防災・停電対策のため地震後電池関連商品の品薄が続いている。 通勤時にヨドバシカメラをのぞいたり、昼休みに秋葉原をまわってみたりしながらぼちぼち必要分揃えてみた。以下記録。
[ 東日本大震災 ]
ニッケル水素電池についてはなぜか今まで eneloop には手を出さなかったんだよね。 eneloop が出る前から、安くて高容量のニッケル水素電池と評判の良かった充電器を秋葉原で買って使っていたし、その後個人的にニッケル水素電池利用ガジェットが減って需要があまり無くなったしということで。
地震直後の時点ではアルカリ乾電池を必要分確保しておけばいいかなと思っていた。 しかし今後しばらくは電気の供給量不足が続きそうな状況であることがわかってきて、いつ計画停電の対象地域に入って繰り返し停電する生活になるかもしれないということを想像すると、やはり充電池環境を再構築しておく必要があるかと。
地震後、ヨドバシカメラでは「単1形・単2形乾電池売り切れ(変換スペーサーも売り切れ) → 充電器売り切れ → eneloop 充電池自体は在庫あり」という流れだった。 充電器を買っておければ、eneloop 充電池自体は必要時に買い足しやすそうだ。
ということで Amazon.co.jp に eneloop 急速充電器があったので注文。即日発送で翌日には届いた。選んだのはコレ。
単3形・単4形兼用 2倍速・3倍速対応急速充電器 NC-TGR01 と単3形ニッケル水素電池 HR-3UTGA 4個セット。 eneloop 急速充電器は NC-TGR03 もあるけれど、残量チェック機能・リフレッシュ機能は不要なのでこちらを選択。
あとは別途単3形と単4形を4本ずつ買い足してだいたい OK といったところ。
それと単3形から単1形の変換スペーサーも秋葉原で買っておいた。 eneloop 純正だと以下。
単3形と単1形は容量がかなり違うので、スペーサーによる変換は緊急時の一時しのぎ用か単1形難民時用だと思っていた。 しかし計画停電みたいに「数時間もてばいい」というのが繰り返しある場合は、機器によっては「単3形充電池 + 単1形スペーサー」は意外にリーズナブルなのかもしれない。
懐中電灯・ラジカセ用に確保した単1形乾電池と単2形乾電池、普段から数十本買ってある単3形乾電池、フラッシュライト用に確保した単4形乾電池と CR123A、スマートフォン用に買ったeneloop mobile booster KBC-L2BS とこの eneloop らでだいたい電池はそろった感じ。
計画停電騒動を機に手持ちのフラッシュライトの見直し。
最初の2つはそこそこ明るいけどランタイムコストが高い CR123A だし、点灯時間が短い。 残りの3つは普通の単3形/単4形用でその点は問題無いのだがかなり暗め。
ということで LED フラッシュライトを新調。 選んだのは GENTOS 閃 SG-325。
SG-305 / SG-355B の後継機種。
単4形乾電池3本の小型 LED フラッシュライト。メーカー公称では150ルーメン。 2003年に買った SureFire E1E-HA + KL1-HA や Arc LSL-P より笑っちゃうぐらい明るい。LED も進化したな。 Arc LSL-P なんて15,900円(税別)出して買ったのに。こちらは3000円弱。 フォーカスコントロールもついていて使い勝手も良さそげだ。
質感の方は外装はまずまず。テールスイッチのゴムは E1e よりフニャフニャでびっくりしたけど実用上は問題無いよね。オレンジもちょっと派手だな。 電池ケースはチープで値段相応。 コストをかけるところ、かけないところのバランスが上手で安くできているのかな。
eneloop 公式対応でランタイムコスト的にも明るさ的にもメイン LED フラッシュライトはこれで決まりだな。
一方小型とはいえ常に携帯するにはまだちょっと大きいぞ。 もしもの時用の常時携帯はやはり Arc LSL-P にしよう。
しかしこの明るさを知ってしまうと、公称200ルーメンの SG-329 (CR123A x 1) も気になるなあ。
EDC (常時携帯)用に質感が高くて超小型な LED フラッシュライトFenix E05 R2を使うのがお薦め。
[ 製品レポート ]
停電対策として LED フラッシュライトをチェックしてGENTOS 閃 SG-325 を買ったんだけれど、フラッシュライト用の LED ってずいぶん明るくなってるのに驚いた。 SureFire E1e + KL1-HA やら Arc-AAA やら Arc LSL-P やらを買ってた2003年の頃とは全然違うのね。
GENTOS 閃 SG-325 は自宅常備用に1本と、持ち歩き用に1本買った。
自宅用としては SG-325 をメインに、バックアップとしては SureFire E1e + KL1-HA や ミニマグライト 2AA とかで OK。
持ち歩き用の SG-325 は身につけておくにはちょっと大きいのでバッグに入れておくとして、身につけておくのにはどれにするかと。今は Arc LSL-P を持ち歩いているんだけれどもうちょっと明るく、さらに CR123A ではなくて AA か AAA のものが欲しいなと。 CR123A を使うフラッシュライトはコンパクトでも明るいんだけれど、コストが気になってつい電池交換をケチってしまい暗いまま使い続けてしまって本末転倒になりがちだということがわかったので。
ということでここからは趣味レベルで携帯用 LED フラッシュライトを探してみた。 で辿りついたのが NiteCore EZ AA (NEW)。以下 EZ AA。 在庫があるところを見つけて購入。
写真左から以下。
Arc-AAA | LED | 単4形電池 x 1 |
Arc LSL-P | LED | CR123A x 1 |
ミニマグライト ソリテールライト | クリプトン球 | 単4形電池 x 1 |
NiteCore EZ AA (NEW) | LED | 単3形電池 x 1 |
SureFire E1e + KL1-HA | LED | CR123A x 1 |
GENTOS 閃 SG-325 | LED | 単3形電池 x 3 |
ミニマグライト 2AA | クリプトン球 | 単2形電池 x 2 |
長さはソリテールライトよりちょっと長いぐらい。テールランナーに突っ込んでおいても全然邪魔にならない。 キーチェーンに下げておくには大きい。
明るさはこの中では GENTOS 閃 SG-325 (eneloop 使用) について2番目(eneloop 使用)。 1m ぐらいだと SG-325 の方が若干明るいぐらい。 SG-325 はフォーカスコントロールレンズなのに対して、EZ AA はリフレクタということもあり EZ AA の方が中心から外側に向かってなだらかに暗くなっていく感じ。近距離だと EZ AA の方が見やすいかな。
単3形電池1本なので High Mode (160 ルーメン)だと 1.2時間しかもたないのだが、Low Mode (6ルーメン)だと32時間もつ(どちらもマニュアルより)。 多段階調光で好きな明るさを選べるので、明るさとランタイムを調整できるのも良いな。
またレンズを上にして立てられるように、テールがフラットになっているのも意外といい感じ。思った以上に安定して立つ。天井照射で室内を明るくすることができる。
ファーストインプレッションとしては質感・機能ともに満足。 Arc LSL-P と完全に交代できるな。
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
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