先週納品を終えてほぼ完了したプロジェクトについて、冷めないうちに事後評価セッションを行う。 「適応型ソフトウェア開発」に触発されて去年から主に自分の担当プロジェクトで導入しているセッションであるが、今回はこれにすごい会議の手法と、@ITの記事*1で紹介されていたKPT法を組み入れて実施してみた。
参加者には、以下の事前準備をメールでリクエストしておいた。
メンバは4人。 ホワイトボードをK(Keep)・P(Problem)・T(Try)の3領域に分割。
それぞれ用意してきたプリントをマグネットや、テープでホワイトボードに貼りつける。4人分ぐらいならホワイトボードに貼れたし、前に集って座れば字もだいたい読むことができた。
【Keep】まず最初に成功点について各自発表。「うまくいっている」ことから開始するのはすごい会議流で。 次のプロジェクトで Keep しておきたい点について確認しておく。
【Problem】どのようにすれば〜でそれぞれ発表(すごい会議流)。この形式で表現することで、アイデアが浮かびやすくなる。アイデアが出れば ホワイトボードの Try の領域に書き込んでいく。
【Try】あらかじめ考えてあった Try をそれぞれ発表。
KPTの発表が終わったら、今度は Try をコミットメント化していく。 「担当」と「期日」を明確に設定 (すごい会議流)。
合計90分。ほぼ予定時間とぴったり。 事前に書いてきた内容をホワイトボードに書き込まずに貼りつけるだけで済むようにしたためかなり時間が短縮できた。
今までの事後評価セッションに比べて次のアクションが明確になり、コミットメント化した事で実行する可能性が高まった。 成功点・問題点をそれぞれ発表して確認しあう段階までだった過去の事後評価セッションよりパワーアップ。
GTD 本「はじめてのGTD ストレスフリーの整理術」でホワイトボードについてこう書かれている。
子供がいる人は、子ども部屋にも置いてあげるといいだろう(今でも自分が子どものときにあればよかったと思う。きっといろいろなアイデアが書けたはずだ)。-- ストレスフリーの整理術 p.239
やっぱり家にもホワイトボードがあった方がいいよなあと思っていたので、まずは手始めに冷蔵庫に貼っておく小型のを買ってきてみた。
買ったのはシモジマにあったマグエックスのソフトホワイトボード ナチュルボ。 21.5cm x 17.5cm。ボード面はほぼ A5 サイズ。 背面磁石が直接露出していないので冷蔵庫を傷つけなさそう。
家でちょっとひらめいたアイデアや、伝えておきたいこと、週末にやろうと思ったことを忘れる前にさっとメモしておくのに活用するつもり。
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
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