TrueCrypt 4.2a は以前 Debian GNU/Linux にインストールしたのだが、ずっとアップデートしていなかったのでビルドしなおすことにした。 以前と依存ライブラリが変わっている。
apt-get install libfuse-dev
その他にも必要なものがあると思うが、既にインストールされていてどれが不足かちょっと不明。
どうもバージョンが異なるのか、うまくビルドできなかったのでいくつかは本家から取ってきた。
ヘッダファイルのみ。
cd /tmp mkdir PKCS cd PKCS wget ftp://ftp.rsasecurity.com/pub/pkcs/pkcs-11/v2-20/cryptoki.h wget ftp://ftp.rsasecurity.com/pub/pkcs/pkcs-11/v2-20/ct-kip.h wget ftp://ftp.rsasecurity.com/pub/pkcs/pkcs-11/v2-20/opt-pkcs11.h wget ftp://ftp.rsasecurity.com/pub/pkcs/pkcs-11/v2-20/pkcs-11v2-20a3.h wget ftp://ftp.rsasecurity.com/pub/pkcs/pkcs-11/v2-20/pkcs-11v2-20a3d3.h wget ftp://ftp.rsasecurity.com/pub/pkcs/pkcs-11/v2-20/pkcs11.h wget ftp://ftp.rsasecurity.com/pub/pkcs/pkcs-11/v2-20/pkcs11f.h wget ftp://ftp.rsasecurity.com/pub/pkcs/pkcs-11/v2-20/pkcs11t-consolidated-d1.h wget ftp://ftp.rsasecurity.com/pub/pkcs/pkcs-11/v2-20/pkcs11t.h wget ftp://ftp.rsasecurity.com/pub/pkcs/pkcs-11/v2-20/pkcs11t.h.org
wxWidgets のソースを /tmp 以下に展開。
cd /tmp tar xvzf wxWidgets-2.8.9.tar.gz
TrueCrypt の Readme.txt に従って wxWidgets を TrueCrypt の Makefile 経由でビルドして静的リンクする。
cd /tmp tar zxvf TrueCrypt\ 6.1a\ Source.tar.gz cd truecrypt-6.1a-source make PKCS11_INC=/tmp/PKCS WX_ROOT=/tmp/wxWidgets-2.8.9 wxbuild make PKCS11_INC=/tmp/PKCS WX_ROOT=/tmp/wxWidgets-2.8.9 WXSTATIC=1
できあがった truecrypt バイナリをコピー。
chmod 755 truecrypt chown root:root truecrypt cp -a truecrypt /usr/bin
/etc/sudoers に
naney ALL=(ALL) NOPASSWD: /usr/bin/truecrypt
を追加。
Linux でも Windows 版とほぼ同様の GUI が使えるようになって、何だか笑えた。 なおマウントの際に、Linux kernel 2.6.24 以上でないとよろしくないと警告が出る。 kernel も更新しなければならないな。
ThinkPad X31 に入れている Debian GNU/Linux sid でしばらく Linux kernel 2.6.23 を使っていたが、TrueCrypt 6.1a を入れたら「2.6.23 以下じゃヤバいよ」と表示されたので 2.6.26 にアップデートすることにした。 Debian 標準イメージを入れてみたが、やはり今まで通りサスペンドできないので、今回もビルドしなおし。
#apt-get build-dep linux-image-2.6.26-1-686 #apt-get install linux-source-2.6.26 aufs-source madwifi-source #exit $mkdir -p /usr/local/src/linux $cd /usr/local/src/linux $tar jxvf /usr/src/linux-source-2.6.26.tar.bz2 $cd linux-source-2.6.26 $cp /boot/config-2.6.26-1-686 .config $make menuconfig $make-kpkg clean $fakeroot make-kpkg --initrd --revision=sebastian.1.0 kernel_image $cd .. $su #dpkg -i linux-image-2.6.26_sebastian.1.0_i386.deb
最初は 2.6.23 の時のソースツリーで make menuconfig したのと見比べながら素から設定したのだが起動中 hda のハードウェアの認識(?)で止まってしまった。 なのでとりあえず起動する .config は Debian 標準イメージのものをベースにすることにした。 変更は ACPI を外して APM を追加した程度。
Debian 標準イメージは IDE も ext3 もモジュールになっていて initrd 使わないと起動できないので今回から --initrd を指定してビルドすることにした(一度忘れてビルドして起動したら何度かアチャーしたことのある kernel panic になった)。
再起動。起動後 cpufreqd が動かなかったが、modprobe speedstep-centrino したら今までどおり cpufreqd が立ち上がって省電力化できた。
次に MADWIFI をインストール。こちらも問題なく接続。
#module-assistant prepare #module-assistant auto-install madwifi
aufs は前回の方法で udba=inotify できるモジュールを作成。
TrueCrypt もテストして警告を出さなくなっていることを確認。 火曜日ぐらいから、ちんたら何度かビルドしないしながら昨日ここまで辿りついた。 めでたしめでたし。
