パケ・ホーダイを契約してから、MovaTwitter・RTM・モバイル Gmail などで携帯電話を活用するようになった。そんななか、決定打がないのが、ノートアプリケーション。電車の中などの隙間時間に、この nDiki の 下書きなどはケータイでできるようにしたい。
Google ドキュメントが使えればいいが、前年ながらまだiモードでは使えない。 メールベースでやる手もあるが、メモには良いものの再編集を繰り返したいようなものに難がある。
ということで自前でプライベート Wiki を立てそこに書き込んでみることにした。
使う WikiEngine はいつも通り自作の WiKicker。
書き込んだテキスト内のキーワードを nDiki へ自動リンクさせることができるので、パーソナルナレッジベースとして自分にとっては一番便利。書式も同じなので、Wiki に書いた下書きを、そのまま nDiki で使える。
肝心のケータイからの書き込みだが Ajax 等凝った技術を使っていないおかげで、問題なく FOMA 端末(D703i)からiモードで読み書きできた。WiKicker は UTF-8 でページを出力しているが、網側か端末側の処理かは知らないが今のところ問題なし。
なお認証は簡単に Basic 認証で済ますことにした。 安全とは言えないがそれほど重要なデータを置くわけではないしいいかな。 cookie は必要ないし WikiEngine に手を入れなくてもよいので、すぐできるのはコレ。
ユーザ名とパスワード付きのトップページ URL を端末でブックマークしておけば1発でアクセスできる。
これでケータイ(と PC)から使えるプライベート Wiki を設置できたわけだが、なにぶんもともとケータイをサポートしている WikiEngine ではないため、長いページの分割機能などはないのがちょっと不安。PageName で生成される URL が長くなった時の振る舞いもちょっと不安。
そこで Google Mobile Proxy (http://www.google.co.jp/gwt/n) 経由で Wiki を使うことにした。 ページを携帯端末向けに変換してくれる proxy で、Basic 認証もできるしフォーム の POST もできる。
Google Mobile Proxy 経由で見たページ内のリンク先も全て自動的に proxy 経由になるので、 PC 向け Web ページの URL を書いておけばそのまま携帯電話で見ることができる。
安全のためか、比較的短い一定時間立つと認証の再確認画面が表示されてしまうが、ユーザ名とパスワードを入力すれば、セッションは継続される。 テキスト編集に時間がかかってしまうと POST する時にひっかかってしまい認証の再入力がちょっと面倒だが、再認証が通れば POST リクエスト自体は有効で書き込みがロストすることはないようだ。
しばらくはこれで読み書きしてみよう。
予約していた SO905iCS を昨日買って帰ってきた。 とりあえず D703i から FOMA カードを差し替えて、電話帳・メール・ブックマークを赤外線で全件受信。
説明書を見ながらちょこちょこいじったり設定を変更したりしているところ。
以下ファーストインプレッション
D703i を使っていたのでずいぶん厚い機種に変えたわけだが、バランスはそんなに悪くない。 液晶画面側から見る限りは普通のスライド式のケータイである。
背面側から見るとスライドシャッターがあり、こちらはがらりと印象が変わってデジカメっぽい。 ただ質感はおもいっきりプラスチック。同価格帯の金属ボディのデジカメと比べると安っぽく感じるのはしかたないか。
塗装はすぐはげないかとちょっと心配している。 例によってクリスタルコートしておいた。
Cyber-shot ケータイとして、もちろん売りはカメラ機能である。 まだあまり撮影していないので、画質のほどはまだまだ未知数。
スライドシャッターオープンでカメラが起動するのは直観的で非常に便利。 起動時間が長いのはちょっと難だが、まあケータイとしては待てるレベル。
それとシャッターが独立したしっかりしたボタンというのもマル。 浅いが半押しも可能。
カメラ起動音が消せないのはちょっと解せない。 シャッター音が消せないのは今のケータイの流れとしてしょうがないと思うが(いや、やはり消せるようにして欲しい)、起動音までは不要だと思うのだけれどな。
顔認識はそれなりに認識してくれている感じ。スマイルシャッターLiteについては、笑顔を認識するもシャッターが切れるのが追いつかないのかなという印象だ。 一瞬の笑顔では間に合わないようだ。
それと高感度モードは 1M (1280x960) 以下の画像サイズの時しか使えない。 3M (2048x1536) を常用しようと思っていたので、ちょっと残念。
最初はうまくジョグが回らず、イライラした。 指が乾燥していたせいか。
CLIE の時と同じ指さばきでは駄目らしい。 カーソル中央の窪みの曲面に合わせて、指を押し当てる感じでなでるのが良さそう。
押下時にジョグが回転してしまわないかという不安感があるが、慣れれば問題なく押せるようになりそうだ。
D703i を使っていて便利だったブックマークのツータッチ登録と同等の機能がないのは辛い。 MovaTwitter や RTM、Gmail 等については D703i で「番号 + 下ボタン」ですぐにアクセスできたのだが、SO905iCS ではできない。
予約して発売日に買った SO905iCS、今日で使用丸1年。 Cyber-shot を冠したわりにはカメラの画質がすごい良いわけでもなかったことと、もっさり感で酷評されることが多かったケータイである。
以下1年使ってみた印象。
半押しできるシャッターボタンがあるので結構デジカメと同じ間隔で撮影できるという点ではなかなか良い。 レスポンスが若干悪いのと、常用している 5M 設定で撮影すると保存中しばらくブラックアウトしプレビューが出るまで時間がかかるのがちょっとリズムが狂う。 撮影結果の確認でフォーカスが合っていたかズーム表示で確認することがあるのだが、このズーム表示がかなり遅いのも×。
画質だが、プリントしようという気にはならないが Web 貼り付け用としてはもちろん十分。 色見についてはちょっと赤み傾向になりやすい。
画像データにカメラの縦/横位置情報が入るので、そのまま Flickr にメールアップロードして正方向を向けさせられるのは地味に便利。 GPS による位置情報も含めさせられるので、その場で写真を公開するのに何だかんだいって便利だ。
あと気になるとすればバッテリーの持ち。 カメラ機能は電池の消耗が激しいこともあって、ケータイとして使うことも考えてついつい撮影回数も控え目になってしまう。 もう少し電池がもつと嬉しい。
もっさりを感じるのは、受信メールのリスト表示画面に入るとき。 結構時間がかかるので、メールチェックがちょっと時間がかかるのがつらい。 それ以外は許容範囲。
POBox Pro 2.0 による入力は日本語については快適。英単語については入力しずらい。 前ケータイである D703i の ATOK + APOT では、先頭だけ大文字・小文字を変えた候補がでてくるのであるが、SO905iCS にはそれがないため最初の1文字だけ大文字であるような単語を入力するのが不便だ。
iモードブラウザについてはぜひタブブラウザであって欲しかった。 それ以外は容量などまあケータイではこれぐらいでしょうと思っている。
以外に諦めやすいというか繋りにくいことがあるというか、表示が正直であるというか。 通勤経路の電車内で D703i では大丈夫だったところでも SO905iCS だと圏外になってしまうことがままある。
デザイン的には結構気にいっている。 塗装が弱く角が剥げてきたのと、スライドレンズカバーのスライドがプラスチックが擦れるような感蝕なのがマイナスだがそれ以外は問題なし。
まあ何だかんだいってまだまだ現役でいけそうだ。
ソニー・エリクソンははたして Cyber-shot ケータイの後継機を今後出すのだろうか。出たとしても FOMA 端末が出るかどうかという話もあるな。 大切に使っていこう。
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
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