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APM - Advanced Power Management

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2003年12月4日 (木)

[ Debian ] X31Linux kernelビルド

手順は今まで通り。 kernel 2.4.22 + pcmciacs 3.2.5。 でリブート。

うむ、これぐらいでブートしてくれないとな。 カーネルのAPMで、サスペンド&レジュームは問題無し。 X 起動したままでももちろんOK*1

内蔵NICはうまく動いていないな。ブート時のメッセージを見ている限り detect しているようなんだが。 しかし昨日も遅かったし、今日の忘年会明けなのでもう寝る。

*1DynaBook では一時期駄目だった事がある

[ 12月4日全て ]

2006年2月22日 (水)

ThinkPad X31Linux kernel 2.6

MADWIFI の件もあって、2.4 系にしてあった kernel であるが、Wireless Notebook Laser Mouse 6000 も使えるようにしたいし、2.6 へ遅ればせながら移行するか。

まずは Debian のパッケージ linux-image-2.6.15-1-686 で試す。 いつの間にか kernel-image ではなくて linux-image になっていたりと、おいていかれている感じ。 危ない危ない。

ThinkPad X31 2672-PHJ
サスペンドできない
XATI ドライバ OK
サウンドOK
MADWIFI接続できるものの大きなファイルの転送は駄目
cpufreqdOK

サスペンド

NG。

kernel で APMACPI の両方が有効になっているからのようだ。 ACPI を切る必要あり。

X.Org X server

OK。

X.Org X server 6.9.0 で ATI ドライバがうまく動かず VESA ドライバの使用を余儀なくされていたのだが、kernel 2.6 では何も問題なく動いた。

MADWIFI

NG。

無線 LAN で使っている MADWIFI も既にパッケージがあるのか。 いい世の中になったものだ。

しかも最近は module-assistant で kernel モジュールをパッケージングできるようになっているなんて。

 module-assistant prepare
 module-assistant auto-install madwifi
 modprobe -a ath_pci

接続はできるものの、一昨年試してみた時と同様 kernel 2.6 だと、大きなファイルの転送が途中で止まってしまう。

あと一歩。

cpufreqd

OK。

 modprobe speedstep_centrino
 /etc/init.d/cpufreqd start

ということで要リビルド

やはり、kernel をビルドする必要があるか。

……気がついたら make menuconfig で設定中の画面を前に眠り込んでしまっていた。 明日にもちこし。

[ 2月22日全て ]

2009年2月7日 (土)

Debian Linux kernel 2.6.26 にアップデート

ThinkPad X31 に入れている Debian GNU/Linux sid でしばらく Linux kernel 2.6.23 を使っていたが、TrueCrypt 6.1a を入れたら「2.6.23 以下じゃヤバいよ」と表示されたので 2.6.26 にアップデートすることにした。 Debian 標準イメージを入れてみたが、やはり今まで通りサスペンドできないので、今回もビルドしなおし。

追加で入れるモジュールは aufsMADWIFI

 #apt-get build-dep linux-image-2.6.26-1-686
 #apt-get install linux-source-2.6.26 aufs-source madwifi-source
 #exit

 $mkdir -p /usr/local/src/linux
 $cd /usr/local/src/linux

 $tar jxvf /usr/src/linux-source-2.6.26.tar.bz2
 $cd linux-source-2.6.26
 $cp /boot/config-2.6.26-1-686 .config
 $make menuconfig
 $make-kpkg clean

 $fakeroot make-kpkg --initrd --revision=sebastian.1.0 kernel_image
 $cd ..
 $su
 #dpkg -i linux-image-2.6.26_sebastian.1.0_i386.deb

最初は 2.6.23 の時のソースツリーで make menuconfig したのと見比べながら素から設定したのだが起動中 hda のハードウェアの認識(?)で止まってしまった。 なのでとりあえず起動する .config は Debian 標準イメージのものをベースにすることにした。 変更は ACPI を外して APM を追加した程度。

Debian 標準イメージは IDEext3 もモジュールになっていて initrd 使わないと起動できないので今回から --initrd を指定してビルドすることにした(一度忘れてビルドして起動したら何度かアチャーしたことのある kernel panic になった)。

再起動。起動後 cpufreqd が動かなかったが、modprobe speedstep-centrino したら今までどおり cpufreqd が立ち上がって省電力化できた。

次に MADWIFI をインストール。こちらも問題なく接続。

 #module-assistant prepare
 #module-assistant auto-install madwifi

aufs前回の方法で udba=inotify できるモジュールを作成。

TrueCrypt もテストして警告を出さなくなっていることを確認。 火曜日ぐらいから、ちんたら何度かビルドしないしながら昨日ここまで辿りついた。 めでたしめでたし。

