電池で動くもの。
東北地方太平洋沖地震当日に徒歩帰宅を経験したわけだが、ケータイのパケット通信が通常通りに使えた(NTTドコモ)ので、移動中もメール・Twitter・Facebook 等が利用できとても助かった。
余震が続いているし計画停電(輪番停電)の話も出ていることから、長時間の徒歩移動あるいは電車待ちが今後必要になることが十分考えられる。また停電中の情報収集手段としてもラジオ以上にスマートフォンがあると安心だ。
ということで Xperia の電源用として eneloop mobile booster KBC-L2BS を買っておくことにした。 昨年の YAPC::Asia Tokyo 2010 の時に欲しいと思ったんだけれど、まだ発売日前だったので見送ったやつ。 週明けではもう売り切れている可能性があるなと思って、本日午前中に近くのヤマダ電機 LABI に行って購入。なお懐中電灯・単1形乾電池などは既に売り切れ。 ケータイ用電池式充電器も完売してた。 電池系はしばらく入手しにくくなりそうだ。
DC5V/1A で2時間出力できる。バッテリ2個とこれがあれば随分 Xperia を連続運用できるはず。
この間買った充電式ニッケル水素電池タイプのソニーの USB 出力機能付きポータブル電源 CP-AH2Rは自宅で置いておいて、停電時の妻の FOMA 端末充電用として使うことにしよう。
今年3回目の全休。
(計算が合っていれば)残37日(昨年分17日 + 今年分20日)。
東北地方太平洋沖地震による都内の状況(計画停電・食品等の一時的品薄)や東北新幹線運転見合わせで今日からの予定は中止にしたんだけれど、有給休暇はそのままとって4連休突入。
地震後、余震・計画停電の可能性・交通機関への影響・原子力発電所の事故やそれらに関する情報のチェック、停電対応のための電池の確保や、品薄になった食品の必要な分の確保などでしばらく落ち着かない日々が続いた。
しかしそういった状況の中での新しい日常ができつつあるのだろうか、色々慣れてきたこともあり、序々に平静感が出てきたように思う。
天気の良かった午後、出掛けた公園はとても静かでのどかだった。 被災地に比べれば都内はまったくもって平和なんだな。
[ 東日本大震災 ]
防災・停電対策のため地震後電池関連商品の品薄が続いている。 通勤時にヨドバシカメラをのぞいたり、昼休みに秋葉原をまわってみたりしながらぼちぼち必要分揃えてみた。以下記録。
[ 東日本大震災 ]
ニッケル水素電池についてはなぜか今まで eneloop には手を出さなかったんだよね。 eneloop が出る前から、安くて高容量のニッケル水素電池と評判の良かった充電器を秋葉原で買って使っていたし、その後個人的にニッケル水素電池利用ガジェットが減って需要があまり無くなったしということで。
地震直後の時点ではアルカリ乾電池を必要分確保しておけばいいかなと思っていた。 しかし今後しばらくは電気の供給量不足が続きそうな状況であることがわかってきて、いつ計画停電の対象地域に入って繰り返し停電する生活になるかもしれないということを想像すると、やはり充電池環境を再構築しておく必要があるかと。
地震後、ヨドバシカメラでは「単1形・単2形乾電池売り切れ(変換スペーサーも売り切れ) → 充電器売り切れ → eneloop 充電池自体は在庫あり」という流れだった。 充電器を買っておければ、eneloop 充電池自体は必要時に買い足しやすそうだ。
ということで Amazon.co.jp に eneloop 急速充電器があったので注文。即日発送で翌日には届いた。選んだのはコレ。
単3形・単4形兼用 2倍速・3倍速対応急速充電器 NC-TGR01 と単3形ニッケル水素電池 HR-3UTGA 4個セット。 eneloop 急速充電器は NC-TGR03 もあるけれど、残量チェック機能・リフレッシュ機能は不要なのでこちらを選択。
あとは別途単3形と単4形を4本ずつ買い足してだいたい OK といったところ。
それと単3形から単1形の変換スペーサーも秋葉原で買っておいた。 eneloop 純正だと以下。
単3形と単1形は容量がかなり違うので、スペーサーによる変換は緊急時の一時しのぎ用か単1形難民時用だと思っていた。 しかし計画停電みたいに「数時間もてばいい」というのが繰り返しある場合は、機器によっては「単3形充電池 + 単1形スペーサー」は意外にリーズナブルなのかもしれない。
懐中電灯・ラジカセ用に確保した単1形乾電池と単2形乾電池、普段から数十本買ってある単3形乾電池、フラッシュライト用に確保した単4形乾電池と CR123A、スマートフォン用に買ったeneloop mobile booster KBC-L2BS とこの eneloop らでだいたい電池はそろった感じ。
今後の計画停電の可能性を考えて先週から LED ランタンを物色してた。 GENTOS エクスプローラープロフェッショナル777XP (EX-777XP) の評判が良いの探していたところ、先週の金曜日に2,480円(税込み・送料別)で在庫があるところを発見して注文。 品薄で高い値段をつけているショップが多い中、良心的な値段で買えてラッキー。
