昨日の夜 HipChat と Slack をお試しで使い始めた。
LINE グループでやりとりはぴんこーんという通知が心理的に重いし履歴を遡るのが大変し bot 連携できない。IRC は 踏み台経由のアクセスや ZNC や Tiarra を使った個別履歴管理は誰でも使えるわけではない。やはりどこからでも使えるグループチャットを1つ導入したいなーと。
Slack の方が機能が多い分ごてごてした印象がある。IRC に変わるグループチャットとしては HipChat ぐらいで十分な気がする。どちらも webhook が使える(HipChat の方は実際に Perl スクリプトから呼んでみた)ので bot から通知を送るのは問題ない。
大きな違いは組織単位。複数の組織で別々に HipChat を採用している場合は、それぞれ別アカウントを作る必要があり、また現在のところクライアントアプリは都度サインアウトして入りなおす必要がある。会社で個別部署で使い始めるとかなり面倒なことになる危惧がある。 Slack の方はメールのドメイン単位で勝手にまとまるのでその点の問題はないが、きちんとオーソライズされていないとカオスになるかもしれない。
料金的には Slack は無料で結構使える印象なのに対して、HipChat は無料は5人までなので最初の30日間のトライアル期間に評価して良いなら有料プランにする必要がある。ここら辺は予算・決裁の話などもからむので Slack の方が導入しやすいかな。
サービス可用性や安全性について HipChat の方が Atlassian ということ Slack に比べてちょっと安心感がある。気持ちの問題レベルかもしれないけれど。
Slack って登録するメールアドレスのドメインで属するチームが決まってそれでしか使えないかと思ったんだけれど、サインアップする時に
Trying to create a team? Request an invitation to create a new one.
の方を選ぶと(たとえそのメールアドレスで既に Slack のチームに属していても)、新しいチームが作れたのであった。
前に登録した時に先行者のチームに誘導されて入ってしまったのは、そのチームの Signup Mode が Any email address from these domains になっていてそこで指定したドメインと自分のメールアドレスのドメインが同じだったからみたい。
Slack の設定としては、やりとりの内容上きちんとチームメンバを管理したい場合は Invitation only にもできるようになっていた。
同じメールアドレスで複数のチームに入ったりチームを作ったりできるし、サインインしなおさずに切り替えて使えたりするしで、その点 HipChat に比べて便利でいいなあ。前に HipChat の方がいいかもと思ったけれど、これなら Slack の方が気軽に導入できる。
LINE グループは mention 通知という概念がなく、そのグループのトーク全体での通知ON/OFFしかなくて厳しい。やはり Slack 導入しよう。
HipChat は first name と last name を要求するところがイケてないので last name を LEFT-TO-RIGHT OVERRIDE (LRO) U+202D にした。
IM によって入力方法が違ったりして U+202D の入力方法を覚えていないので HTML ファイルに書いたのを Web ブラウザで表示させてコピー&ペーストして入力。
Naney ‭!
と HTML ファイルに書いて Web ブラウザで「Naney !」と表示されているところを範囲選択しコピーし、そのあと HipChat の full name のところにペーストする。そして「!」をバックスペースで削除して保存。
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
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