昨日 Visual Studio Code (VS Code)の拡張機能「テキスト校正くん」を試してみたところ、いい感じにテキストファイルの文章チェックをしてくれた。ただ「テキスト校正くん」は細かい規則の設定ができないので、単体の textlint を VS Code 拡張機能 vscode-textlint から呼び出す形に変えてみた。
$ npm install --global textlint
で textlint をインストール。 さらに Collection of textlint rule · textlint/textlint Wiki を上から順番に見て使ってみたいルールを npm install --global していく。
でどのルールを使うかの設定を ~/.textlintrc で指定。
VS Code 側は「テキスト校正くん」をアンインストールし vscode-textlint をインストール。VS Code 上でチェックができるところまで確認した。ルールをガンガン入れたので「テキスト校正くん」よりチェックにかかる時間がかかるようになった。
ここからは使いながら、ルールのオプションを変更したり、辞書をいじったりしていくことにしよう。時間の関係で今日は proofread-helper (prh) を直接使うルールには手を出さなかったが、ここが肝の一つらしいので明日導入したい。
昨日導入し始めた textlint を今日は1日いじっていた。
きっちり書く文章で使う時と Web 日記(この日記)のような多少崩して書いている文章で使う時とでプリセットをそれぞれ分けたいと一瞬考えたけれど、保守を考えると崩して書いている時に警告を無視するので十分だと考え直した。
過去に書いたあらゆる文章をチェックにかけて修正しつつ textlint と prh の設定を鍛えまくりたい。
用字用語を定めた設定ファイルを作り、揺らぎや誤用をチェックできる proofread-helper (prh) を使うルールを textlint に追加。
$ prh init
で設定ファイル prh.yml がひな型として生成されるのでこれを編集していく。prh は設定ファイルから別の設定ファイルを特定のルールを除外しながら柔軟にインポートできるのが嬉しい。
textlint-rule-spellcheck-tech-word は Web 技術系の用字用語チェックのベースとして良いのだけれど個人的なルールと違う場合に簡単に変更できない。同ルールは azu/technical-word-rules の辞書を使っておりその元データは https://github.com/azu/prh.yml のようだ。 textlint-rule-spellcheck-tech-word をオフにして直接 prh 設定ファイルをインポートしてアレンジすることにした。
「goo辞書が作った校正メモアプリ idraft by goo」というアプリを知ったのでインストールしてみた。スマートフォン上で文章チェックをする良いアプリにめぐりあえていなかったので期待。
オフラインにして「言い換え」「校正」を試したところエラーで機能せず。ですよねという感じ。サーバサイドで処理しているのかな。
文章チェック機能は IM と同様に入力の根幹に近い部分なので、サーバに送られるの嫌だよね。開発・保守観点でロジックと辞書をサーバに置きたいというのはとてもわかるのだけれど。
残念ながらポリシーにより使えない実装だった。
文章を書く時に「名称は正式表記で書く」「用語は統一する」ことにささやかながらこだわっている。初めて書く名称は Web などで正式表記を調べ、初めて書く用語は用語集などに当たるようにしている。過去に書いたことのあるものはファイルを全文検索して確認しそれに合わせる。
初めての語を調べるのに時間がかかるのは仕方ないとして、都度過去のファイルを全文検索するのに結構時間を費やしているのはもったいない。
事あるごとに用語リスト管理ツールとして使えるものがないか探してきているのだけれど、 Mac と Android デバイスで安全に同期して使えるものという条件では見当たらなかった(IM の辞書しかりクリップボードマネージャーしかりノートアプリしかり)。
Android デバイスでの同期はいったん諦めて Mac だけでも効率化したい。
ということで Alfred のスニペット機能(Snippets)を使ってみることにした。クリップボード履歴機能(Clipboard History)の呼び出しと使い分けるのが面倒かなと思って使ってこなかったのだけれど、調べてみると
といい感じに連携できるようになっていた。
過去に書いたことのあるものをファイル全文検索で確認したらコピーし、その後すぐにクリップボード履歴からスニペット登録すれば3回目からはさっと書けるようになるね。
クリップボード履歴が「設定期間経過すると消える」「Mac 間で同期できない」のに対し、スニペットは「登録削除はユーザー管理」「Mac 間で同期される」ので、いい感じに育てていけそうだ。エクスポートは独自形式のみなので依存しすぎずうまく活用していきたい。
[ Mac アプリケーション ]
Obsidian Publish サイト nNodes 内でのフォルダ名を「先頭が大文字の複数形」に変更した。もし気が変わってサイトの左側にナビゲーションを表示することにした際、「先頭が大文字の複数形」の方が目次的にしっくりくるかなと。
多くのノートの URL が変わるが、被リンク・ Google 登録インデックスもほとんど無いので今のタイミングならまだいいだろう。
Obsidian Publish で「ナビゲーションを表示」を有効にするとサイトの左側にノートがディレクトリ表示される。
目次やアウトラインのように見えつつも辞書式順序なので違和感があるのが表示していない理由の1つ。
それからディレクトリ表示で気になるノートを直接開くより、ノートの中のリンク・バックリンク・グラフビューで順番に辿っていった方がエキサイティングだろうというのがもう1つの理由。
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Google 日本語入力に登録している単語を Google スプレッドシートで管理して複数の Mac で揃えようと思ったけれどやはり面倒だった。 Dropbox で同期することにしよう。
更新頻度が多くないので辞書を編集したら手動で同期することにし、 ~/Library/Application Support/Google/JapaneseInput/user_dictionary.db を Dropbox フォルダ上に同期する Unison プロファイルを作成した。
Android デバイス含め日本語入力辞書の同期をするために ATOK にするかなあと結構考えたのだが、 ATOK for Android [Professional] を使うには ATOK Passport プレミアムが必要だそう。 7,920円/年 (年間プラン)払うのは厳しいので見送り。
一度調べて使った正式名称 (正式用語・正式表記) について、シンプルにテキストファイルに書いておくだけにすることにした。
クリップボードにコピーしやすいように1行に1つ書く。前後に空行を入れる。補足説明があれば正式名称行の次の行に書いておく。
日本語入力の辞書や各種スニペットツールを使っていたりしていたけれど、Mac と Android デバイス間で同期して使ういい方法が結局見つからなかった。
テキストファイルに書いておいて Obsidian の全文検索で見つけ、クリップボードにコピーするのがいいかなと。編集が楽だし、Obsidian Sync で同期できるし。
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
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