後継機種の EX-700RC の存在と、EX-700RC ではメーカーサイトでも eneloop 対応が明記されていることを今日商品届く前に知って、実は一度ガッカリ。買い焦ったかと。 しかし届いた EX-777XP を見るとパッケージ・取扱説明書には eneloop が使用できると明記されているじゃないですか(メーカーサイトには eneloop 対応マークがつけられていない)。なおパッケージは Ver._2.0 で 01/11 のシールが貼ってあった。取扱説明書は Ver._3.0。
EX-777XP に回路的な変更が加えられて過放電防止機能がついたのか、それとも電圧が低くてちょっと暗いけど光るよって話だけなのかは読み取れないので、過放電はやはり自分で気をつけた方がいいのかな。
Web で調べた範囲では EX-777XP + 単3形 eneloop 3本だと2〜3時間といったところみたい。
EX-700RC では「リモコンモードがついた」「スムースディマーコントロールがついた」「DC - DCコンバータが搭載された」あたりが主な違いらしい。 残念ながら DC - DCコンバータは、電池が消耗しても明るさを一定に保てるようにするような制御は入っていないとのこと。
ということで価格差を考えても、まだまだ EX-777XP がイケているかな。
単3形 eneloop 3本(新品開封直後)で点灯させてみた感じは「驚くほど明るいわけではないけれど、停電の夜を過ごすには十分な明るさ」。
今まで懐中電灯・フラッシュライトしか持ってなかったんだけれど、LED ランタンは部屋全体が明るくなるのでいいね。 なおレビュー記事等の中の写真は、カメラの露光・露出設定的にずいぶん明るい印象に見えるものが多いので誤解しないように注意。
[ 製品レポート ]
夏の計画停電に備えて、電池でも動くグリーンハウスの USB 対応扇風機 GH-USB-FAN シリーズを購入しておいた。 夏が近くなると電池で動くものは品薄になるので今のうちに。
単3形 eneloop 4本で駆動する。 もちろん PC の USB ポートや USB AC アダプタでも OK。 「FILCO モバクルツイン for スマートフォン」でもきちんと回った。
ファンの風切り音とは別にちょっとカラカラという感じの音が結構する。 停電中などはエアコンとか冷蔵庫が止まってまわりが静かになるので、ちょっと気になるかもしれない。
風の強さはそこそこある。 面が小さいため風の幅広さがないのはしょうがないところか。 風を受けるにはファンがきちんとこちらを向いている必要あり。
それでも連続して風が顔にあたっているとちょっと辛くなってくるぐらいのパワーはある。 本扇風機は小型ながら首振り機能があり、いい塩梅に風がゆらいでくれるのでなかなかいい感じだ。 ちゃぶ台などに置いた時に、2人ぐらいは交互に風を受けられる。
首振りはつまみを回して停止させることもできる。
我が家はあまり風が通らないので、夏場エアコンが使えない時間はこれで少しでもこれで涼を取れればいいな。
計画停電騒動を機に手持ちのフラッシュライトの見直し。
最初の2つはそこそこ明るいけどランタイムコストが高い CR123A だし、点灯時間が短い。 残りの3つは普通の単3形/単4形用でその点は問題無いのだがかなり暗め。
ということで LED フラッシュライトを新調。 選んだのは GENTOS 閃 SG-325。
SG-305 / SG-355B の後継機種。
単4形乾電池3本の小型 LED フラッシュライト。メーカー公称では150ルーメン。 2003年に買った SureFire E1E-HA + KL1-HA や Arc LSL-P より笑っちゃうぐらい明るい。LED も進化したな。 Arc LSL-P なんて15,900円(税別)出して買ったのに。こちらは3000円弱。 フォーカスコントロールもついていて使い勝手も良さそげだ。
質感の方は外装はまずまず。テールスイッチのゴムは E1e よりフニャフニャでびっくりしたけど実用上は問題無いよね。オレンジもちょっと派手だな。 電池ケースはチープで値段相応。 コストをかけるところ、かけないところのバランスが上手で安くできているのかな。
eneloop 公式対応でランタイムコスト的にも明るさ的にもメイン LED フラッシュライトはこれで決まりだな。
一方小型とはいえ常に携帯するにはまだちょっと大きいぞ。 もしもの時用の常時携帯はやはり Arc LSL-P にしよう。
しかしこの明るさを知ってしまうと、公称200ルーメンの SG-329 (CR123A x 1) も気になるなあ。
EDC (常時携帯)用に質感が高くて超小型な LED フラッシュライトFenix E05 R2を使うのがお薦め。
[ 製品レポート ]
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
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