来年のプロジェクトのスケジュール/タスクを検討中。
先週末から GanttProject 1.0.3 を使ってちょこちょこ線表を書いて考えているのだが、まだこのソフト自体完成度が高くないのでいまいちタスク設定に集中できない。
(印刷以外において)これらの点で以前試した Project@Hand 2 が結構良かったのを思い出す。 もう一度インストールして試用してみる。
Palm OS 上での作業になるので画面は狭いものの表示が良くまとまっているので、小・中規模のプロジェクトなら十分。 前回の試用では使ってみなかったが、フィルター機能で指定したリソースだけ表示したりリソース未割り当てのタスクだけ表示だけできる。
プロジェクトのタスクのチェックに Progect も使ったりしているが、こちらはリソースの割り当て状況を確認するといった用途には向かない。
来年は Project@Hand 2 で行ってみるか。
ということでライセンス購入。$29.95 (USD) 也。
今後は
というコンビネーションで。
TQによれば
毎朝一〇分から十五分の時間を取って、その日の計画をしていただきたいとうことである。-- TQ - 心の安らぎを発見する時間管理の探究 p.195
だそうである。またこうも書かれている:
計画のために時間を使えば使うほど、全体にかかる時間は少なくてすむ。-- p.196
そういえば学生の頃から今まで何度か、朝あるいは就寝前に行動リストのチェックにトライしてみた事があったれども継続しなかったな。
今回はもう少しシステマティックに手法を適用して試してみよう。
ということで今日から30分早く起きて、計画を立てる時間にあててみることにした。 初日の今日は、DateBk5 にたまっていた To Do の整理も含めて、30分ほどかかってしまった。
フランクリン・プランナーは使っていないので、 DateBk5 ベースで「日課のリスト」作成ししばらく使ってみよう。
「DateBk5 (Palm) の To Do の優先度」を、「TQのABC価値分析における重要度 A、B、C」に対応付ける。A はmust、B は should、C は could。Palm の方は5段階あるので、A、B をそれぞれ2段階に分けてみた(意味があるかどうかは不明)。
Palm 優先度 | TQ 重要度 |
1 | A |
2 | A |
3 | B |
4 | B |
5 | C |
さらに TQ ではA、B、C のグループ内でそれぞれ優先順位順に番号をつけて A-1、A-2、…、B-1、B-2、… のようにする。 DateBk5 では直接この値を入力できない。 今回は DateBk5 が To Do を自動的にソートする事を利用して、項目名の先頭に NN: (NN は二桁の数字)をつけておくことで順序付けするようにしてみた。20: よりも 10: の方がリストの上の方に表示される。
あとは必要に応じて実行する時間を決めて、予定表の方に転記する。
で、実行。 リストの上(重要度+優先度の高いもの)から着手していく。
ここで「困難」なものはつい後回しにしたくなるが、できるだけふんばって上からこなしていく。
ちょっと辛どい時もあるけれども、項目が一つづつ完了していくと何とも気持ちが良い。
To Do のリストに溺れかけていたところに、真っ直ぐロープがはられた感じ。 TQ のABC価値分析における、must / should / coluld も明快で良い。
今まで、何となく1〜5の優先度をつけたあとに(重要なのかもしれないのに)緊急度や「やりたくない度」に応じて調整してしまっていた自分にも気づかされた。
松下君が PEG-TH55 を入手。 これでオフィスの Palm OS ユーザの割合が増えた。
ここら辺で自分が PEG-TJ25 で良く使っている Palmware を再確認してみよう。
Graffiti 2 は嫌。
予測入力。必須。
オートシフト機能を無効化。
PEG-TJ25 + Graffiti で境界またぎの大文字入力をするためにインストール (Graffiti 2 のままなら不要)。
予定表 + To Do
自分にとってキラーアプリ。
プロジェクト単位などで To Do、コミットメントなどを管理したい時に利用。
自分にとってキラーアプリ。
メモ帳の置き換えアプリ。
PEG-TJ25 は若干電源ボタンで電源オフしづらいので、ペンストロークで電源オフできるように。
しばらく操作をしないと輝度を落とす。バッテリー消費を押さえてくれる。
DA起動用。
ハードウェアボタンから AdA を起動するために使用。
BDAL と組み合わせて、ハードウェアボタンから起動できるアプリケーションを増やす。
特に置き換えてなかったな。
結局今のところ、数日毎に手動でメモリースティックに手動バックアップ。
DateBk5、AutoDimmer などのローカライズに使用。
DateBk5 でのTiny/Small表示用。
普段使っているものはこれぐらい。 あといくつか、たまにしか使わない Palmware (含む DA) がインストールされている。
基本的には
2本を中心に作業をしているといった感じ。
帰省中から、DateBk5 + Progect で GTD を運用してみることにしてみた。
派手な色を設定した「ラベル」To Do カテゴリを作成しておいて、各優先度毎にそれぞれ区切り用の To Do を登録。各優先度中ソート表示で1番上に来るように適当な prefix を To Do 名につけておく。
