普段は mlterm 上で ls しながらボチボチファイルの整理をするのだが、さすがにファイルが増えてしまっているファイル・ディレクトリはちょっとかったるい。 定期バックアップを前にいらないファイルをチェックして捨てたいので、なんかファイルマネージャを使おう。
この間 Nautilus 2.10.1 を使ってみたが、いまいち使い勝手がよくないので今日は Konqueror 3.4.2 にしてみた。 ほう。こっちの方がいいね。 GTK+ / GNOME派 か Qt / KDE 派かといわれれば前者の方を使う機会が多かったのだが、後者もなかなかいいなと思ったり。
大学で NEXTSTEP に慣れ親しんだこともあって X のウィンドウマネージャ は AfterStep、Window Maker とずっと NEXTSTEP の look and feel を持つものを使ってきた。
しかし昨年秋ぐらいに Konqueror をちょっと使うようになったり、KNewsTicker を使うために KDE パネル (kicker) を表示するようになったりするようになってから、だんだん KDE 臭くなってきた。
KDE パネルを表示していると Window Maker のアイコン列とのおさまりが悪いし*1、ノート PC の狭い画面を効率的にも使っていない感じになってきた。
ということで、おもいきってウィンドウマネージャも KWin にしてみた。 現時点で使っていた dock app (wmclock、wmbutton、wmtop) は同等の機能をもつ GKrellM プラグインで代替。 GKrellM 用の asclock /wmclock ライクな時計が見つかっていないのがちょっと残念だが、画面すっきり。
KWin への切り換えであるが、てっきり .xinitrc で wmaker を起動するかわりに kwin を起動すれば良いのかと思ったらそれではうまく動かず。かわりに .xinitrc で startkde するようにしたら動くようになった。 そういうものなのか。
会社のサーバに Web 用のファイルを置く作業を頼まれる。 ちょこちょこ更新があるので、毎回 scp でコピーするのも面倒臭い。 新しいサーバでまだ shfs + autofs の設定もしていないし。
ということで Konqueror から簡単にアクセスできないか確認。ちなみに Konqueror だと
smb://ホスト名/ | SMB でアクセス |
で Samba 公開ディレクトリに smbmount などすることなく、簡単にアクセスできる。
SSH 関連についても確認してみた。以下の2つが利用できる
sftp://ホスト名/ | sftp でアクセス |
fish://ホスト名/ | fish でアクセス |
fish は POSIX 互換のリモートコンピュータに対して使えるもので、cat、 chgrp、 chmod、 chown、 cp、 dd、 env、 expr、 grep、 ls、 mkdir、 mv、 rm、 rmdir、 sed、wc あたりを使うらしい。
どちらも Konqueror から shfs でマウントしたディレクトリにアクセスするよりも動作が軽快なので、ちょっとしたファイル転送や編集ならこちらを使った方が便利そうだ。
以前社外から社内 Web サイトへのアクセスは autossh + FoxyProxy を使って SOCKS 経由で直接できるように設定した (記事)。 また Unison や Subversion もそれぞれ SSH port forwarding 経由で直接アクセスできるようにしてある (Unison の記事、Subversion の記事)。
しかし社外から社内サーバへの SSH 接続(やファイル転送)は、以前として一旦中継ホストに接続(転送)してから再度接続(転送)していて面倒であった。
調べたところ Shun-ichi GOTO氏の SSH プロキシコマンド connect.c を使うと SOCKS サーバ経由で直接接続できるようなので設定してみた。
[クライアント:8090] -- SOCKS -- [ゲートウェイ] -- [社内サーバ] gw.example.com 192.168.1.x
Debian なので apt-get で。
apt-get install connect-proxy
~/.ssh/config に以下の行を追加。
Host 192.168.1.* ProxyCommand /usr/bin/connect-proxy -S localhost:8090 %h %p
192.168.1.* に接続する際は、connect-proxy を使ってローカルホストの 8090 ポートの SOCKS を通るようにする設定。
autossh を使って SSH で SOCKS サーバを立てる
autossh -N -f -D8090 gw.example.com
これで準備 OK。
ssh 192.168.1.x
で接続を確認。
fish://192.168.1.x/
で直接ブラウズ、読み書き可能なことを確認。
