2018年に読んだ『Hooked ハマるしかけ 使われつづけるサービスを生み出す[心理学]×[デザイン]の新ルール』(原題 Hooked: How to Build Habit-Forming Products)の読書ノートを書いていなかったのでハイライトしたところをざっと読み直した。
人は意識的な思考をほとんど伴わずに状況的なきっかけによって自動的に行動をとるようになることがある。プロダクトがそのような習慣性を作り上げることがあれば、ユーザーに継続的に利用してもらえる。さらに習慣化されたプロダクトは価値のあるものだと判断しより依存度が高まっていくのだ。
4つのステップを踏むことで人間の行動を習慣付けさせるのが本書の提唱する「フックモデル(The Hook Model)」だ。*1
がその4つのステップである。
本書を初めて読んだ時「インベストメント(投資)」がステップに含まれていることに驚き、そして経験的に非常になるほどと思ったのだ。自分は Tweet を見やすくするよう Twitter 上で日々リストを見直している。フックモデルではこれが「ユーザー自身が自分の体験を良くするための行動(インベストメント)」だというのだ。なるほど、習慣的に使っているプロダクトには実際にいろいろ投資しているなと驚いた。
本書では各ステップについてそれぞれ章を割いて、それぞれ「どのようなタイプのものがあるのか」「どのような心理的な背景があるのか」「どのような事例があるのか」を通して説明されている。
特にネットサービスの継続(Retention)を高めていきたいと考えているプロダクトマネージャーにとって読んで損の無い1冊だ。
[ 読書ノート ]
なかぐろ。中点(なかてん)。
例外はありとしつつ「姓名の間に中黒」「2語の複合語なら入れない」「3語以上の複合語なら入れる」「固有名詞と普通名詞の組み合わせなら入れる」が優勢か。
複合した語であることを示すための,つなぎの符号の用い方については,それぞれの分野の慣用に従うものとし,ここでは取決めを行わない。
人名について:
2 外国人(漢字名を除く)の名と姓の間、「サー」などの継承と姓名の間には中点を使う。
外来語について:
3 外来語、外国の地名、建造物名称などは原則として中点を入れない。
ただし次の場合は中点を入れる。
中黒または半角スペースを用いてカタカナ語を区切って表記します。
固有名(外国人名)の区切り方法は、一般カタカナ複合語の区切り方法とは別に定める必要があります。通常、固有名(外国人名)の区切りには中黒を使います。
テクニカルコミュニケーション研究会編、文章・用字用語ハンドブック、日経BP出版センター
入れ方は、マニュアルの性格や会社の方針を考えて決めます。
[ Naney のスタイルガイド ]
Markdown エディタ Zettlr で内部リンク(ノート間リンク)を
- [[yyyymmddHHMMSS]] タイトル
のように書き、エクスポートする時は Marked 2 のカスタムプリプロセッサで消す(記事)というマイルールを作った(yyyymmddHHMMSS は ID)。が Zettlr から iA Writer に戻し、ノート間リンクは自作の PopClip エクステンションで開けるようにした(記事)ので、必ずしも [[yyyymmddHHMMSS]] 形式で内部リンクを表現しなくても良くなった。であれば、最初から変換した時にドキュメントに現れない形式で Markdown ファイルに内部リンクを書いておきたい。
Markdown ファイル中に HTML コメント形式で内部リンクを書いておけば、 HTML 等に変換した時にドキュメントに出現しなくて済むのだが iA Writer だと全文検索にひっかからないので却下。
ドキュメントに出現しない表記にはもう1つ「リンク定義」があるのでこれを使うことにした。
[yyyymmddHHMMSS]: <> "title"
として内部リンクを書いておけばプレビューしたドキュメントには現れない。若干やぼったい感じもするがなかなかいいんじゃない。
[ ノート・日記はテキストファイルに ] [ Zettelkasten ]
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— Naney (@Naney) October 5, 2021
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Good morning!
— Naney (@Naney) February 18, 2022
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Mkdocs Obsidian を試した時に濁点のあるノートタイトルがうまくリンクにならなかったこともあり YYYY-MM-DD-hhmmss.md をファイル名にしてきたけど、これだとファイル名だけでは中身が分からずやはり不便。
Unicode 正規化問題は Cryptomator が原因だったと分かったので、 Cryptomator vault から Markdown ファイルを外に出して、ノートタイトルをファイル名につけることにした。
MkDocs Roamlinks Plugin を入れて Obsidian と同じ表記でリンクできるようにすることで、リンクの億劫さが無くなった。
美術展で細かいところが見にくいなと感じることが増えてきたので、美術館・博物館での利用に適している単眼鏡を買うことにした。
今回購入したのはケンコーのギャラリーアイ 4x12 (製品パッケージ・取扱説明書ではギャラリーアイ (galleryeye)、公式サイトでは一部でギャラリーEYEと表記されている)。
普及価格帯で倍率4倍のギャラリースコープで定評があるのは以下の製品だ。
ギャラリーアイの方が視界が広い仕様となっている。店頭で覗き比べたところ、ギャラリーアイの方がより広く見渡せて快適だった。これが決め手となりギャラリーアイに決定。
見口は折り返して高さを調整するタイプ。見口の耐久性はどれぐらいあるのかな。裸眼やコンタクトレンズ装着の人と一緒に美術館に行って共用する場合に頻繁に折り返し直すとすぐ劣化してしまうのだろうか。保守部品としてでもいいので入手しやすいと嬉しいな。
単品では販売されていないギャラリーアイ専用ラバープロテクターが付属している「ギャラリーアイ リミテッド」を今回選んだ。対物レンズ側のネジ山にねじ込んで装着するプロテクターだ。ガラスに当たった時に傷つけるのを防ぐために常時装着しておくことにする。
見晴らしのいいところへ出掛ける時にバッグに忍ばせるニコンのコンパクト双眼鏡 ミクロン 6x15 CF (倍率6倍)と並べてみた。かなりコンパクトであるミクロンよりさらに小さい。荷物になるのを気にせず気軽に持ち出せるね。
[ 製品レポート ]
一度調べて使った正式名称 (正式用語・正式表記) について、シンプルにテキストファイルに書いておくだけにすることにした。
クリップボードにコピーしやすいように1行に1つ書く。前後に空行を入れる。補足説明があれば正式名称行の次の行に書いておく。
日本語入力の辞書や各種スニペットツールを使っていたりしていたけれど、Mac と Android デバイス間で同期して使ういい方法が結局見つからなかった。
テキストファイルに書いておいて Obsidian の全文検索で見つけ、クリップボードにコピーするのがいいかなと。編集が楽だし、Obsidian Sync で同期できるし。
「動機付け」を「動機づけ」へと表記変更。それから「動機づけ」と「モチベーション」とがほぼ同義のようなので、動機づけを主として使うことにして統一可能なところは統一してみた。
HATO#photography
— Naney (@Naney) August 9, 2022
Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens#Minitar #Minitar1 pic.twitter.com/rr0M9rH5h9
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
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