適用」というのはGPLの条件で配布を受けた人がさらに別の人に配布する場合です。著作者本人はGPLに縛られずに別の条件でライセンスできます。 MySQLではGPLとコマーシャルライセンスの二つのライセンスを顧客の要求に応じて選べるようにしています。だからWiKicker の場合どうしようか? というのが「MySQLとGPL」のお話ですよね。
コメントをいただいた通りである。 WiKicker は(バグレポート等ありがたいコメントをいただだきつつも)コーディングは一人で行ってきている状態なので、幸いライセンスの設定は自由がきく状態である。
今回いろいろ気にしているのは、自分がフリーソフトウェアの作者であると同時に、(組織の一員として)利用の判断、およびもし利用したとしてそれをベースに製品開発を行う立場にあるということ。
「Perl と同じライセンス」にして、かつ「業務時間内にフリーソフトウェア部分のメンテ作業に対する『著作権放棄声明』獲得」がベストか?
フリーソフトウェアを個人で開発しつつ、それを商用ソフトウェアに組む込んでいる他の方々はどうされているのかぜひ知りたいところ。
最近契約的な視点での決め事にかかわる事が多くなってきたので先日買ってみた。 見積もりの部分はおまけ程度で、契約・契約書の作り方が中心。 ソフトウェア取引の契約について
などがあることやそれらの概要を確認できるという点でなかなか良い。
権利的には
などかからんでくるのだが、ソフトウェア特有の複雑さがありすぐ混乱してくる。 やっかい。
面倒な世界であるな。
書籍はわかりやすいが、契約(書)例が少ないのが残念。 著作権等がどちらの権利になるかなどについてもう少し解説があると嬉しい。 第三者ソフトウェアがからんできた時の説明も欲しい。
またソフトウェア開発委託契約例はウォーターフォール的なモデルにもとづいており、現場としてアジャイル的なモデルで進めたいと思っても相容れない部分が多い。
それと「図解入門」シリーズということで図がふんだんに使われている。 図があった方がわかりやすいのだが、わざわざ図にする必要のないものを無理やり図にしたり図が間違っていたりするものがあったりする。ちょっと注意。
委託・受託双方にハッピーな結果(と権利関係)が得られる契約が作れるのが一番いいんだけれど、実際のところ
などなかなか思うようにいかないものである。
この辺りについてカバーされている書籍があれば、ぜひ読んでみたい。
[ 読書ノート ]
もうすぐ入社2年目、微妙に名前は変われど一貫してCS・ユーザーサポート・健全化に関する開発を行うチームにいて、継続して問題解決にあたってこれて非常に楽しんでいる。 そして今日は部内で今年度の部門方針の発表があった。 今年度ますます面白くなりそうでヤバい。 今期は落ち穂拾いではなくゼロベース思考で新しい取り組みをボスを支えてしていきたい所存。
夜は Xperia GX に Kindle for Android をインストール。 なぜか今までインストールしてなかった。 電子書籍は、自分が何度も読み返したいと思っているバイブル(「人を動かす」とか)が出たら導入しようと思っていたんだけれど、まあ結局出てこないな。
そうか、あたりまえだけど Kindle も青空文庫的な著作権消滅無料書籍がいっぱいあるのか。カフカの変身とか、中学生ぐらいの時に読んだっきりでまた読みたいと思っていたので読み易いなら読んでみようかな(読みにくかったら青空文庫の読むか)。
Naney (なにい)です。株式会社ミクシィで SNS 事業の部長をしています。
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