To Do 新規作成時には「優先度5」、「カテゴリ 収集バケツ」になるようにしておくことで、まずは収集バケツに突っ込んでおくことができる。
時間のある時に収集バケツから「やる/予定/次の行動/委譲して待ち/プロジェクト/いつもし」へ。
次の行動は【<状況名>】を prefix としてつけるようにして、ソートにより同じ状況のものがリスト内で連続して配置されるようにする。
「(GTDにおける)プロジェクト」は Progect 上の progress として整理。 そのプロジェクトの「次の行動」を優先度2の子actionとして入力し To Do Link で To Do リストに表示させるようにする。
ここで DateBk5 上の To Do からそれの属しているプロジェクトへジャンプできるようにしたい。これは PsLink の機能を使うことにする。例えば
【会社】[机の上を掃除する]
と入力しておく。 [、 ] を PsLink で Progect へのリンク用タグと設定しておくことで、To Do から1クリックで Progect 上のプロジェクトへジャンプできる。
これも収集バケツから Progect の方へ整理するようにする。
今までは To Do リストには行動不可能なもの(複数の行動で構成されているもの、ネタ、いつか/もしかしたら)が混在して、いつまでも残っている不快なものがあったのだが、これが整理されてすっきり。
1カ月半ほどTQのABC分析をベースに「日課のリスト」として To Do に入力していたのだが、重要度/優先順位づけが実践しにくかった。
今回は重要度/優先順位づけなしのGTDでやってみる。
GTDにおける「次の行動」を、現在 Palm 上 DateBk5 に状況別に To Do に登録して運用している。 しばらくやってみて、この「状況別」に整理しておくということの有り難さがよくわかった。 沢山ある「次の行動」のうち、現在あてはまら状況のものは気にかける必要がないからだ(どうせできないから)。
しかしここで同じ「状況」に沢山の「次の行動」が並んでいると、どれから手をつけるか迷ってしまうことになる。
GTDでは「行動を選ぶための基準となる四つのモデル」では、
の四つの基準に基づいて順に行動を選択する。
ということで事前に、必要と思われる時間を記入しておくことにしてみた。
すると、なんとなく面倒くさそうでついつい後回しにしていたものが実は10分ぐらいでできる事だったりすることに気がついたり。
これで実行フェーズの時に、最初の2つの基準は悩まずに選択できるようになった。
Palm の DateBk5 (+ Progect)で GTD を実践している。 「DateBk5 + Progect で GTD」でまとめたとおり、次の行動は To Do の機能を利用してリスト化している。
当初は「今日の分」の次の行動を「優先度1 の To Do 項目」とし、それ以外の次の行動を「優先度2 の To Do項目」として入力していた。 これにより優先度順の並び換えにより優先順位の高いものが上に来るため見やすいかなと考えていた。
その後、項目名に【状況名:時間】をつけて
【家:15】○○掃除 【家:30】データバックアップ
のように入力し、状況別のグループ化と時間順のソートをするようにするように方法を改良。 これによってGTDにおける「行動を選ぶための基準となる四つのモデル」の「状況」「利用できる時間」別にさっと目を通せるようになる。
しかしそうすると「今日の分」と「そうでない分」をわけてていることで、同じ「状況」の次の行動リストを2つに分断されてしまい、目でスキャンしなければならない場所が2カ所になってしまう。 これは不便。
ということで最近は、全て同じ「優先度2 の To Do 項目」として「次の行動」を入力し、そのかわり優先度の高いものはボールドや大きいフォントサイズを設定することで目立つようにしてみた。
この方がリストをチェックしやすい感じだ。
まだまだ運用方法には改善の余地あり。
ほぼ日手帳と Palm をどう使い分けようかと考えるために、自分にとっての Palm (主に DateBk5)の長所と短所を思いつくまま列挙してみた。
To Do の繰り越し・繰り返しについては、文句なしに紙の手帳より PDA の方が強い。 紙の手帳だと付箋紙で繰り越し To Do を扱う方法があり、実際一時期やったこともあったが続かなかった(多いと邪魔なのと、だんだん糊が弱くなってくるのと、見た目がちょっとなのと)。飽きただけなのかもしれないが。
スケジュール管理(含む GTD の「日時指定の行動」)は、ほぼ日手帳へ移してもいいかもしれない。 それ以外は、ひとまず DateBk5 に留保だな。
仕事をもらさず、先送りせず進めていくには
するのがひとつのポイントである。
Palm (To Do / DateBk5 / Progect) であったり、裏紙であったり、方眼ノートであったりに、To Do リストを書き出して終わるとチェックしていく。
Palm を使う場合は繰り返し機能やアラームが使えるが、入力が面倒。電池問題あり。 紙を使うとリストアップが速く、常時表示が可能。しかし階層化書きしていくのが面倒。 それぞれ長所・短所がある。
PC用のツールだとどうだろう。タスクをサブタスクにブレークダウンしていけるもので、Windows、Linux で動くものを探してみた。