しかし Debian 標準イメージの .config 級の設定だとビルドに1回2時間前後だったかかかるようになった(nice 下だけれど)。 トライアンドエラーしはじめるとかなり時間がかかるな。


[ 2月7日全て ]

2009年10月4日 (日)

ThinkPad X31sidLinux kernel 事情

ここ最近 ThinkPad X31Debian GNU/Linux sid が調子が悪い。 いろいろ調査・トライしてみている途中の状態をメモ。

状況

  • いつごろからか、サスペンドしても ThinkPad X31 の月ランプが光らなくなった。
  • 8月19日ぐらい(から、使用中に Caps Lock キーが点滅してフリーズするようになった。(記事)。
  • 9月11日ぐらいから digiKam写真データを認識しなくなった(記事)。digiKam 更新で対応。
  • 9月23日ぐらいからサスペンドさせると復帰時に Caps Lock キーが点滅して Kernel panic になるようになった(記事)。
  • 9月29日に X があがらなくなった(記事)。こちらは xserver-xorg-core ダウングレードで対応。
  • Linux kernel 起動時に udev が「今の kernel だとデバイスあたりの処理がおかしくなるかもよ」というような警告を出すようになった。

アプリケーションや X の不具合などと重なって unstable 全開だ。

Linux kernel については各種パッケージの更新に追いつけなくなっているようなので、アップデートをかける必要がありそう。

Linux kernel 再構築

Debian GNU/Linux の標準イメージを使ってみたが、ThinkPad X31 では例によって ACPI では蓋の開閉でサスペンドしない。 APM を使うようにした Debian kernel パッケージ構築が必要。 しかし今年の2月に 2.6.26 をビルドした時(記事)から、いろいろ変更があったようで一筋縄ではいかなかった。 以下は最終的な手順(たぶん)。

 #apt-get build-dep linux-image-2.6.30-2-686
 #apt-get install linux-source-2.6.30 aufs-source
 #exit

 $mkdir -p /usr/local/src/linux
 $cd /usr/local/src/linux

 $tar jxvf /usr/src/linux-source-2.6.30.tar.bz2
 $tar zxvf /usr/src/aufs.tar.bz
 $emacs modules modules/aufs/Makefile
 $cd linux-source-2.6.30
 $cp /boot/config-2.6.30-2-686 .config
 $make menuconfig
 $make-kpkg clean

 MODULE_LOC=/usr/local/src/linux/modules fakeroot make-kpkg --initrd --revision=sebastian.1.0 kernel_image modules_image
 $fakeroot make-kpkg --initrd --revision=sebastian.1.0 kernel_image
 $cd ..
 $su
 #dpkg -i linux-image-2.6.30_sebastian.1.0_i386.deb aufs-modules-2.6.30_0+20090302-3+sebastian.1.0_i386.deb
 #update-initramfs -c -k 2.6.30
 #update-grub
  • aufs inotify を有効にする(記事)必要があるのだが、modules/aufs/debian/conf.mk が無くなっていた。modules/aufs/Makefile 側で同様の設定追加をする必要あり。
  • MADWIFI はコンパイルが通らなくなっていた。
  • 自前で作った linux-image の Debian パッケージが、initrd まわりの処理をうまくしてくれない。自分で update-initramfs した。

MADWIFI はもはやコンパイルが通らなくなっていた。 試してみたところ ath5k で通信できるようになっているではないか。modprobe ath5k すると wlan0 が使えるようになった(MADWIFI の時は ath0)。

initrd 関係は結構はまった。 最初いつも通りビルドして dpkg した後再起動したのだが、"Unable to mount root fs on unknown-block(0, 0)" が出て先にすすまない。 IDE まわりや ext2ext3 まわりを M から y にしても駄目。 何度か試しているうちに、 linux-image を dpkg --install した際に実行される update-grub のメッセージで自分で作った Linux kernel だけ initrd 関係の処理がされないことに気が付いた。 自前で update-initramfs したらようやく 2.6.30 が起動するようになった。

2.6.30 にすることで起動時の udev の警告は解消された。 しかしながらサスペンドはまだ駄目。 復帰時にフリーズする。 やはりパワー関係の処理があやしい。今は AC アダプタを外しても KPowersave は気付かない。

もう少しおっかける必要がありそう。

対応できるまではサスペンドできず。毎回起動したりシャットダウンしたりするの面倒くさーい。

[ 10月4日全て ]

About

Naney Naneymx

Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。

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