しかし Debian 標準イメージの .config 級の設定だとビルドに1回2時間前後だったかかかるようになった(nice 下だけれど)。 トライアンドエラーしはじめるとかなり時間がかかるな。
ここ最近 ThinkPad X31 の Debian GNU/Linux sid が調子が悪い。 いろいろ調査・トライしてみている途中の状態をメモ。
アプリケーションや X の不具合などと重なって unstable 全開だ。
Linux kernel については各種パッケージの更新に追いつけなくなっているようなので、アップデートをかける必要がありそう。
Debian GNU/Linux の標準イメージを使ってみたが、ThinkPad X31 では例によって ACPI では蓋の開閉でサスペンドしない。 APM を使うようにした Debian kernel パッケージ構築が必要。 しかし今年の2月に 2.6.26 をビルドした時(記事)から、いろいろ変更があったようで一筋縄ではいかなかった。 以下は最終的な手順(たぶん)。
#apt-get build-dep linux-image-2.6.30-2-686 #apt-get install linux-source-2.6.30 aufs-source #exit $mkdir -p /usr/local/src/linux $cd /usr/local/src/linux $tar jxvf /usr/src/linux-source-2.6.30.tar.bz2 $tar zxvf /usr/src/aufs.tar.bz $emacs modules modules/aufs/Makefile $cd linux-source-2.6.30 $cp /boot/config-2.6.30-2-686 .config $make menuconfig $make-kpkg clean MODULE_LOC=/usr/local/src/linux/modules fakeroot make-kpkg --initrd --revision=sebastian.1.0 kernel_image modules_image $fakeroot make-kpkg --initrd --revision=sebastian.1.0 kernel_image $cd .. $su #dpkg -i linux-image-2.6.30_sebastian.1.0_i386.deb aufs-modules-2.6.30_0+20090302-3+sebastian.1.0_i386.deb #update-initramfs -c -k 2.6.30 #update-grub
MADWIFI はもはやコンパイルが通らなくなっていた。 試してみたところ ath5k で通信できるようになっているではないか。modprobe ath5k すると wlan0 が使えるようになった(MADWIFI の時は ath0)。
initrd 関係は結構はまった。 最初いつも通りビルドして dpkg した後再起動したのだが、"Unable to mount root fs on unknown-block(0, 0)" が出て先にすすまない。 IDE まわりや ext2、ext3 まわりを M から y にしても駄目。 何度か試しているうちに、 linux-image を dpkg --install した際に実行される update-grub のメッセージで自分で作った Linux kernel だけ initrd 関係の処理がされないことに気が付いた。 自前で update-initramfs したらようやく 2.6.30 が起動するようになった。
2.6.30 にすることで起動時の udev の警告は解消された。 しかしながらサスペンドはまだ駄目。 復帰時にフリーズする。 やはりパワー関係の処理があやしい。今は AC アダプタを外しても KPowersave は気付かない。
もう少しおっかける必要がありそう。
対応できるまではサスペンドできず。毎回起動したりシャットダウンしたりするの面倒くさーい。
壁掛け時計設置。リビングのどこからでも時刻がわかるようになった。
それから Norton Internet Security の有効期限が切れていたので、箱で買ったプロダクトキーを入力。以前は 2012 とか 2013 とかついていたけど、もう版はつけなくなったのね。
それから「やはり ThinkPad X200 + Debian GNU/Linux sid が熱いの嫌なのでなんとかならないかな、もしかして cpufreqd が効いてない? GKrellM で表示しているクロック数最近下がんないしなぁ。」と思って調査したり。/etc/cpufreqd.conf いじったり、Linux kernel 3 系になってから駄目になったのかなと思って 2 系で起動して試してみたり。表示変わんないなーと思って cpufreq-info でチェックしてみたら、なんのことない 800 MHz とかまできちんとオンデマンドで下がってた。GKrellM の表示が追随できてなかっただけだったらしい。がくし。
それから妻がスマートフォンからもいわゆる PC メールを送受信できるようにしてあげるため、メールの管理方法を変更した。現時点でもメールはいったん POP3 で Gmail で取得させて、その Gmail から POP3 で PC 上の Thunderbired で受信するようにはしてあるんだけれど、このままだとスマートフォンでも使うのに不便なので、いよいよ PC からは IMAP を使うようにした。
Thunderbird で IMAP 用のアカウントを追加し、POP 用のアカウントから手動でフォルダ単位で IMAP 側にコピー。これで手元にあるメールをいったん全て Gmail 上にアップロード。
Gmail 側で放置状態だった受信トレイについて あとは Web ブラウザ上で適宜メールを既読・アーカイブし、最近届いたもののみ受信トレイに残った状態に。
15年分ぐらいのメールではあるけれども8,000件弱ぐらいなので、まあ今晩だけで整理できた(自分だと Gmail 上に104,000件ぐらいメールがある)。
明日使い方の説明をしよう。
Naney (なにい) です。株式会社MIXIで SNS 事業の部長をしています。
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