今年の8月に ATI fglrx ドライバを試してみたのだが、その際はうまく放っておいた X.Org X server の DRI / GLcore 対応をしてみた。
最初は fglrx をいじっていたけれど、fglrx Kernel モジュールをロードするとサスペンドできなくなってしまって NG。 いろいろ調べたところ、普通に radeon ドライバでもいけそうだということでその線で設定してみた。
環境:
lspci:
01:00.0 VGA compatible controller: ATI Technologies Inc Radeon Mobility M6 LY
HOWTO: 3D Acceleration in ATI Mobility Radeon M6 LY (and possibly others) を参考に、最終的に以下の /etc/X11/xorg.conf でいけた:
Section "Module" Load "bitmap" Load "dbe" Load "ddc" Load "dri" Load "extmod" Load "freetype" Load "glx" Load "int10" Load "record" Load "type1" Load "v4l" Load "vbe" Load "GLcore" EndSection Section "Device" Identifier "ATI Technologies Inc Radeon Mobility M6 LY" Driver "radeon" # Driver "ati" BusID "PCI:1:0:0" Option "BusType" "PCI" Option "AGPMode" "4" Option "AGPSize" "32" # default: 8 Option "AGPFastWrite" "false" # More stable this way. Option "SWcursor" "true" # More stable this way. Option "EnablePageFlip" "true" # Faster. Option "EnableDepthMoves" "false" # More stable this way. Option "RenderAccel" "false" # More stable this way Option "AccelMethod" "XAA" # or XAA, EXA, XAA more stable Option "DDCMode" Option "SubPixelOrder" "NONE" Option "ColorTiling" "false" # More stable this way. Option "DynamicClocks" "true" Option "bioshotkeys" "True" Option "XAANoOffscreenPixmaps" "true" # More stable this way. VideoRam 16384 EndSection Section "DRI" Mode 0666 EndSection
glxinfo で
direct rendering: Yes
となっていることを確認。
設定途中 GLcore をロードするように設定すると、glxinfo の実行で必ずフリーズしてしまい困っていたのだが、これについては VideoRam 16384 を設定することで動くようになった。
ThinkPad X31 2672-PHJ の仕様を見るとビデオメモリについて「16MB ※ ビデオRAMとして使用されるメイン・メモリーの容量は、BIOS等で設定変更することはできません。」とあるので、この辺りが関係しているのかもしれない。
これで以前試した時は表示がおかしかった Google Earth が (動作的にはまだ重いけれど)動くようになった。
glxgears -printfps は
1311 frames in 5.0 seconds = 262.094 FPS 1303 frames in 5.0 seconds = 260.458 FPS 1289 frames in 5.0 seconds = 257.793 FPS 1315 frames in 5.0 seconds = 263.000 FPS 1317 frames in 5.0 seconds = 263.344 FPS
といったところ。 xorg.conf の設定が Web サイトを参考に安全側にふってあるので、いじればもう少し速くなるかもしれない。
以前から遠くに見えて気になっていた、上が斜めになっていてそこが夜になると光っているアレ、パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワーのようだ。武蔵小杉か。
東京だと Google Earth あるいは Google マップの Earth ビューで、地図を傾けてそれっぽい方角でそのビルを探す。ある程度距離があると LOD がかかって遠くのものは表示されないので、手前の建物などを目安に Earth 上を進んでいく感じ。
目星がついたら Google マップ上でその目星で右クリックし「距離を測定」を選んで、見ている地点までの距離を測る。そうすると地図上に直線が引かれるので、その直線上や左右にある建物などの位置関係が実際に見えている並びと違わないか確認する。
で景色とあっていればビンゴ。
ちなみに自分の環境 (Linux 上の Google Chrome) だと Google マップがライト モードで Earth ビューが使えなかったので、iOS デバイスや Android デバイスに Google Earth アプリを入れて確認した。どちらも良く落ちるのはメモリの関係なのかな、騙し騙し使った。
風景にある建物が何であるかわかるといろいろ想像が膨らんで楽しい。
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
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