Task Coach が良さそうなので、これを Debian GNU/Linux sid にインストールしてみる。
Task Coach 0.54 は Python 2.4.1 以上、および wxWidgets のための wxPython 2.5.5.1-unicode 以上が必要である。 sid の wxPython は Python 2.3 用なので Python 2.4 だとそのままでは使えない。
ということで、まずは Python 2.4 用の wxPython パッケージを作成してインストールするところから。 wxPython2.6-2.6.2.1-1.src.rpm から deb パッケージにする。
をビルドし、その後 deb パッケージ
に変換してインストールする。
apt-get install libgtk2.0-dev freeglut3-dev python2.4-dev rpmbuild --rebuild --define 'pyver 2.4' wxPython2.6-2.6.2.1-1.src.rpm cp /usr/src/rpm/RPMS/i386/wxPython* . fakeroot alien *.i386.rpm dpkg --purge python-wxtools dpkg --insstall *.deb
このままだと共有ライブラリが認識されないので、ld.so.conf を修正。
echo /usr/lib/wxPython-2.6.2.1-gtk2-unicode/lib > /etc/ld.so.conf /sbin/ldconfig
これでいけるかと思ったらなぜかロードできない。なぜ?
確認したらライブラリディレクトリの権限が 700 になっていた。
chmod 755 /usr/lib/wxPython-2.6.2.1-gtk2-unicode chmod 755 /usr/lib/wxPython-2.6.2.1-gtk2-unicode/lib
これでOK。
tarball を展開
tar zxvf TaskCoach-0.54.tar.gz
以上。
python2.4 TaskCoach-0.54/taskcoach.py
で実行できる。
TaskCoach-0.54-win32.exe がインストーラなので、実行するだけ。簡単。
基本的な機能はほぼそろっている感じだ。
リスト表示とツリー表示をタブで簡単に切り換えられるのが良い。
「ツリー表示の方でタスクをブレークダウン」していきそれぞれに期日を設定すると、「リスト表示の方で期日順に並べて表示して上から実行」していくことができる。
Task Coach の特徴として、各タスク毎のストップウォッチ機能がある。 これを使うとどのタスクがどれぐらい時間がかかったかを記録しておけるので、今後同じようなタスクを作成するときの時間見積もりに役立てることができる。
手元の環境だと uim との相性が良くないのか、途中で日本語入力ができなくなることがあるのが今のところ問題。その場合は Task Coach を起動しなおすことになる。
それ以外はなかなかいい感じ。
デスクワークはガンガンこれに突っ込んでアクションに分割していき、淡々とこなしてみますか。
今週から GTD の実装を見直して各種リストを整理している。
収集バケツにあるアイテムを処理する際に迷うのが「後でやる必要があるのだけれど……」てやつ。
例えば
のようなもの。
いつか/もしかしたらリストへ入れてしまうと定期的にレビューするとはいえ、タイミングを逸してしまう可能性があって不安である。 そのようなものをいつか/もしかしたらリストへ入れてしまうと、リストのレビュー頻度を上げて、かつ全スキャンが必要になりコストが高い。
ということで GTD 本を読み替えしてみる。
そうか 43 folders として実装されたりする備忘録ファイルがこの用途にはあるのか。
いや、もちろん本を読んでそういうツールがあることは知ってはいたけれど、GTD の処理フローチャートには現れないのでオプション扱いだと思っていたよ。
私自身、「備忘録」ファイルを使いだして何年にもなりますが、今ではこれなしではやっていけないほどです。-- 仕事を成し遂げる技術 p.228
う。かなり効果的なツールだったのか。 読み返すと、いろいろな個所で備忘録ファイルを使うと書いてあるし。
さっそく導入。
さすがに43個のフォルダは大変なので、まずは他とそろえてハンディピック 方眼17 で実装してみておく。 1日1ページ、月毎のページは1月を見開き2ページとして、ページに日/月を見出しとして全部書き込む。
で特定の日に受けとるアイテムはその日付のページに、月番号付きのチェックボックスリストとして書き込んでおくことにする。
これで朝1度その日のページをチェックすれば思い出すことができるので、忘れておくことができる。
このあたりはやはり DateBk5 (Palm) を使った方が便利なんだけれど、総合的に今回は一旦紙中心にしてみるということでこのようにしてみた。
しばらく使って使い勝手を確認して再検討することにしよう。
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
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