DNS サーバの1つ。
named-checkzone ゾーン名 ゾーンファイル
典型的には
named-checkzone example.com /etc/bind/db.example.com
など。
昨年から会社内で「Google Apps でカレンダー共有したい」という声があって、計算機管理者として頭にはあったんだけれど「メールがどうなるの?」「今までの Google ドキュメント上のドキュメントはどうなるの?」などがクリアでないので二の足を踏んでいた。
今のメールアドレスを Google Apps の Gmail に移行させると
といった問題が出る。 ということで、Google Apps は今のドメイン (ここでは example.com としておく)に apps サブドメインを作って apps.example.com としてそこで社内向けサービスとして使うことにした。
申し込みページから、ドメイン名の指定 (apps.exemple.com)・管理者の入力・管理者アカウントの作成を実行。 これで管理画面に入れるようになる。 そこでドメイン所有権の確認の指示にしたがって
googleffffffffxxxxxxxx(確認用の名前).apps IN CNAME google.com.
を example.com の BIND のゾーンファイルに追加。
ヘッダ用のロゴもばっちり設定。
各サービスごとに CNAME を設定する。
管理画面の指示に従ってゾーンファイルに以下を追加。
mail.apps IN CNAME ghs.google.com. calendar.apps IN CNAME ghs.google.com. docs.apps IN CNAME ghs.google.com. sites.apps IN CNAME ghs.google.com.
これで http://calendar.apps.example.com/ などで各サービスに入れるようになる。結局すぐにリダイレクトされてしまうから絶対必要ではないけれど、設定しておいた方が格好いい。
メールは今まで通りレンタルサーバで運用するので、Gmail はいいかなと思ったがサブアドレスとして使えるように一応設定しておいた。
管理画面の指示に従ってゾーンファイルに以下を追加。
apps IN MX 10 ASPMX.L.GOOGLE.COM. apps IN MX 20 ALT1.ASPMX.L.GOOGLE.COM. apps IN MX 20 ALT2.ASPMX.L.GOOGLE.COM. apps IN MX 30 ASPMX2.GOOGLEMAIL.COM. apps IN MX 30 ASPMX3.GOOGLEMAIL.COM. apps IN MX 30 ASPMX4.GOOGLEMAIL.COM. apps IN MX 30 ASPMX5.GOOGLEMAIL.COM.
これで username@apps.example.com 宛のメールは Google Apps の Gmail に届くようになる。
あとはまずは自分のユーザアカウントとテスト用のアカウントを作って、Google Apps の機能、特に共有関連についてチェック。 ここら辺の作業までで最初の申し込みフォームの入力始めから4時間ぐらい。 BIND は自社サーバ上にあるのですぐに反映させられたので、そのあたりの待ち時間が必要なかったのでその点は楽であった。
基本は Google アカウントで提供されている機能とたいして変わらないな。Standard Edition だからかもしれないが、思ったほどドメイン内のユーザ間での共有や管理者からの一括管理機能ってなくて拍子抜け。 Google カレンダーも基本はユーザ間で共有をかけていくみたいだし。
新しくドメインを用意してユーザ管理していくには Google Apps 導入は効果的そう。 逆に既に別にメールアドレスがあって、しかも皆個別に Google アカウント使って活用とかし始めちゃっていたりすると、また別に Google Apps アカウント作るから使ってねっていってもメリットを感じてもらえないと使われなくなりそう。
Google ドキュメントなんかは、個人で個別に発行した Google アカウント上にあるのが気持ち悪かったので、Google Apps 上にもってきてそこでドメイン内で共有していけるようになるというのは嬉しい。 それと Google Apps の Google サイトに Google ドキュメントを貼りつけることができるので、ドメイン内での情報共有に使えそう。Google ドキュメント上の共有だけだと、ナビゲーション的にどれがどのドキュメントかわからなくなって埋もれてしまいそうだったので、プロジェクト別に Google サイトを作れば良さそうだ。
しかしこれから Google Apps を活用していくにはガイドラインを作る必要あり。 スケジュールの共有は Google Apps 上でこのようにしてねとか、Google ドキュメントは個別 Google アカウント上ではなくて Google Apps 上で作るべしとか。
まずは何人かにモニター利用してもらって「これって便利」探しをしてみよう。
Naney (なにい)です。株式会社ミクシィで SNS 事業の部長をしています。
nDiki は1999年1月に始めたコンピュータ日誌を前身とする Naney の Web 日記(兼パーソナルナレッジベース)です。ちょっとしたノートは nNote にあります。
※内容は個人的見解であり所属組織とは関係ありません。