WSJF (重み付けされた最短の作業から着手)という手法を使い始めるにあたり遅延コストを算出方法を見直し中。
エッセンシャル スクラムでは遅延コストの出し方をいくつか紹介しています。その中の1つ「アジャイルソフトウェア要求」で提案している3つ要素の和として決める方法をまずは使おうと思っています。
アジャイルソフトウェア要求では「フィーチャーの優先順位付け」と「エピックの優先順位付け」のところでそのやり方が出てきますが、今はポートフォリオプランニングレベルで考えているのでエピックの方が考え方として近そう。
プロダクトについて
をフィボナッチ数列の値で相対的に見積もります(アジャイルソフトウェア要求だと 1, 3, 5, 8, 13, 20, 40, 100 という等級を例として出しています)。
そして3つを足した
[ビジネス価値] + [時間価値] + [リスク低減/チャンス利用]
を遅延コスト(CoD)とします。
正直なところ「金額」と「金額変化度合い」とをごっちゃに足しちゃう気持ち悪さがあってちょっとすっきりしない感じはあります。あと3要素それぞれで相対で決めていくとすると、特定の要素が大きめになって遅延コストを支配する可能性も出ちゃいそうだなと。
とりあえずやってまた考えるという感じかな。
レンズ/プリズムが曇ったのか、2001年8月18日購入のミクロン 6x15 CF (国外では 6x15M CF) の視界が数年前から茶色くなってきてる。超小さくて気に入っているんだけれど買い直すには高いので修理に出すことにした。Nikon のサイトによるとミクロンは一律料金対象で8,500円〜9,800円(税別)(2018年9月18日現在の情報)。
今日は仕事の休みをとっているので、ニコンプラザ銀座内の銀座サービスセンターに直接行って修理手続きをすることにした。ニコンプラザ銀座は2007年3月に Ai AF Nikkor 35mm F2D を修理に出した(& 受け取った)時以来かも。
ちょうど営業時間開始の 10:30 頃に到着。ほとんど待たずに順番がきた。症状を説明したあと見積もり。8,500円(税別)と見積もられた。修理完了の予定日は12月19日。発送してもらう場合は1,200円追加でかつ代引きのみということなので、修理完了したら SMS で連絡をいただき受け取りにくることにした。
綺麗に見えるようになるといいな。
11月30日に修理に出した2001年8月18日購入のミクロン 6x15 CF (国外では 6x15M CF) を受け取りに会社帰りにニコンプラザ銀座内の銀座サービスセンターに行ってきた。
処置内容は
とのこと。見積もり通り8,500円(税別)也。プリズムが欠けていて交換含めこれだけ点検修理してもらえたので満足。実際にすっきり見えるようになった。
新婚旅行へ行く際に荷物にならないよう超小さい双眼鏡としてこれを買ってずっと使っている愛着のある品なので、直って良かった良かった。感謝。
「エッセンシャル スクラム: アジャイル開発に関わるすべての人のための完全攻略ガイド」の中でメチャクチャ好きなところの1つが見積もりついて書かれている以下のくだり。
いちばん大切なことだが、見積もりの最大の目的は、話し合う過程でいろいろな気づきが得られるということだ。 — 第7章 見積もりとベロシティ
「気づき」は原著「Essential Scrum: A Practical Guide to the Most Popular Agile Process」では「learning」と表現されている。
Finally, and most importantly, one of the primary values of estimation is the learning that happens during the estimation conversations. — Chapter 7 Estimation and Velocity
これは見積もりというアクティビティに限らない話だよね。
このくだりを読んでから「◯◯の最大の価値は話し合う過程で気付きと学びを得ることだ」と考えることが増えた。ミーティングが意思決定や共有などのゴールを達成する場であることはもちろんとして、チーム・個人が気付きと学びを得る場になるよう常に意識していきたい。
自己組織化されたチームになっていくためには話し合い超重要。
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— Naney (@Naney) February 2, 2022
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「話し合う過程でいろいろな気づきを得るため」と「WSJF を求めるため」に、チームでグロースアイデアの影響度と作業のサイズについてプランニングポーカーをしてみることになった。
『Hacking Growth グロースハック完全読本』ではグロースアイデアの優先順位付けの参考として使うための ICE スコアシステムを紹介している。アイデアの提案者が
をそれぞれ10点満点で採点し、その平均値をグロースアイデアのスコアとする。そのスコアを参考に優先順位付けしようというものだ。
いまチームではグロースアイデアの影響度と作業のサイズを決め、影響度を遅延コスト、作業のサイズを作業期間とみなして WSJF としてアイデアのスコアとしてみている。
ここでまだ「影響度 2 とはどれぐらいなのか?」「作業のサイズ 3 とはどれぐらいなのか?」という共通認識をチームが獲得できていないので、プランニングポーカーをやってみようとなったのである。
作業のサイズの見積もりはプランニングポーカーでできるとして、影響度についても同様に見積もることができるだろうか。
やってみた感じでは作業のサイズを見積もるのに比べると、影響度はそれぞれの主張がより強く現れて合意が得られにくそうだなという印象だった(それぞれきちんと主張できていること自体はポジティブにとらえている)。
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Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
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