www.naney.org のアクセスログをローカルにもってきて統計解析をするのに、今回は analog ではなく AWStats を使うことに。
以前 www.naney.org に入れてみた時より、随分使いやすくなった感じ。
Debian パッケージを入れた後、awstats.naney.org というバーチャルドメインをローカルのApacheに用意(/var/www/awstats.naney.org)。
Alias /icon/ "/usr/share/awstats/icon/"
も設定に追加しておく。
ファイルレイアウト:
/var/www/awstats.naney.org/ | +-- .htaccess | +-- awstats.conf <-- 作成 | +-- awstats.pl <-- コピーしてきて一部修正 | +-- cache <-- DNSキャッシュ用 (まだ未使用) | +-- data <-- データを保存 | +-- plugins <-- プラグイン | +-- wikicker.pm <-- /wiki/(.*).html を $1 で表示するプラグイン(自作)
awstats.pl はパッケージのものをコピー。DecodeEncodedString の中で Jcode.pm を使って文字列を UTF-8 に変換するように修正。
ローカル用なのであまり気にせず DocumentRoot の下にもりっとファイルを置いておく。
awstats.conf はこんな感じ。
LogFile="/path/to/downloaded-log/access.log" LogType=W LogFormat=1 LogSeparator=" " DNSLookup=2 DirData="./data" SiteDomain="www.naney.org" HostAliases="localhost" DNSStaticCacheFile="cache/dnscache.txt" DNSLastUpdateCacheFile="cache/dnscachelastupdate.txt" URLWithQuery=1 URLReferrerWithQuery=1 LevelForWormsDetection=2 ShowWormsStats=1 LoadPlugin="wikicker" ValidHTTPCodes="200 304 -"
ValidHTTPCodes の '-' というのは、本来不要。自前のSSIで似非 Combined Log を生成する際に '-' を出力する事があるので追加。
日本語もきちんと出るしいい感じ。 指定した月ではなく、指定した日のログを見れるといいのだが設定すればできるようにならないかな。
analog と違ってプラグインが使えるのが良い。 Perlスクリプトだから、その気になれば簡単に awstats.pl 自体を変更する事もできるし。
今回は ShowInfoURL 用プラグインを書いて、/wiki 以下のURLの際は unescape して PageName を表示するようにしてみた。
その他いろいろ遊べそう。
昨年無料サービス開始時には申し込みが殺到して新規登録を一時中止したという経緯があった Google Analytics、当時はそのうち試してみたいと思っていたのだが気がつけばもうすぐ1年だ。
アクセス解析を見るのは結構楽しいもので、周期的に見たいという衝動がくる。 analog やら AWStats やら自作やらで過去にもいろいろ解析してみた経験がある。
会社でも最近アクセスログ解析が話題になっているし、www.naney.org 用に Google Analytics に申し込んでみた。
解析を取りたいページの最後に JavaScript を埋め込むタイプの解析で、404 であったりその他のリソースのアクセス数のチェックには向かないものの、その分 Web サーバのアクセスログ解析では得られない統計を得ることができる。
レポートの種類は豊富で、最初は「あのレポートは、どれだっけ?」と何度もいろいろ見直したりしなければならないぐらい。
アクセス傾向が分かるようになるので、重点的に内容を充実させるべきページを把握してサイトを改良していきたい。
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
※本サイトの内容は個人的見解であり所属組織とは関係ありません。