普通に 192.168.1.x と同期できることを確認。
普通に 192.168.1.x 上のリポジトリに対して cvs update できることを確認
普通に 192.168.1.x 上のリポジトリに対して svn update をかけるとアップデートし終わって最後に
FATAL: output (local) failed, errno=32
というエラーがでる。
Subversion だけちょっと気がかりだれど、その他はうまく行っている感じ。
これでかなり手軽に接続、転送できるようになった。 便利、便利。
一時的に connect.c を通らないで直接接続する際には 'ssh -o ProxyCommand=none' とする。
例: SVN_SSH='ssh -o ProxyCommand=none' svn update
Google より、ついに Google デスクトップ Linux 版がリリースされたのでインストールしてみた。 サイドバーなどの機能はないが、もちろんデスクトップ検索機能備えている。
Debian 用のパッケージ (google-desktop-linux_1.0.1.0060_i386.deb) があるので、これをインストールすれば OK。 インストールは楽ちん。
KDE を使っている自分の場合、K メニューに「Google デスクトップ」が追加されるので、ここから Google デスクトップを起動する。あとは Windows 版と同様にインデックス関係の設定をしたらおしまい。 じわじわとインデックスが生成されていくのを待つ。
Ctrl キー2クリックで表示される「クイック検索ボックス」あるいは、Web ブラウザの検索画面から検索ができるようになる。 検索結果画面から各ファイルへのリンクは、Konqueror および関連付けされているアプリケーションで開くようになっている。
Beagle はアイドル中に CPU パワーを食いすぎるので、結局アンインストールしてしまったが Google Desktop ではどうだろうか。
Windows 向け KDE のインストーラが公開された。 一昨年の4月ぐらいから、Linux デスクトップは KDE ベースにして使っていることもあって、Windows でも(ファイラとして) Konqueror を使ったりしたいと思っていたので、早速 Windows XP BOX にインストールしてみた。
インスーラはネットワークインストール用のもので、必要なパッケージを選ぶとダウンロードしてインストールされるタイプ。
うまく入ったみたいなので、さっそく Konqueror を起動してみた。
……なんかかなりもっさりしているな。 fish も使えないや。 [Settings] -> [Configure Konqueror...] してみたら落ちた。
うーん、まだ駄目っぽい。 今後に期待。
Windows で写真のブラウズとスライドショーでの閲覧に使うソフトウェアを選定中。 Linux でずっと使っている写真管理ソフトウェア digiKam をチェックしたら Windows 版バイナリのインストーラがあったのでインストールしてみた(digiKam-installer-4.9.0-win32.exe)。インストーラが 232MB あって結構大きいなと思ったんだけれどインストールしたら 1GB 以上のインストール容量でさらにびっくり。Konqueror とかも同梱されていたりと KDE の主要なものまるっと入っているっぽい。富豪的。
起動すると見慣れた画面。いけそう。ただ Windows 7 のエクスプローラから写真ファイルを KDE のペインにドラッグ&ドロップでコピーしようとしたら重複確認ダイアログが出て(KDE のアルバムフォルダ側は空の状態)、しかもキャンセルするとコピー元の写真側が OS のごみ箱に入れられてしまったりとちょっと危険な挙動をした。digiKam 内でコピー・移動させる分には問題ないので、普通の Windows アプリケーションとの間ではドラッグ&ドロップを気をつければ良さそう。
ということでひとまず第一候補。
ちなみに昨日 Windows Essentials 2012 に入っている「フォト ギャラリー」というソフトウェアも試してみたんだけれど、こいつはタグその他の情報を写真ファイルに直接書き込んで更新してしまうタイプだったので NG だった。元ファイルを書き換えてしまうの嫌い。
ちなみに digiKam は SQLite データベースに管理情報を書き込むので元のファイルを書き換えないので良い(オプションで画像ファイルにメタ情報を書き込む運用もできる)。
OS X でも digiKam 使いたいと思っているんだけれど MacPorts での提供になっている。 Homebrew 使い始めているので MacPorts は入れたくないなと思っていてちょっと考え中。
Naney (なにい)です。株式会社ミクシィで SNS 事業の部長をしています。
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